【公認会計士】修了考査がヌルゲーすぎた件【勉強法解説】

こんにちは、公認会計士のロディです。

2017年に『修了考査』に合格し、晴れて公認会計士登録しました。

修了考査って、合格率がかなり高いことで有名ですよね。

なので受験する当事者以外は、『あんなん楽勝やろ』とか煽ってくる人もいます。

 

でもいざ自分が当事者になると、途端に不安になってくるんですよね。

そこで本記事では、修了考査の勉強法をご紹介します。

基本さえ抑えておけば楽勝です。

 

【公認会計士】修了考査がヌルゲーすぎた件【勉強法解説】

ソースを明らかにするため、筆者の情報をかんたんに書いておきます。

  • 大学の偏差値は40前後
  • 論文の成績は『中』程度。

平凡な脳なので、平凡な人向けに書きます。

天才の人は読まなくても大丈夫かも。

 

修了考査の勉強をスタートすべき時期

だいたい修了考査試験日の10ヶ月くらい前から予備校の講座がスタートします。

12月に試験があるとしたら、大体3月頃から始まりますね。

でも、3月から勉強スタートする必要は、まったくないので。ご安心を!

 

 筆者の勉強期間

  • 8月の夏休み中に1週間
  • 試験直前の3週間

 

合計4週間ですね。もちろん一発合格ですよ。

1日あたりの勉強時間は、平均すると8時間くらいでした。

久しぶりに勉強すると、昔のように10時間とか集中できなくなっていて焦ります。でもみんな同じなので大丈夫。

なので、早くても8月の閑散期から勉強していれば、絶対間に合います。

僕の周りの会計士たちも、大体そのくらいから少しずつ勉強していました。

 

ちなみに、修了考査の試験日は年によって異なります。
12月だったり1月だったり。

受験生はみんな同条件なので、どっちが有利とかはないですよ。

 

修了考査の講座を受講すべき予備校

修了考査の講座を開講しているのは、僕の知る限り、TACと大原の2校のみです。

で、どっちを受講すべきか?ですが、間違いなくTAC一択です。

短答式・論文式まで、大原・LEC・クレアール・CPA等を使っていた人は、結構悩みますよね。

でも、全員TACを選んで良いと思いますよ。

 

先輩たちの話を聞けば分かると思いますが、TACは答練の解説のデキが良いんですよね。

下で説明しますが、修了考査の勉強は答練が中心です。

仕事をしながらの勉強なので、テキストを素読する時間なんてありません。

たとえば『職業倫理』という科目だと、大原は答練自体がなかったりします。マジかよ…という感じですよね。

なので大原で受講していた人たちは、TACの答練も(友達伝いで)入手して、使用していました。

 

科目ごとに細かく見ると、たとえば『租税は大原が良い』とか『監査論はTAC一択』とか、色んな噂がありますが。

いずれにせよ、全体で見たらTACが良いかと。(回し者ではないですが。)

 

修了考査で主に使う教材

使用教材は、自分が選んだ予備校の教材だけで大丈夫です。

強いて言えば、会計監査六法くらいは使った方が良いですね。

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どうせ勉強するなら、仕事でも活かせた方が一石二鳥ですから。

たぶん『仕事用』の六法はクライアント先 or 会社のロッカーに置いてる人が多いでしょう。

『勉強用』として2冊目を用意しておくと便利ですよ。さほど高価な物でもないですからね。

 

余談ですが、最近は六法を引かない新人会計士が増えているそうですね…。
もし自分もそうだと言う人がいたら、結構ヤバいですよ。クライアントが気にしているのは『監査メソッド』じゃなく『会計基準』なので。

 

修了考査の勉強法

修了考査は、次の5科目から構成されます。

  • 会計実務
  • 税務実務
  • 監査実務
  • 経営実務
  • 職業倫理

 

見慣れない科目名ですが、ほとんど論文と同じです。

で、勉強法も論文式試験とほぼ同様です。

ただし今回は時間がないので、答練がメインの教材になります。

 

 修了考査の勉強の鉄則

  • まずは答練を回しまくって、同じ問題が出たら答えられるようにする。
  • 分からない部分は、テキストに戻って周辺論点を学習。
  • 時間に余裕が出てきたら、テキストの目を通していない部分も網羅。

しっかりと余裕を持って勉強する場合は、テキストから入っても良いかもしれません。

でも多くの人は、直前になって焦って勉強開始します。

そんな人は、まずは答練から回すのをオススメします。

理由は、みんな答練だけはしっかりこなしてくるからです。短答・論文と同じで、みんなが出来るところは自分もできるようにするのが基本です。

で、その後にテキストを読んで周辺知識をインプットしましょう。

もちろんそれだけでは不十分なので、余った時間で答練以外の部分も回すこと。

 

