こんにちは、公認会計士のロディです。

独学で簿記2級に合格し、今は公認会計士として会計事務所を運営しています。

「これから簿記2級の勉強を始めたいけど、どんなテキスト・問題集を選べば良いか分からない…。」

本記事では、そんな悩みを解決します。

 想定読者

  • これから独学で簿記2級を勉強される予定の方

 本記事から得られる情報

  • 簿記2級に合格するための、テキスト・問題集の選び方
  • 「これを使えば合格する」テキスト・問題集の紹介

 

 

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簿記2級に合格するためのテキスト・問題集の「選び方」

独学で簿記2級に合格するためには、次の教材が必要になります。

 必要な教材

  • テキスト・問題集
  • 過去問
  • 予想問題集(重要)

以上です。

なお、このうち「過去問」については重要度が少し下がります。

どうしても時間のない方は、過去問を解かなくても問題なしです。その代わり、「予想問題集」は必須です。

予想問題集について、詳しくは後述します。

 

教材の選び方

テキスト選びで失敗すると、合否に大きな影響を与えてしまいます。

簿記2級のテキスト・問題集をご自身で選ぶ場合は、次の点に注意しましょう。

 教材を選ぶ際の注意点

  • 1種類のテキスト・問題集を使う
  • 解説が分かりやすい(色使いが良い)
  • 売れ行きが良い(よく見かける)
  • 簡単すぎず、難しすぎない

以下、詳しくご説明します。

 

1種類のテキスト・問題集を使おう

複数のテキストを使うことで、次のようなデメリットが生じます。

  • 同じ論点を何度も重複して学習することになり、非効率
  • テキストによって表現が異なり、混乱を招く
  • 物理的に教材が増えると、進捗管理が大変になる

勉強をしていると、「このテキスト分かりづらい…」という理由で、他のテキストまで購入される方がいます。

しかし、これは時間・お金のムダになるので、出来る限り避けましょう。

初めはテキストの意味が分からなくても、何度も学習することで理解できるケースがあります。

また、現代ではGoogle検索Yahoo知恵袋で検索をすれば、情報はたくさん出てきます。

購入時にじっくりと「自分が信用できるテキスト」を選別し、購入したらそれを信じて最後まで使い続けましょう。

 

解説が分かりやすい(色使いが良い)

独学する際は、「解説の分かりやすさ」が重要です。

一人で学習している時、分からない事だらけでは、どうしてもモチベーションが下がります。

モチベーションが下がると、次第に勉強しなくなり、挫折してしまう可能性が高まります。

テキストの中身が白黒だったり、「会計基準」「条文」のまま(噛み砕かずに)解説されていると、どうしても頭に入りません。

書店で購入する場合は、必ず中身を見て「見やすい・分かりやすいテキスト」を選びましょう。

 

売れ行きが良い(よく見かける)

教材は、できるだけ有名で売れ行きが良い(よく見かける)ものを選びましょう。

なぜなら、売れているテキストは「分かりやすいから」売れているからです。

後述しますが、大きな書店でしか見かけないようなマイナーなテキストは、中身を読んでみてもイマイチ解説が分かりづらかったりします。

多くの受験生が使っているテキストを使うことで、安心感も得ることができます。

 

簡単すぎず、難しすぎない

最後に、内容が簡単すぎず・難しすぎない教材を選びましょう。

内容が簡単すぎると、本試験レベルに到達できず、合格が困難になります。

内容が難しすぎると、重要性の極めて低い論点まで学習することになり、勉強時間が長引きます。

ご自身で判断することが困難な場合は、次にオススメする教材を選んでいただければ、間違いはないでしょう。

 

簿記2級のおすすめテキスト・問題集ランキング

テキスト・問題集は、必ずセットで揃えましょう。

別の種類のものを買ってしまうと、テキストを読む→問題集を解く という王道の学習ができなくなりますからね。

 

スッキリわかる日商簿記2級シリーズ

 オススメ度 ★★★★★

 良い点

  • 色使いが良く、脳にスムーズにインプットされる。
  • コンパクトなので、携帯性◎
  • 解説が非常にわかりやすい。
  • 確認テストに、無料Web講義が付いている。
  • 安い。(合計 ¥3,024)

