こんにちは、公認会計士・税理士のロディです。

公認会計士の予備校選びに成功したので、3年で公認会計士試験に合格できました。

  • 「自分に合う予備校を選ぶために、短所も含めた情報が欲しいな」
  • 「公認会計士になりたいけど、オススメの予備校と その理由を知りたいな」

本記事は、そんな要望にお応えします。

 

公式HPを見ていても、良いことしか書いていないので、比較しづらいですよね。

そこで今回は、様々な視点から全ての予備校を比較レビューします。

私の体験談や、知人の口コミ、そして予備校へのインタビューを踏まえて記事を書いていますので、結構リアルな情報となっています。

公認会計士の予備校は安くないので、正しい情報を知り、慎重に吟味しましょう。

 

公認会計士の予備校を選ぶ『基準』

公認会計士の予備校選びで失敗しないために、「自分が重視したいポイント」を意識しましょう。

例えば「社会人だから短時間で合格できる予備校を探したい…」という方は、『授業のボリューム』が重視するポイントになります。

また、「お金がないから、合格までの費用が少ない予備校を探したい…」という方なら、『費用』が予備校選びのポイントになります。

 

予備校選びの際のポイント(基準)は、次の3つです。

 予備校選びのポイント

  • 通信か通学か
  • 費用
  • 授業・テキスト・問題集のボリューム

 

『通信』か『通学』か

公認会計士講座の受講スタイルには、『通信で受講』と『通学で受講』の2パターンがあります。

それぞれにメリット・デメリットがありますから、両者のメリット・デメリットを知り、自分に合う受講スタイルを選びましょう。

 

『通信』のメリットとデメリット

 メリット

  • 「どこでも」「いつでも」勉強ができる
  • 通学時間が不要になる
  • 早送りでき、勉強時間をショートカットできる

 デメリット

  • 授業直後に質問ができない
  • モチベーションの維持に工夫が必要

 

筆者は「通学+通信」の両方を利用して合格しましたが、特に通信の「早送り」はかなり効果が高いと感じました。

通学の講座は、講師が「雑談」をすることがあったり、授業中も「長ったらしい説明だな」と感じることもあります。

このような(自分にとっては)ムダと思える時間を、サクッと飛ばしたり、「ある程度分かっている内容」は早送りで聞くことで、授業時間を40%近くカットできることもあります。

通学時間もショートカットできますし、その他スキマ時間を活用できるなど、勉強時間を多く確保できるというのが『通信』の大きなメリットです。

 

ただし 通信を選ぶ場合は、予備校ごとの『質問体制』を細かく知っておく必要があります。

筆者も含めて、受験生は必ず「自分1人では理解できない解説・解けない問題」にぶつかり、その際に講師に「質問」をすることになるからです。

 

また、人に見られていない環境で勉強をすることになるので、(勉強に慣れていない方は)サボりがちになる可能性など、モチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。
>>『通信制度で予備校を比較』にジャンプ

 

『通学』のメリットとデメリット

 メリット

  • 受験仲間やライバルが作りやすい
  • 授業後すぐに「質問」ができる
  • 義務感が生まれやすく、サボり癖が付きづらい

 デメリット

  • 「通学時間」が必要になり、自分の時間が削られる
  • 友達ができると、廊下などでダラダラと喋ってしまう人もいる

 

筆者も『通学』を併用していましたが、1番のメリットは、受験仲間やライバルが作りやすいことでした。

公認会計士試験は「相対評価」の試験ですから、常に「自分の順位」を意識し、高い順位に身をおくことが重要になります。

通信だとどうしても「ライバル」が目に見えないため、ライバル心が芽生えづらいのです。

しかし通学であれば、目の前に「ライバルたち」がいますから、順位が下がった時はやる気が湧いてきます。

また、授業が終わった後すぐに質問できたり、勉強への義務感が生まれやすいのも、『通学』のメリットですね。

 

一方、受験仲間と仲良くなりすぎ、中には勉強そっちのけでお喋りしている受験生もいました。(特に、何度か試験に落ちている人が多かった。)

 

また、『通学時間』はどうしても必要になりますので、通学を選ぶ場合は「家から近い」もしくは「学校・職場から近い」予備校を選びましょう。

1日1時間の往復でも、2年間で700時間です。かなり大きいですよね。

なお、通信+通学を併用できる予備校は多いので、もし迷ったら両方申し込むと良いでしょう。(料金はさほど変わりませんからね。)

