簿記1級で年収はどのくらい上がる?実際に調べてみた【データ公開】

簿記1級の年収

こんにちは、公認会計士のロディです。

簿記1級を取得し、今は公認会計士として会計事務所を運営しています。

「簿記1級を取りたいけど、年収がどのくらいか知りたいな」

本記事では、そんな疑問にお答えします。

 

 本記事から得られる内容

  • 簿記1級を取った場合の、平均年収
  • 年収を通じた、簿記1級の「価値」

実際に転職サイトを使用し、リサーチしました。

面白い結果が出ましたので、ぜひご参考ください。

 

 

簿記1級の年収をリサーチするための「前提条件」

年収リサーチの前提

簿記1級の年収をリサーチする前に、リサーチの前提条件を次のように設定します。

 リサーチの前提条件

  • 雇用形態は「正社員」のみを抽出
  • 勤務地は「東京」のみを抽出
  • 条件として「業界未経験歓迎」のみを抽出
  • 歓迎資格に「簿記1級」が記載されている事

 

この前提条件で抽出することで、「未経験の方が簿記1級を取得して東京で勤務した場合の平均年収」が分かります。

また、今回は「未経験の方」の場合を抽出するため、年収に幅がある場合(例えば求人に年収400~500万と記載されている場合)は下限(この例だと400万)を採用する事にします。

もちろん、職歴・ポテンシャルにより実際はもっと高いですが、今回は比較のため下限で統一することにします。

なお、調査サイトは「リクナビNEXT」「マイナビエージェント」「転職EX」の3社を採用しました。

大手なので求人数が多く、検索もしやすいためです。

 

簿記1級の年収を、実際にリサーチ

簿記1級の年収

実際に抽出された年収データは、次のとおりです。

>>全19件

 簿記1級の求人データ

  • A社:400万 経理
  • B社:398万 講師
  • C社:485万 専門職経理
  • D社:400万 会計事務所
  • E社:350万 会計事務所
  • F社:400万 会計事務所
  • G社:400万 経理
  • H社:300万 会計事務所
  • I社:400万 経理
  • J社:400万 経理
  • K社:450万 経理
  • L社:450万 経理
  • M社:300万 監査法人アシスタント
  • N社:400万 経理
  • O社:800万 経営企画
  • P社:450万 経理
  • Q社:400万 会計コンサル
  • R社:350万 会計コンサル
  • S社:400万 経理

>>平均年収:417万(下限)

 

簿記1級の年収に関する所感

まず、求人数が19件と非常に少ないです。

これは「未経験」で抽出したためです。

ちなみに「未経験」を外すと、308件に増えました。

業種としては、「経理」が最も多く(9件)、次いで「会計事務所」(4件)、「会計コンサル」(2件)となります。

特に、経理は上場企業の採用がほとんどでした。

上場企業では「連結会計」の知識が必要になるケースも多いため、簿記1級レベルの知識を求める企業が多い、ということでしょう。

また、一部イレギュラーで経営企画の求人もありました。

公認会計士が会計スキル×経営スキルを活かして「経営企画」に転職するケースはままありますが、簿記1級でも多少なりニーズがあるようです。

 

比較のため、簿記2級の年収もリサーチ

簿記2級の年収

簿記1級と比較するために、同条件で簿記2級の年収データも抽出しました。

>>全60件(うち25件を抜粋)

 簿記2級の求人データ

  • A社:400万 経理
  • B社:300万 経理
  • C社:330万 経理
  • D社:350万 経理
  • E社:300万 経理
  • F社:300万 経理
  • G社:320万 会計事務所
  • H社:300万 経理
  • I社:400万 経理
  • J社:350万 税理士法人
  • K社:350万 コンサル
  • L社:300万 経理
  • M社:260万 経理
  • N社:300万 金融
  • O社:300万 専門職経理
  • P社:300万 経理
  • Q社:300万 経理
  • R社:280万 経理
  • S社:320万 経理
  • T社:300万 経理
  • U社:400万 経理 ※英語必須
  • V社:400万 経理
  • W社:350万 経理
  • X社:350万 会計事務所
  • Y社:300万 経理

>>平均年収:326万円(下限)

 

簿記2級の年収に関する所感

簿記1級に比べて、3倍の求人がありました。(なお、「未経験」を外すと488件の求人がありました。)

また、業種は25件中20件が「経理」という結果でした。多いですね。

 

簿記2級→簿記1級で年収はこのくらい上がる

簿記2級→簿記1級で年収はこのくらい上がる

上記年収データより、簿記2級→簿記1級で上がる年収は、次のようになりました。

 簿記2級→簿記1級での年収増加額

  • 簿記2級の平均年収:326万円
  • 簿記1級の平均年収:417万円
  • 簿記2級→簿記1級で上がる年収:約90万円

※あくまで当サイト調べです。

 

簿記1級は、最短半年で取得することができます。

半年で90万の昇給って、普通では有り得ないですよね。

コストパフォーマンスはかなり高そうです。

 

「なぜこんなに年収が上がるのか?」という疑問に対しては、「上場企業への採用が多いから」というのが答えです。

先述したとおり、簿記1級の知識は特に上場企業で役に立ちます。

上場企業の給与水準は、基本的に中小企業の給与水準よりも高いため、簿記1級取得者の年収も高い、というわけですね。
>>経理の転職には、MS-Japanが最良です

 

新卒の就活では失敗したけど、簿記1級を取得して優良企業へ転職、というルートもあるんですね。

なお、こちらも先述のとおり、上記の年収はあくまで「下限」です。

もし既に経理の経験がある場合や、なんらかの事務経験がある場合、年収はもっと上がります。

 

簿記1級の価値

簿記1級の価値

簿記1級を取得し、未経験で転職した時点の年収417万円であることが分かりました。

大手転職エージェントのPASONAキャリアによれば、登録している経理担当者(上場企業)の平均年齢は39歳、年収は600万とのことです。

40代の全国平均年収が507万円ですので、だいぶ高いですね。

簿記1級を取得することで、簿記2級から大きく年収を上げるだけでなく、上場会社への転職も可能になります。

半年間勉強することで「将来の安定」が手に入るため、結構お得な資格ですよね。

また、僕のように簿記1級を取得することで会計士・税理士も見えてくるため、自分の可能性を広げることができると言っても過言ではありません。

資格は、一度取ってしまえば一生モノです。

早めに取っておき、早めに自分の価値を高めることで、生涯年収をドーピングしましょう。
>>クレアールなら、無料で資料請求が可能です。

 

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