公認会計士試験の受験資格はある?【試験制度について詳細解説】

こんにちは、公認会計士のロディです。

本記事では、会計士試験の「受験資格」と、「どんな人が合格できるのか」等の難易度をご説明します。

 

公認会計士試験の受験資格は?

先に結論ですが、会計士試験に受験資格の制限はありません。

受験するために必要な「資格」もなければ、「学歴」も不問です。

つまり、誰でも受験できます。

当然ですが、高卒でも中卒でも、全員受験できます。
>>関連記事:高卒の公認会計士は不利?就職できない?【現実を話します】

 

最年少合格者は、毎年18歳くらいの方が多いですね。過去の最年少合格者は、16歳の高校1年生の方でした。

ただし、過去に何らかの罪を犯し、前科のある方は「公認会計士登録」をすることができません。(受験はできる)

詳しくは、公認会計士法第4条「欠格条項」をご確認ください。

ちなみに、似たような資格に「税理士」がありますが、こちらは受験資格に制限があります。

「日商簿記1級の取得」が条件だったり、「大学での一定単位数の取得」が条件だったりします。

他の国家試験と比較しても、公認会計士試験は非常に間口が広いと言えます。

 

公認会計士試験の合格率

公認会計士試験は、短答式試験(一次試験)と論文式試験(二次試験)の2つから成ります。

それぞれの平均的な合格率は、次のとおりです。

  • 短答式試験: 約10%
  • 論文式試験: 約35%

短答式試験は年に2回あるので、「どちらかに合格すれば良い」という意味では、合格率20%と言っても良いでしょう。

総合すると、一発で短答・論文に合格する確率は、約7%と言えます。

非常に合格率が低いですね。

ちなみに司法試験の合格率は、平均25%です。

他の資格と比較しても、非常に合格率は低くなっています。

ただし、難易度は司法試験よりも簡単と言われていますね。

 

合格率が低い理由は、「受験資格の制限がない」ため。

上述のとおり、公認会計士試験の合格率は非常に低いです。

その一番の理由は、「受験資格の制限がないから」です。

誰でも受験することができるので、「記念受験」や、それに近い方もいます。

つまり、そのような受験生が増えるため、結果として合格率が下がるという訳です。

欠席する人は、なんと全体の20%以上です。

これを考慮すると、本当の合格率はもっと上がります。
>>関連記事:公認会計士試験の「本当の」合格率、ご存知ですか?【詳細分析】

 

公認会計士試験の勉強時間

本当の合格率は公表値よりも高いのですが、難しいことに変わりはありません。

仮にも、三大難関国家資格の1つですからね。

会計士試験に合格するために必要な「勉強期間」は、平均で2~3年です。

また、2~3年でこなすべき勉強時間は、次のとおりです。

  • 2年間勉強した場合:5,500時間
  • 3年間勉強した場合:6,800時間

僕が受験生時代に、毎日ストップウォッチで集計した結果に基づくので、かなりリアルな数字ですよ。
>>関連記事:会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?

 

2年間勉強した場合は、1日平均7~8時間勉強する必要があります。

3年間勉強した場合は、1日平均6時間勉強する必要があります。

上記は偏差値40の僕の実測値ですので、もっと頭の良い方はもっと短時間で合格できます。

周囲の受験生を見た実感としても、最低でも1日6時間は勉強しなければ合格できないでしょう。

 

免除制度あり

受験資格とは逆に、一部科目の受験を免除できる制度があります。

たとえば、税理士試験の科目である「簿記論」「財務諸表論」を取得している場合には、公認会計士試験(短答式試験)の「財務会計論」の受験を免除されます。

短答式試験における「財務会計論」は、500点満点中の200点分を占めるので、試験の4割を免除できることになります。

ただし、個人的にこの方法による免除は、むしろ申請しない方が良いと思っています。

そもそも、税理士試験の科目に合格する実力があるのなら、免除しない方が良いので。
>>関連記事:【公認会計士試験】短答科目の免除をすべきか? 結論…

 

どんな人が合格する?

公認会計士試験の「合格者内訳」は、公認会計士・監査審査会によって公開されています。

公開情報によれば、合格者の8割以上が20代です。

「20代の受験生が多いからでしょ?」というツッコミがありそうですが、実はそうではありません。

20代の受験生は、全体の6割以下です。

また、会計士協会のQ&Aによれば、近年は多様な学部・学科からの合格者が出ており、「商学部」や「経済学部」でなくとも合格する方は多いとの事です。

ちなみに僕は、工学部建築学科出身だったりします。

若ければ若いほど、それだけでチャンスがあるというわけですね。

 

公認会計士の現実的な年収は?

実際のところ、どのくらい稼げるの?と気になっている方も多いはずです。

会計士の年収については、別の記事でまとめていますので、ここでは簡単に僕の年収をご紹介しておきます。

  • 会計士4年目(大手監査法人):年収720万
  • 会計士5年目(転職後):年収900万

同世代よりも、かなり稼げている部類と思われます。

20代で年収1,000万も、わりと簡単に達成します。

大手監査法人では、最短16年で「パートナー」という役職になれます。

パートナーになると年収は2,000万~3,000万まで上がりますが、昇格が非常に困難です。

一方で、もっと早く年収を上げたい方は、僕のように転職をステップアップにすると簡単です。

もう少し具体的に知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。
>>関連記事:公認会計士の年収とコスパ【詳細に検証してみた】

 

独学は無理ゲーです。スクールに通いましょう。

上述した「勉強時間」は、あくまで予備校に通った場合です。

独学で会計士を目指す場合、通常の2~3倍の勉強時間がかかると言われています。

7~8年も勉強するのは無茶なので、絶対に予備校に通うべきです。

「通う」と言っても、通学ではなく通信講座もありますので、色々な勉強スタイルを想定し、自分にあったスタイルで学習しましょう。

会計士講座の受講形態については、予備校から資料請求すると詳しく分かります。
>>クレアールなら、無料で資料請求が可能です。

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