ただし、重要性はかなり落ちます。特に『会計実務』は範囲が広すぎるので、『知識勝負』よりも本番の『応用力』で勝負した方が圧倒的にコスパが良いですね。

 

以上が基本方針です。

それだけ?と言われそうですが、本当にそれだけです。

 

ただ、これだけでは不満に感じる人もいるかもなので、僕が受験して得た受験テクニックを2つご紹介します。

 

一番重いのは、間違いなく『税務実務』

会計・監査あたりは仕事で使っている知識なので、すんなり頭に入ります。

でも、税務実務だけは別次元です。
死ぬほどキツいです。間違っても完璧を目指してはダメ。

というのも、『税務実務』では 国際税務、組織再編、連結納税 この辺りがメインなんですよね。

コレ実務で関わっている人、いますか? ほとんどいないでしょう。

 

 どうしても時間がない…という場合は

『組織再編』あたりは、わりとヤマが張りやすいです。

というのも

  • 合併
  • 会社分割
  • 事業分離

この辺りがローテーションで出題される傾向にあるから。(絶対ではないけど。)

僕の受けた年は、直近で『合併』が出題されていたので、『合併』が出題されることはないとヤマを張って、それ以外の部分に注力しました。

結果、『会社分割』のほうが出題されまして、ヤマ張り成功でした。

どうしても時間がない場合は、バッサリ切る選択もアリです。

 

『経営実務』は捨てちゃダメ

経営実務は、『経営分析』と『IT』の2つから構成されます。

『経営分析』は論文式試験と似ているのでとっつきやすいです。

一方、『IT』は専門用語が多くて一見すると『難しい…』という印象を受けます。

また、配点も100点分と少ないので、軽視されがちです。

でも、捨てるのは絶対NGです。これやると落ちますよ。

というのも、『経営実務』はちゃんと勉強している人と勉強していない人の差が付きやすい科目でして、ちゃんと勉強している人は7~8割正解してきます。

ここで2~3割しか取れなかったら、かなりマズいです。

難易度は低い科目なので、学習のコストパフォーマンスは高いです。絶対に捨てるのはダメです。

 

修了考査本試験中の鉄則

  本試験中の鉄則

  • 絶対にあきらめない。『白紙』は絶対ダメ。分からなくても何か書くこと。

 

これは、本当に多くの先輩たちから言われました。

僕自身も受験してみて、『確かに』と感じました。

 

周りの会計士の感想を聞いて思うのですが、たぶん殆どの人が『勉強不足』のまま受験しています。

そりゃそうですよね、仕事しながら勉強に100%の力を注ぐ事なんて無理です。

試験委員もそれは分かっています。

でも、だからこそ『何とかして点を取らせてあげたい』と思っているはずなんです。

ガチで採点したら、全員が低い点数になってしまい、『ほとんどが不合格』なんて事にもなり兼ねませんからね。

 

そんな時に『白紙』で答案を提出されたら、採点者はお手上げです。何も書いてなかったら、点数をあげることは無理です。

でも、分からないなりに『何か』書いておけば、お情けで点を貰える可能性があります。

また、『白紙』で答案提出している時点で、合格を放棄していると見なされても仕方ないかと。

 

なので、絶対に本番では諦めず、必ず答案を埋めましょう。絶対ですよ。

 

受験が終わったらすべき事

ここはオマケ。

試験が終わったら勉強から解放されるんですが、1つアドバイス。

試験後翌日~合格発表までの間、絶対に周りの会計士たちから『修了考査の出来』を聞かれます。

僕も色んな先輩・後輩が聞かれているのを見てきたんですが、ほとんど全員が、『自信ない』とか『分からない』とか言ってるんですよね。

たぶん『落ちていた場合の保険』として、自信ない感じを出しているのだろうと思いますが、大体変な感じになって会話が終わるんですよね。笑

そして実際に落ちていた場合、非常に声をかけづらい状況になります…。

 

なので僕が修了考査の出来を聞かれたときは、『100%受かってます。楽勝でした。』と答えていました。

これなら

  • 受かっていた場合: 凄い!有言実行だね!
  • 落ちていた場合 : あんなに自信あったのに!?笑

 

こんな感じで、どっちに転んでも美味しい展開になるので。

別に僕自身は美味しくなくて良いんですが、万が一落ちていた場合に、チームの人に気を遣わせる事になりますからね。それを避けるためです。

 

ちなみに『本心はどうなの?』と思われるかもですが、本心でも100%受かっていると思ってました。それを口にするかしないかですね。

 

以上です。

修了考査は、公認会計士としての1つの区切りです。

これを機に監査法人を辞めて、もっと楽な組織に転職する人が多いです。
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