簿記3級 コスパ最強の勉強スケジュールまとめ【公認会計士が解説】

こんにちは、公認会計士のロディです。

「簿記3級を勉強したいけど、どんなスケジュール感で勉強を進めて良いか分からない」
「簿記3級を勉強したいけど、いつ、何を勉強すれば良いのか分からない」

そんなあなたへ、最も効率の良い勉強スケジュールを提案します。

本記事を読むことで、以下の情報が得られます。

もくじ

1.いつ何をやるべきか
2.勉強に必要なアイテムは?
3.まとめ

ちなみに、私は現役の公認会計士です。当然簿記も1級まで取得しました。
会計士は長丁場で、孤独との戦いでもありました。
でもその結果、自身を律しスケジュール管理能力が身につきました。
簿記検定も孤独との戦いで、スケジューリングを間違えると、合格が遠のいてしまいます。
この私の経験・能力が、皆さんのお役に立てば幸いです。

1.いつ何をやるべきか

一般的に、簿記3級は100時間費やせば合格すると言われています。
そこで、まずはこの100時間をベースに、勉強スケジュールを組み立てましょう。

勉強期間は、3か月として考えていきます。
(もし残り2か月しかない方は、1.5倍のスピードで進めましょう。)

1-1.1日目~30日目

教材は、市販のテキストを使うものとします。
大体300ページくらいのものが標準かと思います。
まずは最初の1か月、1日10ページのペースで読み進めましょう。
1か月でテキストをすべて読むことができます。
勉強時間は、1日1時間取りましょう。
※もし平日に勉強することが難しい場合は、最初の1か月だけは土日にまとめて70ページ読み進めても大丈夫です。

また、テキストを理解したら、問題も解きましょう。
テキスト通読+問題解く これで1セットです。
これを毎日1時間続けるのが理想的です。

ちなみに、1日10ページは、単元によってはかなりのハイペースに感じるかもしれません。
まずは継続し、テキストを最後まで読み切ることがとっても大切なので、理解できているか怪しいと感じても、ひとまず最後まで読み切ることをゴールにしてください。
また、テキストを読んだだけで1時間経ってしまった、という場合は、問題を解かなくても良いです。

注意:完璧主義の人に多いですが、完全に理解してから次に進む、という勉強法はオススメしません。簿記は理解してもどうせすぐ忘れるものなので、よく分からなくてもとりあえず進めていき、二巡目以降で改めて理解してみる、というのが最も近道です。

1-2.31日目~45日目

最初の1か月で、なんとかテキストを一巡しました。
ここから二巡目に入りますが、ペースが倍になります。
テキストのページ数に換算すると、1日20ページです。

それから、もう一つ、勉強法に変化があります。
テキストは読まず、先に問題集から解いてください。
問題集を解き、分からなかったら解説を読み、それでも分からなかったらテキストを読んで理解し直しましょう。
この勉強法を2週間続けることで、二巡目を終えましょう。
なぜこのような勉強法に切り替えるのかというと、「問題を解く」という感覚を体に染み込ませる必要があるからです。
最初の1か月目のように、ひたすらテキストだけを読んでいると、分かった気になって終わることが多いです。
ですが、みなさんのゴールは実際に会場で問題を解き正解し、合格することです。
実際に問題を解けるようになる能力が必要なので、これを鍛える期間になります。
体感としては、この期間が一番キツいです。
なぜなら、最初の1か月にテキストを一巡しているとは言え、おそらく多くの知識を忘れているからです。
分からないことを思い出すことは非常に苦痛を伴いますが、その行為によって人間は記憶をしているので、キツい半面、最も知識量が増える期間です。

なお、ここからはできるだけ平日も休日も、1日1時間勉強するようにしましょう。
理由は簡単で、(1-2でも記載しましたが)簿記というのは勉強しない日ができるとすぐ忘れてしまうからです。
会計士受験生時代、私も簿記だけはできるだけ毎日勉強するように心がけていました。
逆に簿記を毎日やっていない人は、極端に簿記が弱くなる傾向にありました。

