簿記1級を取得するメリット4つ+α【実体験】【会計士が解説】

簿記1級に半年合格するための手法を、私のnoteで限定公開しました。

私が半年合格した戦略手法を全て公開しているので、内容の質は高いです。

>>簿記1級に短期合格するための具体的手法 【2020年版】

 

こんにちは、公認会計士のロディです。

簿記1級に半年で合格できたので、3年後に公認会計士になれました。

これから「簿記1級を取ろうかな?」と考えている方にとって、簿記1級のメリットは気になりますよね。

そこで本記事では、「僕が簿記1級を取得して実感した4つのメリット」をご紹介します。

 

 本記事の想定読者

  • これから簿記1級を取得しようか、検討中の方

 本記事から得られる内容

  • 実体験に基づく、簿記1級を取得する4つのメリット
  • 簿記1級を勉強するための動機付け
  • 短時間で合格するための「コツ」

 

簿記1級を取得したメリットは4つありました。【実体験】

僕が簿記1級を取得して感じた4つのメリットは、次のとおりです。

 

 簿記1級を取得して感じた、4つのメリット

  • 様々な国家資格に活用できる
  • 公認会計士試験への「適性判断」ができる
  • 就活・転職のアピール材料になる
  • 成功体験を作れる

以下、実体験も踏まえてお話します。

 

簿記1級のメリット① 様々な国家資格に活用できた

簿記1級を取得したことで、他の多くの資格取得に役立ちました。

僕の場合は、簿記1級を取得した後、次のような資格も続けて取得できました。

 

 簿記1級の取得後、実際に合格した国家試験

  • 公認会計士
  • 税理士(簿記論)
  • 中小企業診断士(財務会計)
  • ファイナンシャルプランナー(FP3級)

 

簿記1級は、本当に数多くの「資格試験」と親和性があります。

例えば税理士(簿記論)は、簿記1級と範囲が非常に被っており、少し勉強するだけで取得できてしまいます。

僕の場合は、その後「公認会計士」を目指して進み、3年後に合格しました。

税理士や中小企業診断士、FPという将来も全然有り得ましたね。

なお、税理士(簿記論)は簿記1級合格後100時間程度勉強し、合格できました。

中小企業診断士は、(正確に時間を集計していませんが)100~150時間程度、という印象です。

FP3級は、15時間程度で取れました。

 

ちなみに大学は工学部の建築学科を卒業しており、バックボーンとは関係のない職業に転職できるのも会計(簿記)の魅力ですね。

また、その他に「簿記1級」と親和性のある資格は、次のとおりです。

 

 その他、簿記1級と親和性のある資格

  • 米国公認会計士(USCPA)
  • 社会保険労務士
  • 建設業経理士

一言で「簿記」と言っても、業界や国によって、会計処理は少しずつ変化します。

建設業には建設業の会計処理がありますし、医療法人、学校法人など、業界が変わると会計処理は変化します。

まずは簿記1級で基礎を固めることで、将来の選択肢を増やすことができて便利です。

 

また上述のとおり、簿記1級は非常に多くの資格試験と親和性があるため、仮に簿記1級に合格できなかったとしても、他の資格へシフトできるというメリットがあります。

不合格になった場合にも、それまでの勉強が無駄になるわけではない為、失敗した場合のリスクヘッジもしやすいという訳ですね。

簿記1級は難易度の高い試験ではありますが、これほど汎用性の高い資格も珍しいのでは、思います。
>>ネットスクールで簿記1級を取る。

 

簿記1級のメリット② 公認会計士試験への「適性」を見極めることが出来た

日商簿記1級は、公認会計士試験への登竜門と言われています。

公認会計士試験の科目に「会計学」があり、簿記1級の範囲がすべて含まれるためです。

なお具体的には、公認会計士試験全体の約10%が簿記1級の範囲である、と言われています。

この割合は信ぴょう性が高いと感じており、僕が実際に合格に要した時間は、

  • 簿記1級 :700時間
  • 公認会計士:7,350時間

でした。
>>関連記事:簿記1級の合格に必要な勉強時間は?【実績公開】
>>関連記事:会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?

「公認会計士試験の合格までの勉強時間」の約10%の時間で簿記1級に合格したので、わりと正しいです。

 

 なぜ簿記1級が公認会計士の「適性判断」になるのか?

