簿記1級の勉強法を、公認会計士が教えるよ。【実践的勉強法】

簿記1級に半年合格するための手法を、私のnoteで限定公開しました。

私が半年合格した戦略手法を全て公開しているので、内容の質は高いです。

>>簿記1級に短期合格するための具体的手法 【2020年版】

 

こんにちは、公認会計士のロディです。

偏差値40でしたが、簿記1級に半年で合格できました。

簿記1級を取ったおかげで、会計士受験生時代はずっと成績優秀者でした。

本記事では、(僕も含めて)平凡な方向けに、簿記1級に合格するための勉強法をご紹介します。

「科目別の勉強法」とともに、スケジュール感など全体を通した「勉強スタイル」もご紹介しますね。

簿記1級の受験勉強は長丁場ですので、間違った勉強法を続けると、残念な結果が待っています。

ぜひ、できるだけ早い段階から「正しい勉強法」に取り組んでください。

 想定読者

  • 簿記1級に「できるだけ短期間で」合格したい方
  • 効率的な勉強法を 知りたい方

 

 

簿記1級の勉強法【科目別】

簿記1級は、次の4科目から構成されます。

  • 商業簿記
  • 会計学
  • 工業簿記
  • 原価計算

それぞれ、勉強法が少しずつ異なります。

ご紹介する勉強法を、科目ごとに真似してくださいね。

合格がかなり近づきますよ。

 

商業簿記の勉強法

商業簿記は、「簿記2級の続き」に位置する科目です。

基本的に学習方針は一緒なので、今まで通りの学習でOKです。

ただし、内容がかなり細かく、理解の難易度が高くなります。

 重要ポイント

  • とにかく毎日継続すること。
  • そして、何度も繰り返し復習すること。
  • 1つ1つ、仕訳を暗記すること。

 

全科目に言えることですが、簿記1級は範囲がとても広いため、挫折しやすいです。

同じことを繰り返すのは大変ですが、大変だからこそ重要です。

出来る限り毎日、そして同じテーマを繰り返し勉強しましょう。

 

また、簿記2級で実感されたかと思いますが、「仕訳の暗記」はマストです。

問題文を読む → 仕訳を書く → 集計して財務諸表を作る

この流れは、全く変わりません。

 

仕訳が書けなければ(理解していても)正解できないのが、簿記1級です。

「暗記」が一番重要ですよ。

また補足ですが、商業簿記の範囲に「連結会計」「企業結合会計」という論点が出てきます。

この論点だけは特殊でして、タイムテーブルと呼ばれる「図」を書く必要が出てきます。

しかし、この図を書く論点であっても、最終的には仕訳が必要です。

(この論点になると、なぜか仕訳を書かなくなる方が多いですが、それでは得点できません。)

勉強法について全て書くと非常に長くなるため、詳細は note の方で全てまとめました。
>>【画像付き解説】簿記1級に短期合格するための具体的手法 【2020年版】

 

会計学の勉強法

会計学は、簿記1級で新たに追加された科目です。

会計学の特徴は、次のとおりです。

 会計学の特徴

  • 範囲は商業簿記と被る部分がほとんど
  • 計算に加えて、『理論』が問われる
  • 難易度は低い

 

範囲は商業簿記と被っており、難易度は低いです。

ただし商業簿記と違い、「理論」が問われます。

今までは仕訳をひたすらに暗記してきましたが、なぜそのような仕訳を切るのか? という大原則を学習することになります。

問われる部分は限定的なので、覚える量はかなり少ないですよ。

会計学を学習する際は、次のポイントを意識しましょう。

 重要ポイント

  • 専門用語を正確に暗記すること。

 

たとえば、商品を納品した時、みなさんは当然に「売上」を計上してきましたよね。

今までは「そういうものだ」と暗記して、仕訳を切ってきたはずです。

会計の世界では、これを「実現主義に基づく収益認識」と表現します。

ここでは細かい解説をしませんが、簡単に言ってしまうと、モノを渡した時に売上を計上しようというのが「実現主義」です。

 

この専門用語を、正確に暗記しましょう。

一文字でも間違えてしまうと、得点できません。

 

簿記1級は、簿記2級とは違い「専門家」と呼ばれる領域に足を踏み入れます。

専門用語を使いこなせてこその、専門家です。

専門用語は、正しく記憶しましょう。

また、計算問題とセットで理論を学習すると、相乗的に記憶に残ります。

例えば、「減損損失を翌期に戻し入れしない理由は?」という理論があります。

これを、減損会計の計算問題を解く際に思い出すことで、同時に記憶することができますよね。

ちなみに答えは、「減損損失を計上するのは、その発生がほぼ確実だから」です。(ちょっと平易な表現にしてます。)