 

費用

公認会計士講座の費用(料金)は、予備校によって40万円~85万円とかなり幅があります。

40万円の予備校で一発合格できる方もいれば、85万円の予備校で不合格になり再受講する方もおられます。

必ずしも、高いお金を払えば一発合格できるわけではないので、きちんと講座のパンフレットから情報を収集し、『自分に合った予備校』を選ぶことが大切です。

 

逆に、「安い予備校は、それなりに悪い理由があるのでは?」と心配される方もいるようが、そのような心配は必要ありません。

本記事でご紹介する5つの予備校は、いずれも合格実績の高い予備校です。

実際に監査法人で働いていても、5ついずれかの予備校出身者にしかお会いしたことがありません。
>>『費用で予備校を比較』にジャンプ

 

 予備校以外の費用はどのくらい?

ちなみに、予備校以外の費用は約10万円です。

短答式試験のために特化した市販問題集を、一部購入することになり、それが合計で6~7万円かかります。

それ以外は、文房具代と受験費用くらいです。

 

 独学という選択肢はある?

費用を抑えたいが為に、「独学で少し勉強してみようかな」と考える方が、たまにおられます。

しかし、独学での合格可能性は0.01%以下ですので、得策ではありません。
>>関連記事:公認会計士試験に独学で受かる事は無理?

仮に合格できたとしても6年~8年程かかりますので、独学という選択はありえないと思います。(一部の天才的な方は例外です。)

 

授業・テキスト・問題集のボリューム

3つ目の『予備校選びのポイント』は、授業のボリュームです。

人によっては、「あまり勉強時間が確保できない」という方もいると思います。

そんな方は授業・テキスト・問題集のボリュームも、予備校選びのポイントになりますよね。

公認会計士試験の勉強法は、

  • 受験生全員が解ける問題は、解く
  • 誰も解けない問題は、解かない

これが大原則です。

理由は、公認会計士試験が「相対評価」の試験だからです。

そのため、実は試験範囲内でも「学習すべきでない部分」がたくさんあります。

 

一方で、大手予備校では試験範囲すべてを網羅しています。

この理由は、万が一出題された場合に、クレームを入れられるリスクを減らすためです。

そのため、授業内では「かなり重要性は低い」と述べつつも、授業に時間をかけていたりします。

 

その点、(先に触れてしまいますが)たとえばクレアールという予備校は【非常識合格法】で知られており、授業から「重要性の低い部分」を除外しています。

もちろん、全範囲を学習した方が「安心感」はありますし、これは一長一短、好き嫌いが分かれるところかと思います。

「出題されない部分を学習したくない」と割り切れる方は、授業のボリュームが少ない予備校を選ばれると良いでしょう。
>>関連記事:クレアール公認会計士講座の評判と口コミ

 

公認会計士の予備校は、全部で5つです。

公認会計士の予備校は全部で5校あり、予備校ごとに様々な面で「違い」があります。

 公認会計士講座を開講している予備校一覧

  • クレアール
  • 東京CPA会計学院
  • 資格の学校TAC
  • 資格の大原
  • LEC

 

クレアール

クレアール
概要
設立1998年
校舎公認会計士講座は通信のみ
料金45万~55万円

クレアールは、公認会計士講座をはじめとした会計系に強い予備校です。

クレアールの主な特徴は、次のとおりです。

 クレアールの主な特徴

  • 『非常識合格法』により、勉強時間をショートカットできる
  • 社会人合格者が多い
  • 『通信専門』の予備校
  • 料金が安い

 

クレアールでは、『非常識合格法』という独自の学習メソッドを開発し、薄いテキスト・最小限に抑えた授業で合格を目指すことができます。

実際に私もクレアールのテキストを手に取りましたが、通常の半分程度のサイズで驚きました。

通常、公認会計士試験に合格するためには、『5,500時間~6,800時間』の勉強時間が必要になります。(1日6~7時間を2~3年間、休まず毎日続けると合格できます。)

 

