公認会計士を目指すべき年齢は? 独立に適した年齢は?【会計士が解説】

こんにちは、公認会計士のロディです。

「公認会計士になる人の年齢が気になるなぁ」
「年齢高めだけど、今から会計士を目指して大丈夫かな?」

こんな疑問にお答えします。

 

 本記事の内容

  • 会計士合格者の年齢
  • 就職できる年齢
  • 独立に適した年齢
  • いつから勉強すべきか

 

公認会計士試験合格者の年齢

引用:公認会計士・監査審査会(CPAAOB)

 

こちら、最新の公認会計士試験「合格者別の年齢内訳」です。

20歳~24歳が約60%、25歳~29歳が約20%です。

合わせると、20代の合格者が合格者全体の80%以上という結果です。

次いで30代前半が約10%、それ以外はほぼ1~2%に落ち着きます。

※ あくまで合格者データであり、「20代なら受かりやすい」という訳ではありません。

 

つまり、会計士試験に合格した後、同期として働く会計士たちは大体20代の人たちという事ですね。

ただし、仕事やコミュニケーションにおいて「年齢差」を感じることは、あまり無いです。

会計士業界は年齢がバラバラでして、「年下の先輩」や「年上の後輩」は当たり前の世界なので。

 

実際合格して、就職できる年齢のボーダーライン

公認会計士試験に合格しただけでは、公認会計士として「登録」することはできません。

登録するための条件は2つです。

  • 修了考査(3次試験)に合格する
  • 「実務経験」を2年以上積む

このうち、「実務経験」として認めてもらうオーソドックスな方法が、「監査法人で働く」ことです。
>>関連記事:公認会計士登録に必要な「実務経験」について詳細解説するよ

 

監査法人では、試験合格後に通う事となる「補習所」への理解があったり、年会費を負担してくれたりします。

また多くの同期の会計士たちとネットワークを作り上げる事ができるため、よほどの理由がない限り、監査法人への入社が望ましいでしょう。

監査経験は、他業種では絶対に経験できない希少価値の高いスキルですので、その後のキャリアにも確実に活きます。

 

※ちなみに…。

「大手監査法人は難しそうだから、自分は中小監査法人でいいや…」と思われる方も、一定数おられるでしょう。

ですが実は、中小監査法人の方が倍率は圧倒的に高いです。

  • 大手監査法人:倍率1~2倍
  • 中小監査法人:倍率10~30倍(もっと高いかも)

大手は500人くらいに内定を出しますが、中小では10人くらい(法人によりますが)にしか内定を出しません。

また、中小の方が就活開始時期が早いこともあり、滑り止め感覚で応募する人が非常に多いです。

なので、実は大手に入るのが一番かんたんです。

 

さて、大手監査法人への入所が基本とお伝えしましたが、年齢によっては厳しいです。

では具体的に何歳までなら就職が可能なのか、前職がある場合・ない場合に分けてご説明します。

 

前職がある場合

前職がある場合、40代までであれば就職は可能です。

もちろん景気が悪化し、会計士がそこまで要らないよという状況になったら話は別ですが。

ただし、会計と何らかの関連性をもった職種か、英語力があることが望ましいです。

まったく関係のない業種(たとえば美容師とか)だと、40代での転職はやや厳しいです。(コミュ力で挽回することも可能ですが。)

最近で言うと、僕の後輩に40代前半で総合商社の勤務経験ありの方が、新人として入社してきました。

一方、50代に入ると相当厳しいです。

僕は大手監査法人で採用担当をしていましたが、50代の就活生は1次でほとんど落とされます。

 

前職がない場合

30代前半までであれば、就職可能です。

僕の後輩にも、30代前半(職歴なし)で入社してきた子たちが結構います。

ただし、「面接対策をしっかりやる事」が大前提となります。

例え20代でも、面接対策なしで適当に就活すると落としてくる法人もありますから。

ちなみに僕は27歳(職歴なし)で就活をしてましたが、かなり綿密に面接対策やES作成をしました。

結果、大手4法人全てから内定を貰いまして、うち2社からの評価は非常に高かったそうです。(実際そう伝えられた。)

また余談ですが、女性の場合は男性よりも内定が出やすいです。
女性を欲している監査チームは、わりと多いですからね。

 

独立に適した年齢

20代後半以降で会計士を目指す方は、独立志向のある方が多い傾向にあります。

僕も現在独立し、会計事務所をもってます。

独立に適した年齢は、ぶっちゃけありません。

いつでも、独立する気がある人は独立します。

むしろ、ある程度年齢を重ねていた方が、クライアントからの安心感を得やすいというメリットがありますね。

もちろん体力的な問題は出てくるのかもしれませんが、実際に独立している身からの意見としては、会計士は独立してもさほど体力を使いません。(企業したら話は別ですが。)

ただし、独立に必要な「経験値」はあります。

 

最低でも3年、監査法人で経験を積むべきである と感じます。

 

純粋な「監査スキル」で独立する人は少ないのですが、監査を通じて会計・税務の全般的な実務を学ぶことができます。

また、(特に事務所開業の場合)スタート時は仕事がない、という方も多いでしょう。

その時に「監査の非常勤アルバイト」という選択肢があります。

僕も2019年2月に独立後、少しだけやってますが、時給7,000~8,000円で契約しています。(めちゃくちゃ美味しい)

この非常勤という選択肢を捨てない為にも、合格後はまず「監査」というのが基本です。

 

勉強は何歳から始めるべきか。

公認会計士試験に必要な勉強期間は、最低で2年~3年です。

会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?

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ちなみに、これは勉強に専念した場合です。
働きながらの合格は、結構キツいです。

働きながら公認会計士試験に合格できるか?【現役会計士が考察】

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たとえば今27歳であれば、無職専念で30歳で合格できます。

30歳で合格できれば、そこで大手監査法人に入社できるでしょう。

初任給は400~500万、大体10年で年収1,000を超えるので、40歳ごろに年収1,000万達成、という将来予測ができますね。

公認会計士の年収とコスパ【詳細に検証してみた】

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ただし、例えば現在35歳で、職歴なし&これから勉強開始する、というのは厳しいです。

38歳職歴なしでは、大手監査法人に入所するのは厳しいためです。

一般企業の経理もかなり厳しめですし、何かしらのコネクションが必要です。

逆に言えば、勉強しながらコネ作りをしておくと良いでしょう。

コネクション作りの例としては、例えば次の方法があります。

  • 大手監査法人の採用説明会へ参加(小規模な説明会の方が良い)

ポイントは、小規模な説明会に参加する事です。

リクルーターの裁量が大きかったりするので、上層部に話が通りやすいです。

ちなみに、小規模な説明会は、試験よりも前(具体的には1月~7月までの間)に多く実施される傾向にあります。

また、コネクションを作る対象は、マネージャー以上が良いでしょう。

マネージャーであれば、リクルート活動のチームを仕切っている可能性があるので、こちらも上層部に事前に話が通る可能性があります。

 

公認会計士を目指す前に、難易度を確認。

以上、会計士の年齢についてでした。

会計士試験を勉強する際の、1つの参考にしていただければ嬉しいです。

また、公認会計士を目指すにあたって、重要なのが「難易度」の確認です。

公認会計士試験の難易度を、分かりやすく解説するよ【実体験です】

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試験勉強は長丁場なので、しっかりと「自分が合格できるか」見定めたうえで、計画的に勉強をスタートしましょう。

 

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