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note:【2022年版】簿記1級に短期合格するための具体的手法【返金OK】

 

こんにちは、公認会計士のロディです。

2010年に簿記1級に合格し、3年後に公認会計士になりました。

簿記1級のテキストって、書店に行くとたくさん置いてありますよね。

多すぎるので、どれを選べば効率的なのか、特にまだ勉強していない人には判断できないと思います。

そこで本記事では、公認会計士の僕が、オススメの簿記1級テキストをご紹介します。

 

 本記事をぜひ読んでほしい人

  • どのテキストなら合格できるのか、知りたい人
  • 自分に合うテキストが分からない人

なお、独学で合格するための勉強法は「簿記1級に独学で受かる人の特徴+勉強法【公認会計士が解説】」でご紹介しています。

 

 

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簿記1級のテキスト・問題集を選ぶ際のポイント

本記事で簿記1級のテキストを選定した際の「ポイント」は、次のとおりです。

ご自身でテキストを探したい場合にも、最低限、次のポイントを意識すると良いですよ。

 

 テキスト選びのポイント

  • 複数のテキストを使わない(1つに絞る)
  • 解説が丁寧
  • 評判が良い、有名である

 

たまにおられますが、複数種類のテキストを併用される人がいます。
でも、これは絶対NGです。

 

 複数種類のテキストを使ってはいけない理由

複数のテキストを使うことで、次のようなデメリットが生じます。

  • 内容が重複するため、むしろ非効率になる
  • テキストによって解説がやや異なるため、混乱する原因になる
  • 情報が多元化してしまい、復習がしづらい
  • 上記の理由から、お金がムダになる

1つのテキストを読んでいて、「このテキスト分かりづらいから、他のも買おう」という方、むしろ非効率なので辞めましょう。

簿記1級の内容は、基本的に「難しい」です。

一度読んでも分からないのは むしろ当然ですので、「分からなくても、とりあえず先に進む」「何度も復習し、理解する」という精神が大切です。

またテキストが複数種類あると、同じ内容を別の言葉で解説していたりするので、「これ、どっちが正しいの???」と悩んでしまう事があります。

どちらも正解なのですが、知識がない状況では「どちらかが間違っている」と感じます。

テキストを疑い始めると、何を信じれば合格できるのか分からなくなってしまい、勉強効率が大幅に低下します。

長くなりましたが、ご自身が「一番信用できるテキスト」を、最後まで使いましょう。

 

 解説が丁寧なテキスト

独学される場合には特に、解説の丁寧さが重要です。

王道ですが、

  • 文章の言い回しが、丁寧で分かりやすい
  • 色使いが良く、見やすい

というポイントは、結構重要です。

簿記1級では、「専門用語」が大量に出てきます。

たとえば、「資産除去債務」の説明として、

資産除去債務とは、有形固定資産の取得、建設、開発又は通常の使用によって生じ、当該有形固定資産の除去に関して法令又は契約で要求される法律上の義務及びそれに準ずるものをいう。

なんて解説されたら、どう感じるでしょうか。

おそらく、ほとんどの人が「意味が分からない」と思いますよね。

(実際、このような解説をしているテキストがあります。)

 

これを(初めて読む人が)すぐ分かるように解説しているテキストが、「解説の丁寧なテキスト」です。

また、色使いも重要です。

すべて白黒のテキストもありますが、これは「予備校の授業で用いる」ことを前提としています。(予備校の授業で「アンダーライン」「マーカー」を引くことで、色付けをしていくため。)

独学の場合は特に、初めから色が付いていた方が分かりやすくモチベーションの維持にも役立ちます。

 

 評判の良い・有名なテキスト

最後に大切なのが、できるだけ有名な(評判の良い)テキストを使うことです。

基本的なことですが、売れていない(有名ではない)テキストは、分かりづらいから売れていないのです。

逆に、評判が良かったり、有名なテキストは、「良いテキストだから」売れているわけですね。

 

簿記1級のテキスト・問題集なら、これがオススメ!

