こんにちは、公認会計士のロディです。
偏差値40でしたが、3年で合格できました。
今考えると、予備校の恩恵がとても大きかった…。
今回は、
- 「自分に合う予備校を選ぶために、短所も含めた情報が欲しいな」
- 「公認会計士になりたいけど、オススメの予備校と その理由を知りたいな」
という方向けの内容です。
公式HPを見ていても、良いことしか書いていないので、比較が大変だったりします。
そこで今回は、様々な視点から全ての予備校を比較レビューします。
公認会計士の予備校は安くないので、正しい情報を知り、慎重に吟味しましょう。
もくじ
公認会計士の予備校を選ぶ『基準』
公認会計士の予備校選びで失敗しないために、「自分が重視したいポイント」を意識しましょう。
また、「お金がないから、合格までの費用が少ない予備校を探したい…」という方なら、『費用』が予備校選びのポイントになります。
予備校選びの際のポイント(基準)は、次の3つです。
予備校選びのポイント
- 通信か通学か
- 費用
- 授業・テキスト・問題集のボリューム
『通信』か『通学』か
公認会計士講座の受講スタイルには、『通信で受講』と『通学で受講』の2パターンがあります。
それぞれにメリット・デメリットがありますから、両者のメリット・デメリットを知り、自分に合う受講スタイルを選びましょう。
『通信』のメリットとデメリット
メリット
- 「どこでも」「いつでも」勉強ができる
- 通学時間が不要になる
- 早送りでき、勉強時間をショートカットできる
デメリット
- 授業直後に質問ができない
- モチベーションの維持に工夫が必要
筆者は「通学+通信」の両方を利用して合格しましたが、特に通信の「早送り」はかなり効果が高いと感じました。
通学の講座は、講師が「雑談」をすることがあったり、授業中も「長ったらしい説明だな」と感じることもあります。
通学時間もショートカットできますし、その他スキマ時間を活用できるなど、勉強時間を多く確保できるというのが『通信』の大きなメリットです。
ただし 通信を選ぶ場合は、予備校ごとの『質問体制』を細かく知っておく必要があります。
また、人に見られていない環境で勉強をすることになるので、(勉強に慣れていない方は)サボりがちになる可能性など、モチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。
>>『通信制度で予備校を比較』にジャンプ
『通学』のメリットとデメリット
メリット
- 受験仲間やライバルが作りやすい
- 授業後すぐに「質問」ができる
- 義務感が生まれやすく、サボり癖が付きづらい
デメリット
- 「通学時間」が必要になり、自分の時間が削られる
- 友達ができると、廊下などでダラダラと喋ってしまう人もいる
筆者も『通学』を併用していましたが、1番のメリットは、受験仲間やライバルが作りやすいことでした。
公認会計士試験は「相対評価」の試験ですから、常に「自分の順位」を意識し、高い順位に身をおくことが重要になります。
しかし通学であれば、目の前に「ライバルたち」がいますから、順位が下がった時はやる気が湧いてきます。
また、授業が終わった後すぐに質問できたり、勉強への義務感が生まれやすいのも、『通学』のメリットですね。
一方、受験仲間と仲良くなりすぎ、中には勉強そっちのけでお喋りしている受験生もいました。(特に、何度か試験に落ちている人が多かった。)
また、『通学時間』はどうしても必要になりますので、通学を選ぶ場合は「家から近い」もしくは「学校・職場から近い」予備校を選びましょう。
なお、通信+通学を併用できる予備校は多いので、もし迷ったら両方申し込むと良いでしょう。(料金はさほど変わりませんからね。)
費用
公認会計士講座の費用(料金)は、予備校によって40万円~85万円とかなり幅があります。
必ずしも、高いお金を払えば一発合格できるわけではないので、きちんと講座のパンフレットから情報を収集し、『自分に合った予備校』を選ぶことが大切です。
逆に、「安い予備校は、それなりに悪い理由があるのでは?」と心配される方もいるようが、そのような心配は必要ありません。
本記事でご紹介する5つの予備校は、いずれも合格実績の高い予備校です。
>>『費用で予備校を比較』にジャンプ
予備校以外の費用はどのくらい?
ちなみに、予備校以外の費用は約10万円です。
短答式試験のために特化した市販問題集を、一部購入することになり、それが合計で6~7万円かかります。
それ以外は、文房具代と受験費用くらいです。
独学という選択肢はある?