 

理論問題は、計算問題に比べて範囲が狭いため、できる限り満点を目指すべきです。

また、計算部分も比較的易しいです。

ただし、特定の論点1つのみを問われたりするので、万が一知識に「穴」があると、計算を丸々失点してしまいます。

そのため、(商業簿記と同様ですが)できるだけ満遍なく勉強しましょう。
>>noteで勉強法を詳しく見る。

 

工業簿記の勉強法

工業簿記は簿記2級の延長でして、基本的な考え方は2級と変わりません。

ただし、こちらも内容がかなり細かくなります。

 重要ポイント

  • 回答パターン(図)をすべて暗記すること。

 

商業簿記では「仕訳を暗記」することが最重要でした。

一方で工業簿記では、「回答パターン(図)の暗記」が最重要です。

「工業簿記は簿記2級の延長なのに、なぜ1級になると勉強法が変わるの?」と不思議に思うかもしれませんね。

しかし、簿記1級を2級と同じように勉強していると、合格できない可能性が高いです。

そして実際、簿記1級の工業簿記を苦手とされる方が、非常に多いです。

 

 工業簿記が苦手になる理由

  • 45分以内に回答できない

 

過去問を実際に解いていただくと分かりますが、簿記1級の工業簿記って、意外と難易度が低いです。

時間を測らずに家で解いていると、「時間さえかければ」10点以上はわりとすぐに得点できるようになります。

しかし、実際の試験では45分以内に解かなければなりません。

そして45分以内に解けるようになるためには、コツが必要です。

それが、「回答パターン(図)を暗記する」という手法です。

 

工業簿記で時間がかかる理由は、「ぱっと見で何を問われているのか、分かりづらい」ためです。

商業簿記であれば、基本的にゴールは「仕訳」でして、文章を読む → 仕訳を書く という単純なプロセスを積み上げれば良いです。

しかし、工業簿記では仕訳はゴールではなく、問われることもありません。

工業簿記のゴールは「図」です。

 

個別原価計算であれば、「原価集計表」という図。
補助部門費の予定配賦であれば、「補助部門費予算配賦表」という図。
予算差異を問われるのであれば、「シュラッター図」という図。

など、工業簿記では全て「図」を書いて解くことになります。

 

上記は非常に簡単な例ですが、もっと細かく挙げれば次のとおりです。

  • 先入先出法、仕損は度外視法、完成品・仕掛品に負担させるボックス図
  • 先入先出法、仕損は度外視法、完成品のみに負担させるボックス図
  • 総平均法、仕損は度外視法、完成品・仕掛品に負担させるボックス図
  • 総平均法、仕損は度外視法、完成品のみに負担させるボックス図

特に総合原価計算の場合、「仕損」という論点だけで、多種多様な「ボックス図」が存在します。

これらをできる限り、細かく暗記しましょう。

 

ここで、「暗記しなくても、本番で考えて解けば良くない?」 という疑問もありそうですね。

たしかに一理あるのですが、それでは時間内に解くことができません。

本番で考える時間を減らすために、学習時に覚えられることは全て暗記すべきです。

これを知らない人は多いです。

始めは非常に辛い作業ですが、効果は抜群です。

具体的な暗記の仕方などは、noteのほうでまとめました。
>>noteで勉強法を詳しく見る。

 

原価計算の勉強法

原価計算は、簿記1級で新たに出てくる科目です。

「予算編成」「意思決定会計」など、初めて目にする論点が出てきます。

 

 重要ポイント

  • 「暗記」よりも「理解」を重視すること。
  • 解説を丁寧に読むこと。

 

工業簿記とはやや異なり、こちらは「理解」のほうを優先しましょう。

工業簿記のように、回答パターンをすべて暗記するのは無理です。絶対やめましょうね。

なぜなら、回答パターンが無限にあるからです。

練習と同じ問題は、まず出ないと思って良いでしょう。

つまり、応用力の試される試験です。

また、「理解」が中心なので、問題を解いた時は解説を厚めに読むべきです。

その際、重要と思われる解説にはマーカーを引いておくと、次に読む時にそこだけを読めば理解できるようになるので、小技ですが非常にオススメです。
>>【画像付き解説】簿記1級に短期合格するための具体的手法 【2020年版】

 

簿記1級の勉強法【スケジュール管理】

続いて、スケジュール管理という視点から、勉強スタイルをご紹介します。

個人差はあるかと思いますが、一般的には次のスケジュール感で学習を進めることをオススメします。

 オススメの勉強スケジュール

  • 序盤(勉強を始めて3週間ほど)は、過去問をできるだけ解く
  • 直前期(試験3週間前)までに、全ての範囲の学習を終わらせる

 