上述のとおり、公認会計士試験に合格するためには、非常に多くの時間を要します。

そのため、いきなり公認会計士を目指すにはリスクが大きいでしょう。

そこで、公認会計士を目指す前に、何かしらの親和性の高い資格試験を学習することで、自信の適性判断を行う必要があります。

ここで使えるのが、簿記1級なのです。

 

公認会計士試験の科目は全5科目(700点満点)ですが、このうち「会計学」という科目が占める割合は300点分です。

全得点の半分近くを「会計学」が占めるため、会計学を制した人が公認会計士試験を制す、とも言われています。

会計学への適性は簿記1級で判断できるため、簿記1級に合格できれば、公認会計士試験に合格できる可能性も非常に高いと考えられます。

 

まずは簿記1級の合格を目指して勉強し、もし「自分には合わないな…」と気付いたとしても、その時点では「公認会計士試験の10%の勉強時間」だけでの消費で済みますから、撤退するという選択も可能でしょう。

これがもし、7,000時間勉強して「やっぱり自分は会計士に向いてない」と気付いた場合、色々なことが手遅れになります。

この適性判断に最も適しているのが、簿記1級です。

「簿記2級でも適性判断にならないか?」という声もありそうですが、簿記2級では判断できないと思います。

というのも、簿記1級と簿記2級では、大きく勉強法・勉強スタイルが異なるからです。
>>関連記事:簿記1級の勉強法を、公認会計士が教えるよ。【実践的勉強法】

こうした理由から、「簿記2級は一度不合格になってしまったけど、簿記1級はストレートで合格できた」という方が意外にも多いわけです。

 

 実際に、簿記1級で「適性判断」ができたのか?

上記の理由から、僕は公認会計士を目指す前に、まず簿記1級の取得を目指しました。

わりと合理的なロジックだと思うので、納得できる方も多いと思いますし、そのまま実践していただいて問題ないと思います。

しかし、これはあくまで「勉強前」のロジックでして、「合格後の実感」はどうなの? というのも気になるかと思います。

 

(僕の場合の)簿記1級合格と公認会計士試験合格の流れは、次のとおりです。

  • 2009年12月:簿記1級の勉強スタート
  • 2010年5月:公認会計士の勉強スタート
  • 2010年6月:簿記1級 合格
  • 2013年8月:公認会計士 合格

という流れです。

見ていただくと分かりますが、簿記1級を取得する1ヶ月前に、公認会計士の勉強をスタートしています。

この理由は、「全国模試を受けた感触で、これなら簿記1級は合格しそうだな」と感じたためです。

勉強を進めている中でも、さほど簿記1級の学習に苦痛を感じなかったため、「この調子なら、たぶん公認会計士もイケる」と感じ、すぐに予備校の公認会計士講座に申し込みました。

 

そして、公認会計士試験には1度不合格になってしまいましたが、2度目の受験で合格できました。

 

大学時代の偏差値は40だったので決して頭の良い方ではありませんでしたが、3年間の勉強で公認会計士試験に合格できたので、適性判断は正しかったと感じています。

予備校内での成績も「会計学」に関して言えば常に成績上位でして、全国模試でも毎回A判定でした。

全科目の約半分を占める会計学を得意としていたため、他の苦手科目をカバーできており、戦略としても成功していました。

というわけで、簿記1級は公認会計士試験への適性判断として、非常に有効だと実感しました。
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簿記1級のメリット③ 就活・転職のアピール材料になる

簿記1級を取得することで、就活・転職の際に次のメリットを得られます。

  • 書類通過率が高まる
  • 面接時の「志望動機」が書きやすい

 

 書類通過率が高まる

簿記1級が難関資格であることは、一般に周知されています。

「難関資格に通過できる知力があること」を証明できるため、就活における書類選考の通過率は高まります。

簿記2級の場合は難易度が比較的易しく、保有者も多いのであまり差別化はできませんよね。

 

 面接時の「志望動機」が書きやすい

「経理」「会計事務所」の就活では、志望動機が少し書きづらいです。

たとえば「総合商社」の就活では「海外で活躍したい」、「アパレルブランド」の就活では「ブランド価値を世に広めたい」など、志望動機が書きやすいですよね。

一方「経理」「会計事務所」って、改めて「なぜこの組織を志望するのか?」と考えると、良い志望動機が浮かびにくいです。

こんな時、簿記1級を保有していると志望動機が書きやすくなります。

たとえば、「簿記1級を活かしたいから」という理由も、立派な志望動機になりますよね。

もちろん、「簿記1級をどう活かすのか?」と聞かれるはずですから、こちらも事前にケアが必要です。

一方で簿記2級は、「どう活かすのか?」という質問に対して、合理的な理由を示しづらいです。

というのも、簿記2級レベルでは組織への貢献度合いが低いからです。

簿記2級で学習するのは「基本的な仕訳処理」でして、手を動かせば誰でもできてしまいます。

簿記1級では「利益率の改善方法」などを学習するため、貢献度は高く、組織にとってもメリットになりますよね。

組織によっては、「簿記1級」を取得することで手当てをくれる企業もありますので、収入面の安心感も得られますね。
>>ネットスクールで簿記1級を取得する。

 