しかし、「そんなに勉強できる自信がない…」という方や、「そもそも社会人なので時間に制約がある」という方もおられると思います。

そんな受験生のために、徹底的に勉強効率を追求したのがクレアールです。

私が監査法人で働いていた時も、特にクレアール出身の社会人合格者が多かった印象です。

また、授業時間・授業日数も少ないため、受講料がその分安いのも特徴です。

短時間・低価格で公認会計士を目指したい方には、オススメの予備校と言えるでしょう。

 

クレアールの『合格体験記』や、評判・口コミは「クレアール公認会計士講座の評判と口コミ」の記事でご紹介しています。

非常識合格法について詳しく知りたい方は、パンフレットを取り寄せると良いでしょう。

クレアール公式サイト

 

東京CPA会計学院

東京CPA会計学院
概要
設立1968年
校舎全4校(東京3校、大阪)
料金60万~75万円

 

東京CPA会計学院(以下、東京CPA)は、公認会計士講座に特化した有名予備校です。

東京CPAの特徴は、次のとおりです。

 東京CPAの特徴

  • 有名な講師陣が多数在籍
  • 非常にボリュームが多い
  • 個別フォローが手厚い

 

東京CPAは、数年前までは規模の小さな予備校でしたが、ここ数年で有名講師陣を各スクールから引き抜いたことで、非常に規模を大きくした予備校です。(当時、ちょっとした話題になりました。)

予備校の方針としては、クレアールとは対照的に、全範囲を網羅した学習スタイルになります。

「初めて見る問題をなくす」ことで、理論上は満点が取れることになり、消化できれば必ず合格できることになります。(もちろん、実際にこなすには努力も必要です。)

予備校としての合格率は40%と高く、この戦略には一定の効果が出ています。

 

また 公認会計士の予備校としては珍しく、講師が1日ずっと校舎にいるため、いつでも質問できる体制が整っています。

Twitterからも質問ができたりと、他にないフォローが魅力ですね。

実際のフォロー制度や、利用した受験生の評判や口コミは、次の記事で詳細にお話しています。
>>関連記事:東京CPA『公認会計士講座』の評判と口コミ

 

資格の学校TAC

資格の学校TAC
概要
設立1980年
校舎全36校(東京、横浜、大阪、その他全国各地)
料金75万~85万円

資格の学校TAC(以下、TAC)は、公認会計士講座を始めとした大手資格予備校です

TACの特徴は、次のとおりです。

 TACの特徴

  • 最大手予備校のスケールメリットを得られる
  • 高い合格実績
  • 企業法、監査論に強い

 

TACは、公認会計士講座を開講している予備校として、『資格の大原』と並ぶ最大手の予備校です。

公認会計士試験の合格者数に占めるTAC生の割合は3割程度ですので、約3人に1人はTAC生という実績です。

規模が大きく受講生も多いため、「この予備校なら合格できる」という安心感が得られますね。

また、「スケールメリット」が得られるのも、大手予備校ならではのメリットです。

 

 スケールメリットとは?

公認会計士試験は『相対評価』の試験であり、全受験生の中での自分の順位を上げる、という戦略が非常に重要です。

TACで受講していれば、受験生全体のレベルが(ある程度)推定できますから、TAC中での試験で良い成績を取っていれば、合格可能性を上げることが可能になります。これが、スケールメリットです。

 

一方で、受講料は全予備校の中で最も高額ですので、利用した方の感想などを参考にした方が良いでしょう。
>>関連記事:TAC『公認会計士講座』の評判口コミ

 

なお、者自身もTACに通い、公認会計士試験に合格しました。

個人的には、『大手志向』の方ならTACが一番良いと感じています。

 

資格の大原

資格の大原
概要
設立1957年
校舎全41校(東京、横浜、大阪、その他全国各地)
料金75万~85万円

資格の大原(以下、大原)は、TACと同様、公認会計士講座や簿記講座などを開講する大手資格スクールです。

大原の特徴は、次のとおりです。

 大原の特徴

  • 大手としての安心感が得られる
  • 受験仲間を作りやすい傾向
  • 計算を重視した授業

 

大原もTACと同様に、大手予備校のスケールメリットを得ることができます。

実際の評判や口コミを見ても、『大手だから安心して受講して合格できた』という口コミが多いですね。
>>関連記事:資格の大原『公認会計士講座』の評判と口コミ

 