費用を抑えたいが為に、「独学で少し勉強してみようかな」と考える方が、たまにおられます。
しかし、独学での合格可能性は0.01%以下ですので、得策ではありません。
>>関連記事:公認会計士試験に独学で受かる事は無理?
授業・テキスト・問題集のボリューム
3つ目の『予備校選びのポイント』は、授業のボリュームです。
人によっては、「あまり勉強時間が確保できない」という方もいると思います。
そんな方は授業・テキスト・問題集のボリュームも、予備校選びのポイントになりますよね。
公認会計士試験の勉強法は、
- 受験生全員が解ける問題は、解く
- 誰も解けない問題は、解かない
これが大原則です。
理由は、公認会計士試験が「相対評価」の試験だからです。
そのため、実は試験範囲内でも「学習すべきでない部分」がたくさんあります。
一方で、大手予備校では試験範囲すべてを網羅しています。
この理由は、万が一出題された場合に、クレームを入れられるリスクを減らすためです。
そのため、授業内では「かなり重要性は低い」と述べつつも、授業に時間をかけていたりします。
もちろん、全範囲を学習した方が「安心感」はありますし、これは一長一短、好き嫌いが分かれるところかと思います。
「出題されない部分を学習したくない」と割り切れる方は、授業のボリュームが少ない予備校を選ばれると良いでしょう。
>>関連記事:クレアール公認会計士講座の評判と口コミ
公認会計士の予備校は、全部で5つです。
公認会計士の予備校は全部で5校あり、予備校ごとに様々な面で「違い」があります。
公認会計士講座を開講している予備校一覧
- クレアール
- 東京CPA会計学院
- 資格の学校TAC
- 資格の大原
- LEC
クレアール

概要 | |
---|---|
設立 | 1998年 |
校舎 | 公認会計士講座は通信のみ |
料金 | 45万~55万円 |
クレアールは、公認会計士講座をはじめとした会計系に強い予備校です。
クレアールの主な特徴は、次のとおりです。
クレアールの主な特徴
- 『非常識合格法』により、勉強時間をショートカットできる
- 社会人合格者が多い
- 『通信専門』の予備校
- 料金が安い
クレアールでは、『非常識合格法』という独自の学習メソッドを開発し、薄いテキスト・最小限に抑えた授業で合格を目指すことができます。
通常、公認会計士試験に合格するためには、『5,500時間~6,800時間』の勉強時間が必要になります。(1日6~7時間を2~3年間、休まず毎日続けると合格できます。)
しかし、「そんなに勉強できる自信がない…」という方や、「そもそも社会人なので時間に制約がある」という方もおられると思います。
そんな受験生のために、徹底的に勉強効率を追求したのがクレアールです。
また、授業時間・授業日数も少ないため、受講料がその分安いのも特徴です。
短時間・低価格で公認会計士を目指したい方には、オススメの予備校と言えるでしょう。
クレアールの『合格体験記』や、評判・口コミは「クレアール公認会計士講座の評判と口コミ」の記事でご紹介しています。
非常識合格法について詳しく知りたい方は、パンフレットを取り寄せると良いでしょう。
>>無料でクレアールのパンフレットを入手
東京CPA会計学院

概要 | |
---|---|
設立 | 1968年 |
校舎 | 全4校(東京3校、大阪) |
料金 | 60万~75万円 |
東京CPA会計学院(以下、東京CPA)は、公認会計士講座に特化した有名予備校です。
東京CPAの特徴は、次のとおりです。
東京CPAの特徴
- 有名な講師陣が多数在籍
- 非常にボリュームが多い
- 個別フォローが手厚い
東京CPAは、数年前までは規模の小さな予備校でしたが、ここ数年で有名講師陣を各スクールから引き抜いたことで、非常に規模を大きくした予備校です。(当時、ちょっとした話題になりました。)
予備校の方針としては、クレアールとは対照的に、全範囲を網羅した学習スタイルになります。
予備校としての合格率は40%と高く、この戦略には一定の効果が出ています。
また 公認会計士の予備校としては珍しく、講師が1日ずっと校舎にいるため、いつでも質問できる体制が整っています。
Twitterからも質問ができたりと、他にないフォローが魅力ですね。
実際のフォロー制度や、利用した受験生の評判や口コミは、次の記事で詳細にお話しています。
>>関連記事:東京CPA『公認会計士講座』の評判と口コミ
資格の学校TAC

概要 | |
---|---|
設立 | 1980年 |
校舎 | 全36校(東京、横浜、大阪、その他全国各地) |
料金 | 75万~85万円 |
資格の学校TAC(以下、TAC)は、公認会計士講座を始めとした大手資格予備校です
TACの特徴は、次のとおりです。
TACの特徴
- 最大手予備校のスケールメリットを得られる
- 高い合格実績
- 企業法、監査論に強い
TACは、公認会計士講座を開講している予備校として、『資格の大原』と並ぶ最大手の予備校です。
公認会計士試験の合格者数に占めるTAC生の割合は3割程度ですので、約3人に1人はTAC生という実績です。
規模が大きく受講生も多いため、「この予備校なら合格できる」という安心感が得られますね。
また、「スケールメリット」が得られるのも、大手予備校ならではのメリットです。
スケールメリットとは?