では、公認会計士がおすすめするテキストをご紹介します。

オススメ順に、3種類+αをご紹介します。

 

① サクッとうかる日商簿記1級シリーズ

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※ 画像は商業簿記・会計学のみですが、工業簿記・原価計算も同シリーズであります。

 概要

  • テキスト:全6冊
  • 問題集:全6冊

一番のおすすめは、『サクッとうかるシリーズ』です。

サクッとうかるシリーズは、簿記2級のテキストとしてもメジャーなテキストです。

簿記1級のテキストで迷ったら、コレを選んでおけば間違いありません。

 

 『サクッとうかる簿記1級』 の良い点

  • 最も多くの受験生に使用されている
  • 説明が分かりやすい
  • 色付きのため、モチベーションが低下しづらい

 

 『サクッとうかる簿記1級』 の悪い点

  • 特になし

 

ネットスクールの市販テキストは、独学の人をターゲットとしているため、非常に分かりやすいのが特長です。

キャラクターが多く出てくるので、初見では「子供っぽい?」という印象を受けましたが、読んでみると非常に分かりやすくビックリしました。

 

高校や大学など、公教育の授業でもネットスクールのテキストが使用されており、信頼性も非常に高いですね。

僕が独学で簿記1級を目指すなら、間違いなくこちらのテキストを買います。

また、上記Amazonのページに飛んでいただくと、テキストの中身の大部分が読めてしまいます。

実際にネット上で読んでから購入できるので、一度見てみると良いですよ。

 

② 簿記1級 みんなが欲しかった簿記の教科書シリーズ

※ 画像は商業簿記・会計学のみですが、工業簿記・原価計算も同シリーズであります。

 概要

  • テキスト:全6冊
  • 問題集:全6冊

 

こちらは、「TAC」という大手予備校が出しているテキストです。

公認会計士の予備校としても有名でして、こちらもネットスクールに並ぶ大手予備校ですね。

 

 『簿記1級 みんなが欲しかった簿記の教科書』 の良い点

  • イラスト付きで説明がされるため、理解しやすい
  • 色付きのため、ストレスなく読める

 

 『簿記1級 みんなが欲しかった簿記の教科書』 の悪い点

  • 内容がやや細かく、表現も少し複雑な印象。一人で理解できない部分もある。

 

こちらもAmazonのページで、中身を読めてしまいます。

色味が『サクッとわかるシリーズ』と似ており、読みやすいですね。

ただし、1点だけ注意です。

みんなが欲しかった簿記の教科書シリーズは、少しだけ表現が複雑です。

専門用語をそのまま使用している箇所がありますので、勉強をしていて詰まってしまうような状況が出てくるでしょう。

理解力に自信のある方は、こちらを選んでも良いのかもしれませんね。

 

③ スッキリわかる日商簿記1級シリーズ

※ 画像は商業簿記・会計学のみですが、工業簿記・原価計算も同シリーズであります。

 概要

  • テキスト&問題集:全8冊

 

最初にご紹介したテキストと名前が似ていますが、「サクッと」ではなく、「スッキリ」シリーズです。

こちらもTAC出版です。

特長としては、テキストと問題集でセットになっている点です。

合計冊数も少なく収まるため、他よりも合計で4,000円~5,000円程度、安く抑えることができます。

 

 『スッキリわかる簿記1級』 の良い点

  • イラストが多く、説明も分かりやすい
  • 分量が少なく、価格も安い

 

 『スッキリわかる簿記1級』 の悪い点

  • 内容が易しすぎるため、本試験合格レベルに到達しづらい

 

こちらも、Amazonのページに飛ぶことで、中身をすべて読むことができます。

見ていただくと分かりますが、キャラクターのイラスト付きで説明されており、とても分かりやすいです。

 

ただし、内容が易しすぎるため、このテキストだけで合格することは難しいと感じます。

過去問とのレベルに差がありすぎるので、「理解力」が求められることになります。

受験に慣れている方や、ある程度の基礎学力のある方向けのテキストですね。

 

④ その他の簿記1級テキスト

簿記1級のテキストを選ぶ際は、上記の3種から選ぶと良いでしょう。(僕のオススメは、サクッとシリーズです)

番外編として、その他のテキストも一応ご紹介しておきます。

万人にオススメできるものではないので、「こういったテキストもあるんだな」という程度に見てくださいね。

  • 簿記1級合格テキスト(TAC)
  • スラスラできる簿記1級テキスト(大原)