1-3.46日目~60日目

この期間で、三巡~四巡しましょう。
テキストのページ数で換算すると、1日40ページですね。

そして、ここでも少しだけ勉強法に変化があります。
問題を解くところから入る点は変わりありませんが、三巡目で解いて間違ってしまった問題には、色ペンか何かで印を付けておきましょう。
そして、四巡目はその色ペンで印を付けた問題だけを進めていきましょう。

三巡した時点で、だいぶ知識の定着を実感してきたはずです。
ここで、定着した知識を何度も繰り返して記憶しなおす必要は無いので、そこに費やす時間をカットし、間違えた部分のみを四巡目で解くために、印を付けておくのです。
これでだいぶ時間の節約になるでしょう。

1-4.61日目~75日目

試験本番まで残り1か月です。
ここで、勉強法がガラッと変わります。

まず新たな教材を用意しましょう。
予想問題集(予想模試)です。
>>予想問題集(予想模試)については、以前記事にした「直前の勉強法」をご参照下さい。

予想問題集の的中率は、とても高いです。
そして問題の完成度も非常に高く、本番の試験を想定した学習ができます。

まずは2週間かけて、この予想問題集を徹底的に解き、理解しましょう。
全部解くのに、少なくとも4回分×2時間=8時間はかかります。
これに加えて、間違った問題を理解し、記憶する時間も必要なので、合わせて2週間はかかるでしょう。

ここで、「テキストから2週間も離れて大丈夫なの?」という疑問があるかもしれませんが、ご安心ください。
ラスト2週間でテキストを読む時間を確保できます。

さて、予想問題集をこの期間に解くことで、得られるメリットは以下の通りです。

①問題が解けないという焦りが生まれ、モチベーションが上がる
②本番と同じ形式で出題されるため、本番に慣れることができる
③本番の傾向を知ることができ、的中した問題は確実に得点することができる

①について、補足します。
実は予想問題集を初めて解くと、あまりの出来なさに驚愕します。
いつもの問題集とは明らかにレベル違い、応用が多く出題されます。
しかし、これが本番のレベルです。
そして、これによって焦りが生まれ、モチベーションが自動的に上がります。
この時期はモチベーションの低下しやすい時期なので、予想問題集を解くのに最適な期間であり、最も効率的なスケジューリングと言えるでしょう。
ちなみに、この段階では初見で解けなくても大丈夫です。
重要なのは、予想問題集を理解し、本番で出題されたら正解できるようにしておくことです。

>>なお、②~③については、以前記事にした「直前の勉強法」をご参照下さい。

1-5.76日目~90日目

予想問題集をベースとして、適宜テキスト+問題集を解く期間です。
ここで、ゴール(本番)までにやるべきことを整理します。

①予想問題集を完璧に解けるようにする。
②1~2回で良いので、予想問題集を2時間かけて解く。
③予想問題集で出た論点の周辺論点について、テキストを改めて読むことで理解し、問題集も解く
④(時間があれば)問題集を改めて一巡し、間違えた部分を本番までに完璧にする

この4つができれば、ほぼ確実に合格できます。
ちなみに、この4つをやるべき理由は以下の通りです。

①→的中率が高いので、コスパ的に最重要
②→本番を想定することで、時間感覚が身に着き、解く順番などを予め想定できる
③→周辺知識を理解することで応用力が身につく
④→これは合格率をよりアップさせるための補足。ここまでしなくても①~③が完璧なら受かります。

これを毎日1~2時間やると、ここまでで100時間を費やしたことになります。

以上が、私のオススメする勉強スケジュールです。

2.勉強に必要なアイテムは?

簿記はあまりお金がかかりません。
受かるために最低限必要なアイテムは、以下の通りです。

①電卓
②筆記用具
③テキスト(1,000円くらい)
④問題集(1,000円くらい)
⑤予想問題集(1,500円くらい)
⑥受験の申し込み(超重要)

これだけあれば合格できます。

3.まとめ

最後にまとめです。

①1か月目はテキストを重点的に学習
②2か月目は問題集を重点的に学習
③3か月目は予想問題集を重点的に学習し、周辺知識をテキスト+問題集で補う

以上です。
簿記は4か月に1度しか受けられません。
スケジューリングを誤ると、また4か月後・・・なんてことも。
やる気はあるけど、どうやって勉強を進めたら良いか分からない!という方は、私の勉強スケジュールを丸パクリすることをお勧めします。

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