また、大原は『大原学園』という学校も運営しており、全体的に「学校」のような雰囲気があります。

受験生同士で仲良くなりやすいため、長期間一緒に勉強をする受験仲間を作ることができますね。

ただし、TACと同様に受講料は高額ですので、パンフレットを入手し慎重に吟味することをオススメします。

 

LEC東京リーガルマインド

lec
概要
設立1979年
校舎全54校(東京、横浜、大阪、その他全国各地)
料金40万~45万円

LEC東京リーガルマインド(以下、LEC)は、数多くの資格支援を行う専門学校です。

LECの特徴は、次のとおりです。

 LECの特徴

  • 校舎数が多い
  • 『短答コース』が用意されている
  • 全予備校で最も価格が安い

 

LECは校舎数が多く、規模の比較的大きな予備校です。

「都心から離れたところに住んでいるけど、LECなら近くにある」という方も多いかと思います。

また、『短答コース』が用意されていることも大きな特徴の1つです。

 

 短答コースとは?

公認会計士試験は、短答式試験(1次試験)と論文式試験(2次試験)の2つから構成されています。

他の予備校では「短答式試験+論文式試験」の合格を目指すコースしかありませんが、LECでは「短答式試験」のみを目指すコース(短答コース)があるのです。

 

「いきなり本腰を入れて論文を目指すよりも、まずは目の前の短答から受けてみたい」といった方にオススメですね。

もともと受講料の安さが魅力のLECですが、「短答コース」であれば半額の20万円で受講できます。

合格した場合には祝い金5万円が貰えますので、「金銭面で不安」という方にオススメです。

 

公認会計士の予備校を徹底比較!

慎重に予備校を選ぶためには、それぞれの予備校を比較することが大切です。

ここでは 上述した特徴に加えて、パターン別にオススメの予備校をご紹介します。

なお、次のような基準で比較します。

 パターン別!オススメの予備校を比較

  • 『費用』で比較
  • 『通信制度』で比較
  • 社会人にオススメの予備校は?
  • TACと大原だったらどっち?

 

『費用』で比較

それぞれ、公認会計士講座の「費用」を比較してみましょう。

 公認会計士講座の費用比較

  • LEC:40万~45万円
  • クレアール:45万~55万円
  • 東京CPA:60万~75万円
  • 大原:75万~85万円
  • TAC:75万~85万円

 

LECが最も安く、最大手のTACや大原に比べて、料金を半分に抑えることができます。

「いきなり80万円も出せないよ…」という方には、LECがオススメと言えるでしょう。(LECなら短答コースがありますから、20万円で勉強スタートが可能です。)

 

LECに対する疑問として、「なぜLECはこんなに安いの? 他の予備校よりも、勉強内容が劣っているの?」と気にされる方がいますが、勉強内容に違いはありません。

授業料が安い理由は、予備校が「人件費」を抑えているためです。

給料を下げるというよりも、従業員数を減らすことで人件費を抑えています。

もちろん講師の数も減りますが、今は授業をスマホやPCで受ける人も多いですから、さほど講師の数は必要ありませんよね。

「大量の講師を雇うよりも、受講生の負担を減らそう」という仕組みなのです。

 

また、クレアールも同じくらい低価格ですね。

クレアールの場合はすこし特殊で、授業のムダを省くことでコストカットをしています。

クレアールについては、「クレアール公認会計士講座の評判と口コミ【会計士が解説】」の記事で細かくお話しています。

クレアール公式サイト

 

『通信制度』で比較

いずれの予備校も、通信制度に「不足」はありません。

授業はPCやスマホで受講できます。

「どの予備校のテキストが通信に向いているか?」という疑問もあるかもですが、テキストの使用法は通学生と変わりませんので、「通信向き」というテキストは特にありません。

 

一方で、「質問体制」は予備校ごとに異なります。

 質問体制の違いを比較

質問体制
クレアール
  • 方法:Skype、Zoom、電話、メール、来校
  • 時間:1日に2~3時間
東京CPA
  • 方法:電話、twitter
  • 時間:営業時間内ならいつでも質問可能。
    ただし、人気講師は事前予約がベター。
TAC
  • 方法:メール、来校
  • 時間:1日3~6時間(来校の場合)
  • 特記:コロナ対策として、Zoomによる質問受付をスタート。
大原
  • 方法:来校、電話、メール、FAX
  • 時間:1日3時間(来校、電話の場合)
LEC
  • 方法:webで質問
  • 時間:いつでも可能