いずれも大手予備校の出版している、簿記1級のテキストです。大きな書店だと、置いているところが多いですね。

 

 合格テキスト日商簿記1級(TAC)

なぜか多くの書店で目にするのですが、内容はかなり難しく、独学用のテキストとしてはあまり使えないと思います。

こちらの教材、実はTACの簿記1級講座で使われている教材で、もともと市販の独学用教材ではないのです。

内容は非常に詳細で、ほぼ全論点が収録されているのですが、解説が難解で、かつ重要性が低い論点も解説されています。そのため、独学には不向きです。

ただし! 独学する際の参考書(予備テキスト)として使うならアリです。

「過去問にはあるけど、メインのテキストに解き方が載っていない…」という場合にも、合格テキストなら確実に掲載されているので、辞書的な使い方が可能です。

細かいところまで気になる方は、サブの参考書として、検討してみると良いかもしれませんね。「細かいところが気になって、勉強に手が付かない」というのは、逆効果なので。

 

 スラスラできる簿記1級テキスト(大原)

こちらも、大原の簿記講座で実際に使用されているテキストでして、大きな書店では見かけることが多いです。

僕も中身を読んでみましたが、、、かなり分かりづらいです。

おそらくですが、大手予備校として一応(広告的な意味合いで)テキストを市販しているのだと思います。

大原のテキストは、「大原 簿記テキスト わかりにくい」で検索して来る方がいるくらい、分かりにくいです。
もし大原のテキストをすでに買ってしまった人は、上記でご紹介したテキストを使った方が良いですよ。結果的に早く受かります。

 

簿記1級に合格するためのコツ

簿記1級のテキスト選びは、以上です。

テキストを選んだら、次は効率的な勉強法を知る必要があります。

簿記1級は、2級よりも難易度がグンと上がるため、勉強効率を意識すべきです。

具体的には、

  • 学習のタイミング
  • 復習のタイミング
  • モチベーションの維持

非常に重要です。

簿記1級は合格までに700時間ほどかかります。
>>関連記事:簿記1級の合格に必要な勉強時間は?【実績公開】

半年合格を目指す場合は1日3~4時間、1年合格を目指す場合は1日2~3時間の勉強時間が必要になります。

毎日これだけの勉強時間を捻出するのは、大変だと思います。

具体的な勉強法は、次の記事で詳細に解説しています。
>>関連記事:簿記1級の勉強法を、公認会計士が徹底解説【落ちないテクニック】

僕自身は簿記1級に半年で合格できたので、その時の勉強法を、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

 

簿記1級に「短期間で」合格するために必要な事

簿記1級の合格に必要な勉強時間は700時間なのですが、これはスクールに通った場合の話です。

独学で合格を目指す場合には、1,200時間~1,500時間程度の勉強時間が必要、と言われています。

独学での平均勉強期間は、1年半~3年と言われていますね。

1年半~3年というと、公認会計士の勉強期間と同じです。

 

これほどの期間、勉強をし続けるのは本当に大変です。

一方、スクールに通うことで半分の期間で合格することが可能になります。

もちろん、10~15万円ほどの出費は必要になります。

人によって時間の価値はそれぞれですが、僕は「1~2年」の時間を10万円で買いました。

なお、簿記1級の通信講座は、次の記事で比較解説しています。
>>関連記事:簿記1級の通信講座は1択です。【最短合格・最安合格を狙おう】

 

結論としては、ネットスクールという予備校の1択になります。

僕自身も、ネットスクールを利用して半年で合格しました。

大手最安分かりやすい という3冠を持っているので、わりと悩む必要はないかと。

 

簿記1級を「最終ゴール」としている人は少ないのでは、と思います。

僕もそうでしたが、「公認会計士」や「税理士」「就職」など、その先に目標がありますよね。

つまり、簿記1級は通過点のはずです。

通過点に時間がかかりすぎると、目標を見失いやすいです。

個人的には、簿記1級はさっさと取得してしまい、最終ゴールに早く向かった方が良いと思います。

そのためにも、スクールを利用して最短合格されることを強くオススメします。

【限定公開】
本記事では未公開の「最短合格法」を、noteで限定公開中です。
note:【2022年版】簿記1級に短期合格するための具体的手法【返金OK】