簿記1級のメリット④ 成功体験を作ることができる

少しメンタル的な話になります。

「公認会計士を目指そう」と決めた当初、僕には何のバックボーンもありませんでした。(低学歴、簿記の知識ゼロ)

そのため、「何を目指すか」の前に、そもそも何かしらの成績を残し、自分に自信を与えてから前に進む必要がありました。

「自信」は長期学習の推進力になると考えたためです。

その推進力として、簿記1級の取得を目指しました。

 

もちろん、簿記1級が取れたからと言って社会的地位が一気に上がるわけではありませんし、むしろ無職で簿記1級の勉強をするなんてヤバいと思われるかもしれません。

しかし、その期間に周りにどう思われようとも、その行動によって自分の能力を引き出せるのであれば、プラスになるはずと考えました。

 

 結果

この戦略は大成功でした。

簿記1級に合格した後は自信が付き、資格試験に対する独自の勉強法を発見できました。(勉強法まとめでご紹介してますので、ご興味のある方は見てみてください。)

途中、簿記以外の科目が出てきたことで挫けそうになりましたが、簿記1級に合格した成功体験から得たものが多く、結果公認会計士試験に合格しました。

自分に自信がない人にとっては、簿記1級を取得するメリットは非常に大きいです。

 

僕と同じように、簿記1級の先にステップアップを見据えている方は、成功体験によって自信をつけるメリットがあります。

 

簿記1級を取得して得た、その他のメリット

こちらはあまり一般的ではありませんが、簿記1級を取得したことで副次的に得たメリットをご紹介します。

  • 独立時、会計処理を自分でできる
  • 独立時、予算編成の方法が分かる

 

僕は公認会計士として独立しています。

会計士なので当然自分で会計処理・税務処理できますが、簿記1級を取得することで、他業種で独立された方も自分で(ある程度の)会計処理・税務処理ができるようになります。

また、簿記1級の学習範囲には「予算編成」というものがあります。

予算編成とは、「将来の予想売上から、コスト、税金などを逆算していく方法」をいいます。

「今いくら必要なのか」といった、経営にわりと必須な知識が学習でき、これも独立時に(今も)大きく役立っています。

 

逆に、簿記1級を取ってもメリットにはならない事

簿記1級のメリットにはならない。

たまに勘違いされてしまう方がいるのですが、

簿記1級を取得しても、経済新聞が読めるようにはなりません。

たまに「簿記1級を取得することで、日経新聞が読めるようになる」なんて謳っているサイトがありますが…全く信用できません。

簿記1級は「簿記」に関する資格試験です。「経済」に関する資格試験ではありません。

「財務分析」や「投資」について学習すればある程度読めるようになると思いますが、少なくとも簿記1級の範囲ではありません。

また実際、僕が簿記1級を取得した後に日経新聞を読んでみましたが、ほとんど頭に入ってきませんでした。(僕の頭が悪い、という理由もありますが。)

もちろん、「減価償却費」とか「キャッシュフロー」という簿記で学習する言葉は分かるようになりますが、この程度の専門用語は簿記2級でも学習できますよね。

というわけで、簿記1級を取得しても経済新聞は読めるようになりません。

経済新聞を読めるようになりたければ、ファイナンシャルプランナー(FP)を取得するのが一番コスパが良いです。
>>手軽にFPを取得する。

 

 

簿記1級は、思った以上にメリットが多かった。

簿記1級のメリットは多い。

まとめです。

  • 他の国家資格への転向ができる。
  • 公認会計士試験への適性判断の材料になる。
  • 就活・転職のアピール材料になる
  • 成功体験を作れる

以上です。

簿記1級の取得には半年かかりますが、半年かけて得られるリターンは非常に大きかったです。

もし最短での合格を狙うのであれば、独学よりも予備校に通った方が良いですよ。

半年で合格するにはスクールの受講が必須でして、独学の場合は1年半~3年かかります。
>>関連記事:簿記1級に独学で受かる人の特徴4選+勉強法【会計士が解説するよ】

 

僕の場合は、大手最安ネットスクールで半年合格しました。

すべての講義をスマホで受講できるため、通学などのムダな時間は不要です。
>>関連記事:簿記1級の通信講座は1択です。【最短合格・最安合格を狙おう】

 

簿記1級が「最終ゴール」の人は、いないと思います。

簿記1級の先には、「公認会計士試験の合格」や「就職」など、次の目標があるはずです。

今は通過点のはずですから、時間をかけるのは勿体ないですよね。

そのためにも、簿記1級を手軽に取得し、早めに次の目標へ走り出しましょう。
>>ネットスクールで簿記1級を取得する。

 

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