 悪い点

  • 重要性の低い部分は記載されていない。

おすすめテキストの1位はこちらです。

出版は、TACという業界最大手の資格スクールです。
さすが最大手だけあって、内容は非常に読みやすく、分かりやすく、頭に入ります。

僕がBIG4にいた頃、アシスタント向けに簿記講師をしていましたが、その時にもこちらのテキストを採用しました。

更にビックリなのが、確認テストには無料Web講義まで付いてくるという点。

TACの受講生でないにも関わらず 無料で講義が受けられるのですから、至れり尽くせりですね。

デメリットは、マイナーな論点をカットしている点。
ですが、まず試験に出るような論点ではないので、実質デメリットはないかと。

教科書・問題集はこちらを選んでおけば、まず間違いありません。

 

みんなが欲しかった簿記の教科書シリーズ

 オススメ度 ★★★★☆

 良い点

  • 全範囲をカバーしている。
  • カラフルで非常に見やすく、読みやすい。

 悪い点

  • ボリュームが多い。
  • 解説がややむずかしい。
  • 冊数が多く、持ち運びに不便。
  • すこし高い。(合計 ¥5,832)

こちらもTACのテキストです。

カラフルで 非常に読みやすいのが特徴です。(全テキストの中で、最も読みやすいです。)
ただ、肝心の「解説」がやや難しく、もう少し分かりやすければ…という感じです。

冊数も増えるので携帯性が損なわれるほか、値段も若干高くなる点も良くない点です。

ある程度専門用語に自信があって、全範囲を完璧にしたい方には、良いテキストかと思います。

 

合格テキスト・トレーニングシリーズ

 オススメ度 ★★★☆☆

 良い点

  • 全範囲をカバーしている。

 悪い点

  • ボリュームが多い。
  • 解説がやや不親切。
  • 冊数が多く、持ち運びに不便。
  • 高い。(合計 ¥8,316)

こちらもまたまた、TACのテキストです。

こちらのテキストは、実際にスクールの授業で使用されているテキストです。

No.1スクールだけあって、内容は非常に細かな論点まで網羅されており、メモを取りやすいようにスペースが多くあります。

ただ、使用した感想としては「独学には不向きである」と感じます。

理由としては、「説明不足」な部分がとても多い事。
独学をしていると、たとえば「減価償却とは?」といった素朴な疑問が浮かび上がります。

通常のテキストでは、そのような基本的な疑問に対して、とてもわかりやすい言葉で(誤解を恐れずに言えば、子供でも分かるような表現で)説明してくれます。

一方こちらのテキストは、あくまで「授業で用いる」ことを前提として作成されており、かみ砕いた解説は授業中に講師が口頭で話すことが前提となっています。
よって、こちらのテキストは解説がやや難しく、専門用語を用いた表現が多いです。

僕が初学者だったら、これはちょっと頭に入らないな…と感じます。

 

(番外)その他の教科書・問題集について

その他にも簿記2級の教科書・問題集はあります。

僕自身も、書店で確認済みです。

しかし、それらには致命的なデメリットがあります。

  • 色味が無い。
  • 解説が非常に読みづらい。

簿記を勉強する時の一番の敵は、モチベーションです。

一人で勉強する人にとって、上記のデメリットはモチベーションを大きく下げます。

もうちょっと独学者の気持ちになってテキストを作ってくれたら…と感じます。

とはいえ、1位~3位のいずれかを選択すれば、問題なしです。

 

簿記2級のおすすめ過去問ランキング

過去問は、正直どこも似たようなものです。(どれも同じ過去問なので、当然といえば当然ですね。)

選ぶポイントは、解説のわかりやすさと価格くらいです。

なお、「過去問の使い方」については、次の記事で詳細解説しています。
>>関連記事:簿記2級の過去問は、解かずに読め。【使い方とオススメの過去問】

 