スタートダッシュ(序盤)と、ゴール直前(直前期)が非常に重要です。

 

序盤の勉強スタイル(勉強開始~3週間程度)

勉強を開始した当初は、非常にモチベーションが高く、飲み込みの早い期間です。

この時期を利用し、「過去問を解く」という最も苦痛を伴う勉強を進めましょう。

過去問を序盤に解いておくことで、次のメリットがあります。

 過去問を序盤に解いておくメリット

  • 重要論点が把握でき、理解の質が高まる
  • 難易度を体感することで、ゴールが明確になる

 

簿記1級は範囲が膨大な試験ですが、テキストに載っている全てを暗記する必要はありません。

全てを覚えている人はゼロだと思います。(公認会計士受験生も含めて。)

 

難易度が高いわりに、配点が来ない、という問題も存在します。 簿記1級は相対評価の試験ですからね。
>>関連記事:簿記1級の採点方法を知らないと、永遠に落ち続けます。【相対評価】

そのため、そもそも覚える必要のない論点があります。

逆に、毎回のように出題されている論点は、次回も出る可能性の高い重要論点です。

この重要論点を先に知っておくことで、テキストを読む際や、講義を受講する際に、重要部分に集中してインプットすることができます。

 

また、難易度の高さを肌で感じることも大切です。

簿記1級の受験勉強は、最低でも半年かかります。
>>関連記事:簿記1級の合格に必要な勉強時間は?【実績公開】

長丁場の試験ですので、ゴールを見失いやすいです。(どのくらい勉強すれば受かるの?と、次第に疑問を感じ始めます。)

これを序盤に理解しておくと、目指すべきゴールを見失わず、モチベーションの低下も防ぐことができます。

具体的な「過去問の使い方」は、次の記事で詳細に解説しています。

簿記1級の過去問の使い方

簿記1級の過去問の「使い方」とオススメの過去問【効率重視】

2020/01/09

 

直前期の勉強スタイル(試験前3週間程度)

直前期までに、(できる限り)すべての論点の学習を終えましょう。

そして、残りの3週間でラストスパートをかけましょう。

なぜ「3週間」なのかというと、ヒトが同じことを集中して続けられる期間が、3週間だからです。

僕自身も、公認会計士試験(1次試験・2次試験)や、簿記1級試験の受験時、実際に試験前3週間でラストスパートをかけていました。

実体験として、3週間を超えるとかなりキツくなってきます。

 

 直前期にやるべき事

  • 何度も復習。(新しいことは勉強しない)

 

やや長くなってきたので、シンプルにまとめると「何度も復習」です。

新しい事は勉強しない方が良いですよ。

詳細はnoteの方に記載しましたので、ご興味があれば読んでみてください。
>>【画像付き解説】簿記1級に短期合格するための具体的手法 【2020年版】

 

簿記1級に半年で合格した勉強法

以上、簿記1級に合格するための勉強法をご紹介しました。

ご紹介した勉強法は、実は公認会計士試験でもそのまま使えます。

  • 商業簿記・会計学 → 財務会計論で使える
  • 工業簿記・原価計算 → 管理会計論で使える

 

もしこの先に「公認会計士」も見据えている方は、ずっとこちらの勉強法が使えますよ。

 

さて、最後により短期間で合格する方法をご紹介します。

簿記1級の合格率は10%で安定しており、公認会計士受験生も受験するほどの難関試験です。

合格者のうち、半数が公認会計士受験生であると言われており、ライバルは強豪ぞろいです。

もちろん、今回ご紹介した勉強法を活用することで、ライバルよりも高いアドバンテージを取ることができます。

しかし、もう1つ大前提として必要なことがあります。

それは、スクールに通うことです。

独学で合格される方も少数おられますが、難易度は非常に高いです。
>>関連記事:簿記1級に独学で受かる人の特徴4選+勉強法【会計士が解説するよ】

スクールを利用すると半年合格が可能ですが、独学だと1年半~3年はかかります。

 

僕の場合は、簿記1級にあまりお金をかけずに合格したかったので、ネットスクールという大手スクールを利用しました。

ネットスクールは大手ながら業界最安でして、なおかつ合格者数が非常に多いことで有名です。

僕もこちらを利用し半年で合格できましたが、かかった費用は10万円もかかりませんでした。

 

僕と同じように、短期間で安く合格を目指したい方は、ネットスクールを利用されることをオススメします。

今なら一部講義を無料で試聴できるので、「さっさと簿記1級に受かりたい人」は利用すると良いですよ。
>>ネットスクール公式HP

 

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