『TAC』と『クレアール』は、ビデオ会議を採用しており、通信の方でも非常に質問しやすいですね。

また、『東京CPA』は(公式見解ではありませんが)講師がtwitterでも質問を受け付けており、講師の熱意を感じます。

 

詳しいフォロー体制については、必ずパンフレットで確認してください。

予備校によっては、定期的にフォロー制度を変更しています。
>>資料請求先一覧へジャンプ

 

社会人にオススメの予備校は?

社会人受験生にとって、一番のリスクは「量が多すぎて消化不良になること」です。

公認会計士試験に合格するためには、1日平均6~7時間、これを毎日2~3年続けなければなりません。結構大変だと思います。

>>関連記事:会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?

消化不良になってしまうと、不十分なまま試験に臨むことになってしまい、残念な結果になってしまうケースが多いでしょう。(私の失敗体験でもあります。)

 

そんな失敗をしないためのオススメ予備校は、クレアールです。

クレアールでは、勉強範囲のムダを徹底排除した『非常識合格法』という学習メソッドを採用しています。

これにより、特に「社会人合格者」を多く輩出しています。

 

とは言え、「なかなか踏ん切りがつかない…」という方も多いでしょう。

そんな方は、とりあえず短答だけ目指してみる選択もアリかもしれません。

クレアールにも 半額で受講できる短答コースがありますから、サクッと感覚を掴むのに最適です。

講座の詳細は、パンフレットにしか記載されていません。
>>クレアールなら、無料で資料請求が可能です。

クレアール公式サイト

 

TACと大原だったらどっちがオススメ?

大手志向の方は、「TACと大原、どっちが良いかな?」と悩まれる方が多いです。

どちらも一長一短ありますので、様々な視点から比較してみましょう。

筆者はTACを使って公認会計士試験に合格しましたが、大原出身の友人も多いため、実体験と利用者の感想を踏まえてお話します。

 TACと大原の『公認会計士講座』比較表

TAC大原
規模最大手最大手
料金75万~85万75万~85万
校舎の数全国約40校全国約40校
学習ボリューム多め多め
合格者数約3割がTAC生約3割が大原生
設備普通やや古い校舎もある
講師全員が試験合格者合格者でない講師もいる
質問体制
  • 校舎で質問コーナー開設(1日3~6時間程度)
  • コロナ対策として、Zoomによる質問コーナーも開始。
  • 通信の場合はメールでの質問も可能
  • 校舎にて対面で質問できる
  • 通信の場合は電話でも可能
  • その他、メール・FAXでの質問が可能
得意科目「企業法」「監査論」に強い「財務会計論」「管理会計論」「租税法」の計算に強い
生徒同士の雰囲気やや殺伐和気あいあい
その他修了考査にも強い独自教材「ポケットコンパス」が持ち歩きやすく便利

「規模」「料金」「合格者数」「インプットのボリューム」はほぼ変わらず、受講生が多く料金は高め、という点で共通しています。

一方で、授業の方針に少し違いがみられます。

 

 講師の違い

TACでは、受験生時代に成績が優秀だった合格者のみを、公認会計士講座の講師として採用しています。

講師自身が試験を突破していますから、試験全体に対するアドバイスができますね。

一方、大原では講師が合格者であるとは限りませんが、その代わりに常勤講師が指導にあたっています。

講師業を専業としているため、授業全体の質を保つことができる、というメリットがあります。

どちらも合格者数が多く、どちらが悪いとは言えませんが、私の場合は「先生が合格している方が、安心感がある」と思い、TACを選びました。

 

 得意科目の違い

また、得意とする科目も少し異なります。

大原では、公認会計士試験の要となる「計算力」に力を入れています。

余談ですが、計算力は実務でも非常に役立ちます。

一方で、TACも計算に強いのですが、(他の予備校と比較すると)監査論・企業法に強いです。

しかしながら、私自身はTACを使って計算科目が得意(全国2桁順位)になりましたが、逆に監査論は苦手でしたので、あまり大きな違いはないのかもしれません。

 