公認会計士試験は『相対評価』の試験であり、全受験生の中での自分の順位を上げる、という戦略が非常に重要です。
TACで受講していれば、受験生全体のレベルが(ある程度)推定できますから、TAC中での試験で良い成績を取っていれば、合格可能性を上げることが可能になります。これが、スケールメリットです。
一方で、受講料は全予備校の中で最も高額ですので、利用した方の感想などを参考にした方が良いでしょう。
>>関連記事:TAC『公認会計士講座』の評判口コミ
個人的には、『大手志向』の方ならTACが一番良いと感じています。
資格の大原

概要 | |
---|---|
設立 | 1957年 |
校舎 | 全41校(東京、横浜、大阪、その他全国各地) |
料金 | 75万~85万円 |
資格の大原(以下、大原)は、TACと同様、公認会計士講座や簿記講座などを開講する大手資格スクールです。
大原の特徴は、次のとおりです。
大原の特徴
- 大手としての安心感が得られる
- 受験仲間を作りやすい傾向
- 計算を重視した授業
大原もTACと同様に、大手予備校のスケールメリットを得ることができます。
実際の評判や口コミを見ても、『大手だから安心して受講して合格できた』という口コミが多いですね。
>>関連記事:資格の大原『公認会計士講座』の評判と口コミ
また、大原は『大原学園』という学校も運営しており、全体的に「学校」のような雰囲気があります。
ただし、TACと同様に受講料は高額ですので、パンフレットを入手し慎重に吟味することをオススメします。
LEC東京リーガルマインド

概要 | |
---|---|
設立 | 1979年 |
校舎 | 全54校(東京、横浜、大阪、その他全国各地) |
料金 | 40万~45万円 |
LEC東京リーガルマインド(以下、LEC)は、数多くの資格支援を行う専門学校です。
LECの特徴は、次のとおりです。
LECの特徴
- 校舎数が多い
- 『短答コース』が用意されている
- 全予備校で最も価格が安い
LECは校舎数が多く、規模の比較的大きな予備校です。
「都心から離れたところに住んでいるけど、LECなら近くにある」という方も多いかと思います。
また、『短答コース』が用意されていることも大きな特徴の1つです。
短答コースとは?
公認会計士試験は、短答式試験(1次試験)と論文式試験(2次試験)の2つから構成されています。
他の予備校では「短答式試験+論文式試験」の合格を目指すコースしかありませんが、LECでは「短答式試験」のみを目指すコース(短答コース)があるのです。
「いきなり本腰を入れて論文を目指すよりも、まずは目の前の短答から受けてみたい」といった方にオススメですね。
もともと受講料の安さが魅力のLECですが、「短答コース」であれば半額の20万円で受講できます。
合格した場合には祝い金5万円が貰えますので、「金銭面で不安」という方にオススメです。
公認会計士の予備校を徹底比較!
慎重に予備校を選ぶためには、それぞれの予備校を比較することが大切です。
ここでは 上述した特徴に加えて、パターン別にオススメの予備校をご紹介します。
なお、次のような基準で比較します。
パターン別!オススメの予備校を比較
- 『費用』で比較
- 『通信制度』で比較
- 社会人にオススメの予備校は?
- TACと大原だったらどっち?