スッキリとける日商簿記2級

 オススメ度 ★★★★★

 良い点

  • 色使いが良く、解説も分かりやすい。
  • 安い。(¥1,512)
  • オマケで「予想問題集」が付いている

 悪い点

  • 特になし。

過去問は、こちらを選んでおけばまず間違いありません。

他の過去問に比べて、収録数が少ないです。(全6回分)
が、問題なしです。

理由としては、そもそも過去問は「傾向を掴むためのアイテム」だからです。
最新6回分も解いておけば、傾向は十分すぎるくらい掴めます。

そしてこちら、なんと予想問題集まで付いてきます。
※ただし、的中率はイマイチ。

予想問題集が付いていなかったとしても、このクオリティでこの価格は、おすすめNo.1です。

 

合格するための過去問題集 日商簿記2級

 オススメ度 ★★★★☆

 良い点

  • 収録回数が多い。(全12回)

 悪い点

  • サイズが大きく、携帯しづらい。
  • 解説がやや不親切。

より過去問を多く解きたい方は、こちらがおすすめです。(個人的には、おすすめしません。)

解説で専門用語が多く出てくるため、独学者にはやや不向きかもしれません。

 

ズバリ合格!日商簿記2級 過去問完全解説集

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 オススメ度 ★★★☆☆

 良い点

  • 安い。(¥1,296)

 悪い点

  • 色使いがなく、読みづらい。
  • 解説がやや分かりづらい。

過去問の収録数は全15回で、非常に量が多いです。

価格が安いのが、良い点です。

ただし、白黒なので解説が読みづらく 分かりづらいため、独学者には不向きです。

 

簿記2級のおすすめ予想問題集ランキング

最後に「予想問題集」です。

予想問題集は、独学の受験生にとって「最重要の教材」と言っても過言ではないでしょう。

なぜなら、本番の的中率が非常に高いためです。

 

予備校に通っている場合は、「答練」という模試を何度も受けることができます。

しかし独学受験生は答練を受けることができないため、これに代替する「予想問題集」が重要になります。

 

イメージとしては、テキスト・問題集で60点までレベルアップさせ、予想問題集で80点までレベルアップする感じです。

 

TAC直前予想 日商簿記2級

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 オススメ度 ★★★★★

 良い点

  • 的中率が高い。
  • 仕訳カード(単語カードの仕訳版)が付いている
  • 解説が非常にわかりやすい。
  • 解説動画を、無料で視聴できる。

 悪い点

  • 特になし。

1位は、TACの予想問題集です。

問題は全4回分付いており、加えて「仕訳カード」が付属しているのが特徴です。

電車での通勤・通学途中や、ちょっとした待ち時間などのスキマ時間に勉強ができます。
左上には穴が空いており、リングを通すだけですぐに使えます。

僕自身も受験生時代使っており、非常に重宝したのを覚えています。

的中率は8~9割とのことです。(公式HP)
嘘だろ?と思われるかもしれませんが、本当に当たります。

 

日商簿記 ズバリ! 2級的中 完全予想模試

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 オススメ度 ★★★★★

 良い点

  • 的中率が非常に高い。
  • 解説が非常に分かりやすい。
  • 全5回分 収録されている。

 悪い点

  • 特になし。

こちらは、より多く問題を解きたい方におすすめです。

こちらも、的中率はビックリするくらい高いです。
収録回数は1位よりもこちらの方が多いので、的中率もこちらの方が高いです。

ただ 解説動画が付いていないので、その点で僅差の2位です。

 

簿記2級を独学で取得するための勉強方法

以上、公認会計士がオススメする簿記2級のテキスト・問題集でした。

最後に、簿記2級の勉強法をご紹介します。

 簿記2級の基本的な勉強法

  • 序盤に過去問を使う
  • 直前期に予想問題集を使う
  • モチベーションを維持する

詳しい方法は、次の記事で紹介しています。

簿記2級を独学で取得する「勉強方法」とは?【公認会計士が解説】

また 簿記2級の学習期間は、平均で3~6ヶ月必要です。

長い受験生活を有意義にするため、良い電卓を揃えるとモチベーションも高まります。

公認会計士がおすすめする! 最強電卓ランキング6選

簿記2級はコストパフォーマンスの高い資格です。

良いスタートダッシュを切り、ゴールまで駆け抜けましょう。