 その他の違い

そのほか、大原では「ポケットコンパス」というコンパクトなテキストが用意されており、これが持ち運びに便利です。

公認会計士の受験生活では、たとえば「通学中」などの「スキマ時間」にも、勉強することがあります。

最近はどの予備校にも「スマホで読めるテキスト」がありますが、「スマホのテキストには自由に書き込みができない」というデメリットがあるので、ポケットコンパスは

 

また、少し先の話になりますが、修了考査(3次試験)対策では、TACが最も強いと言われています。

私が受験した際も、「論文式試験までは大原を使っていたけど、修了考査ではTACに切り替えた」という方が多く居ました。

TACのテキストに慣れていると、修了考査もスムーズに合格できるというメリットがあります。

 

TACと大原の評判は、次の記事で詳細にご紹介しています。
>>関連記事:TAC『公認会計士講座』の評判口コミ
>>関連記事:資格の大原『公認会計士講座』の評判と口コミ

 

また、近年は東京CPAも規模を大きく拡大しており、合格者数だけで言えば、TACと大原に並ぶ規模になりました。

「合格者が多い予備校を選びたい」という方は、あわせて東京CPAも検討に加えるべきです。
>>関連記事:東京CPA『公認会計士講座』の評判と口コミ

 

予備校に通う意義

実体験に基づく感想ですが、公認会計士を目指すうえで、予備校はマストです。

たまに、「公認会計士の予備校が多すぎて選べないから、試しに独学で勉強してみようかな…」という方がおられますが、独学は絶対にやめるべきでしょう。

公認会計士試験は非常に難しい(理解が複雑な)試験です。

合格した私がそう感じるので、「誰にも教わらず、独学で」というのは本当に厳しいです。
>>関連記事:公認会計士試験に独学で受かる事は無理?

 

独学のメリットは「お金をかけずに勉強ができること」ですが、勉強時間が長引いてしまう(場合によっては、合格できずに時間だけがムダになってしまう)可能性が高く、実はリスクが高いです。

 

また、大学生の方で「ダブルスクールは可能か?」と気にされる方もいるようですね。

結論としては、むしろダブルスクールでないと合格できません。

なぜなら、大学の授業はあくまで会計や監査に関する「知識を得ること」が目的であり、「公認会計士試験に合格すること」が目的ではないからです。

合格者の4割が大学生ですが、ほぼ全員が予備校を使っています。
>>関連記事:大学生が公認会計士試験に合格する方法

 

【読者の疑問】予備校を選ぶときの疑問にお答えします。

よくtwitterやブログから「予備校選び」に関してご質問をいただくので、ここで回答します。

 質問リスト

 

Q1.通信の場合の『質問体制』を教えてください。

質問体制については予備校HPに掲載されていないため、直接問い合わせてみました。

通信の場合の『質問体制』は、次のとおりです。

 通信の質問体制

質問体制
クレアール
  • 方法:Skype、Zoom、電話、メール、来校
  • 時間:1日に2~3時間
東京CPA
  • 方法:電話
  • 時間:営業時間内ならいつでも質問可能。
    ただし、人気講師は事前予約がベター。
TAC
  • 方法:メール、来校
  • 時間:1日3~6時間
  • 特記:コロナ対策として、Zoomによる質問受付をスタート。
大原
  • 方法:来校、電話、メール、FAX
  • 時間:1日3時間(来校、電話の場合)
LEC
  • 方法:webで質問
  • 時間:いつでも可能

クレアールは通信専門の予備校のため、SkypeやZoomなど、テレビ通話で質問ができます。

たとえば計算問題など、具体例(数字)を示して質問したいケースは多いですから、これは非常にありがたいですね。

また全ての予備校に共通しますが、「メールでの質問」の場合、回答に2~3日(場合によっては1週間)かかるそうです。

どうしても活字では質問内容を伝えづらく、回答も難しい為とのことです。

質問対応は変更される可能性がありますから、詳しくはパンフレットを確認しましょう。

クレアール公式サイト

 

Q2.各予備校の『デメリット(短所)』を教えてください。

各予備校のデメリットは、次のとおりです。

 各予備校の 主なデメリット(短所)

  • TAC:受講料が高い
  • 大原:受講料が高い
  • 東京CPA:情報が少ない
  • クレアール:分量が少なく、不安を覚えやすい
  • LEC:価格が安く、不安を覚えやすい

 

どの予備校からも合格することはできますが、長所・短所を知り、『自分に合った予備校』を選ぶことが重要です。

また、東京CPAだけはHPに情報があまり記載されていないため、詳細はパンフレットを確認しましょう。
>>東京CPAなら、無料で資料請求が可能です。

 

Q3.通信生は『モチベーションの維持』が大変ではないですか?

