こんにちは、公認会計士のロディです。
簿記1級の取得を考え中の方へ。
その難易度が気になりますよね。
本記事では、簿記1級の難易度について、複数の視点からご説明します。
本記事の想定読者
- 簿記1級に興味があるけど、難易度を見てから目指すか検討したい方
- 簿記2級に合格して、次のステップを検討中の方
[目次]
1.簿記1級の難易度、あらゆる角度から考察します。
2.合格率
3.簿記2級と比較
4.勉強時間で比較
5.取得することのメリット
6.独学は厳しい
7.まとめ
簿記1級の難易度、あらゆる角度から考察します。
よく「偏差値」で全ての資格をランク付けしているサイトがありますが、正直よく分からないですよね。
その資格によって、問われる分野が全然違いますので…。
例えば文系の人にとっての英検と、理系の人にとっての英検は難易度が違うはずです。(でも偏差値は変わらない)
ちなみに、僕自身は2010年に簿記1級に合格してまして、本記事では僕自身の肌感覚も参考として載せています。
合格率だけ見るとかなりの難関
簿記1級の合格率は、平均すると約10%で推移しています。
この合格率って、あらゆる試験モノの中でもかなり低い方です。
でも、例えば公認会計士試験の1次試験の合格率も、同じく約10%ですが、難易度は絶対会計士の方が上です。(実際両方取ったので分かる)
また、東大理三の合格率は約30%なので、合格率だけで見ると簿記1級の方が難しいという事に・・・。絶対ありえないですね。
ということで、単純に倍率だけで判断するのはNGです。
取得することで得られるもの
簿記1級の難易度が分かった上で、次に考えるのは取得のメリットですよね。
メリットについては、次の記事で紹介しています。
また、就活で使いたい方にはこちらの記事もおすすめです。
これらを比較衡量することで、簿記1級を取るべきか否かがより明確になります。
取るなら独学はおすすめしない理由
簿記2級を独学で取得した方で、簿記1級へのステップアップを考えている方は、少しだけ注意です。
上述したように、簿記1級は難関試験ですので、独学はおすすめできません。
上述した勉強時間の2倍近くかかりますので…。(半年目標なら1年に延び、1年目標なら2年に延びます。)
会計士の僕でも、予備校なしでは無理だなと感じます。
スクール費用は最安で10万円程度なので、半年~1年の時間を買うと考えればお得です。
また、簿記1級ほどの難関試験になると、予備校選びで失敗するリスクはやや高いです。
僕のおすすめはネットスクールという予備校です。
僕自身も利用し、短期間で合格しているので、信頼性は高いです。
>>関連記事:ネットスクール簿記1級講座の評判・口コミは?【会計士が解説】
即行動すると、合格率が上がる話
簿記1級は、間違いなく難関試験です。
難易度とご自身の取得理由をきちんと天秤にかけ、その上で「やっぱり頑張ってでも取りたい」と思ったら、走り出しましょう。
また、「よし、簿記1級を取ろう!」と思い立ったら、即行動した方が良いです。
なぜなら、その瞬間が最もモチベーションの高い時期だからです。
モチベーションは、少しずつですが下がっていきます。
難易度・合格率が分かったら、すぐに勉強を始めることで短期合格につながりますよ。