おっしゃるとおり、通信は通学に比べてモチベーションが維持しづらいです。

通信のモチベーションが維持しづらい理由は、次のとおりです。

 通信のモチベーションが維持しづらい理由

  • 画面越しだと授業としての実感がなく、ダラけてしまう
  • ライバル達の存在が見えず、「競争の実感」が湧かない

 

対応策としては、「通信+通学コース」を受講するのが良いと思います。(私もそうしました。)

特に学習中期の段階では、ゴールが中々見えてこないため、勉強がマンネリ化しがちです。

そんな時は、気晴らしに教室講義を受けてみましょう。

生講義ならではの緊張感(臨場感)が得られるので、良い刺激になるはずです。

 

また、特に「答練(定期テスト)」は、多くの受講生が集まる機会ですので、積極的に教室で受験されることをオススメします。

ライバルの存在を目で見ることができますから、やる気UPにつながりますよ。

なお、「通信コース」でも「通学+通信コース」でも、受講料はあまり変わりません。

 

また私の経験では、学習初期(開始3ヶ月~6ヶ月目)にモチベーションが下がることはあっても、それ以降でモチベーションが下がることはほぼありませんでした。

そのため、答練(定期テスト)は教室で受験し、授業はスマホで受講していました。(倍速できるのでかなり効率的)

クレアール公式サイト

 

Q4.『ダブルスクール』は可能ですか?

大学生の方で、「ダブルスクールができるか心配」という方もおられるようですね。

結論から言えば、どの予備校でもダブルスクールは可能です。

私は最も授業ボリュームの多いTACで学習していましたが、受講生の半数近くが大学生の方でした。

もちろん、大学の授業を最低限にするなどの工夫は必要です。

しかし、公認会計士試験は「大学生」の合格割合が最も多い資格ですので、大学生にとって有利な試験と言えます。

授業のボリュームについて、詳しくはパンフレットを確認した方が良いでしょう。
>>予備校別、資料請求一覧へジャンプ

 

Q5.『受験生が多い予備校』はどこですか?

受験生が多いのは、TACと大原です。

規模が大きく、合格者数も多いですね。

また、実際に試験会場に行っても、TACや大原のテキストを開いている方が多いです。
>>関連記事:TAC『公認会計士講座』の評判口コミ
>>関連記事:資格の大原『公認会計士講座』の評判と口コミ

「合格者数」で言えば、東京CPAもかなり多いため、東京CPAも選択肢としてアリです。
>>関連記事:東京CPA『公認会計士講座』の評判と口コミ

 

Q6.クレアールを検討していますが、勉強時間はどのくらいですか?

クレアールでは、1日2~3時間で公認会計士になれることを公言しています。
>>クレアールHP:1日たったの2~3時間で公認会計士になる方法

2年間で合格できた場合、合計2,000時間ほどで合格できることになりますね。

 

通常は、1日6~7時間を2~3年続けなければ合格できませんので、これがもし可能なら凄いことですね。

筆者はクレアールを利用した経験がないため、真偽のほどは分かりませんが、公言する程なので自信があるのだろうと思います。

詳しい勉強スケジュールはパンフレットを確認しましょう。

クレアール公式サイト

 

【無料】予備校別:資料の請求先一覧

最後に、各予備校の資料請求先をまとめます。

公式ページには 形式的な情報しか載っていませんので、もっと検討したい場合にはパンフレットを確認しましょう。

 資料の請求先一覧

 

予備校を比較したい場合は、パンフレットを比較するのが一番です。

また、すでに予備校が決まっている場合は、すぐに勉強を始めましょう。

 

「公認会計士を目指した瞬間」のモチベーションの高さは、凄まじいものがあります。

早めに勉強を始めることで、良いスタートダッシュを切れますよ。