『費用』で比較
それぞれ、公認会計士講座の「費用」を比較してみましょう。
公認会計士講座の費用比較
- LEC:40万~45万円
- クレアール:45万~55万円
- 東京CPA:60万~75万円
- 大原:75万~85万円
- TAC:75万~85万円
LECが最も安く、最大手のTACや大原に比べて、料金を半分に抑えることができます。
「いきなり80万円も出せないよ…」という方には、LECがオススメと言えるでしょう。(LECなら短答コースがありますから、20万円で勉強スタートが可能です。)
LECに対する疑問として、「なぜLECはこんなに安いの? 他の予備校よりも、勉強内容が劣っているの?」と気にされる方がいますが、勉強内容に違いはありません。
授業料が安い理由は、予備校が「人件費」を抑えているためです。
もちろん講師の数も減りますが、今は授業をスマホやPCで受ける人も多いですから、さほど講師の数は必要ありませんよね。
「大量の講師を雇うよりも、受講生の負担を減らそう」という仕組みなのです。
また、クレアールも同じくらい低価格ですね。
クレアールの場合はすこし特殊で、授業のムダを省くことでコストカットをしています。
クレアールについては、「クレアール公認会計士講座の評判と口コミ【会計士が解説】」の記事で細かくお話しています。
『通信制度』で比較
いずれの予備校も、通信制度に「不足」はありません。
授業はPCやスマホで受講できます。
一方で、「質問体制」は予備校ごとに異なります。
質問体制の違いを比較
質問体制 | |
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クレアール |
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東京CPA |
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TAC |
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大原 |
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LEC |
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『TAC』と『クレアール』は、ビデオ会議を採用しており、通信の方でも非常に質問しやすいですね。
また、『東京CPA』は(公式見解ではありませんが)講師がtwitterでも質問を受け付けており、講師の熱意を感じます。
詳しいフォロー体制については、必ずパンフレットで確認してください。
予備校によっては、定期的にフォロー制度を変更しています。
>>資料請求先一覧へジャンプ
社会人にオススメの予備校は?
社会人受験生にとって、一番のリスクは「量が多すぎて消化不良になること」です。
>>関連記事:公認会計士合格までの勉強時間は7000時間でした【失敗した話】
消化不良になってしまうと、不十分なまま試験に臨むことになってしまい、残念な結果になってしまうケースが多いでしょう。(私の失敗体験でもあります。)
そんな失敗をしないためのオススメ予備校は、クレアールです。
クレアールでは、勉強範囲のムダを徹底排除した『非常識合格法』という学習メソッドを採用しています。
これにより、特に「社会人合格者」を多く輩出しています。
とは言え、「なかなか踏ん切りがつかない…」という方も多いでしょう。
そんな方は、とりあえず短答だけ目指してみる選択もアリかもしれません。
講座の詳細は、パンフレットにしか記載されていません。
>>無料でクレアールのパンフレットを入手
TACと大原だったらどっちがオススメ?
大手志向の方は、「TACと大原、どっちが良いかな?」と悩まれる方が多いです。
どちらも一長一短ありますので、様々な視点から比較してみましょう。
筆者はTACを使って公認会計士試験に合格しましたが、大原出身の友人も多いため、実体験と利用者の感想を踏まえてお話します。
TACと大原の『公認会計士講座』比較表
TAC | 大原 | |
---|---|---|
規模 | 最大手 | 最大手 |
料金 | 75万~85万 | 75万~85万 |
校舎の数 | 全国約40校 | 全国約40校 |
学習ボリューム | 多め | 多め |
合格者数 | 約3割がTAC生 | 約3割が大原生 |
設備 | 普通 | やや古い校舎もある |
講師 | 全員が試験合格者 | 合格者でない講師もいる |
質問体制 |
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得意科目 | 「企業法」「監査論」に強い | 「財務会計論」「管理会計論」「租税法」の計算に強い |
生徒同士の雰囲気 | やや殺伐 | 和気あいあい |
その他 | 修了考査にも強い | 独自教材「ポケットコンパス」が持ち歩きやすく便利 |
「規模」「料金」「合格者数」「インプットのボリューム」はほぼ変わらず、受講生が多く料金は高め、という点で共通しています。
一方で、授業の方針に少し違いがみられます。
講師の違い
TACでは、受験生時代に成績が優秀だった合格者のみを、公認会計士講座の講師として採用しています。
講師自身が試験を突破していますから、試験全体に対するアドバイスができますね。
一方、大原では講師が合格者であるとは限りませんが、その代わりに常勤講師が指導にあたっています。
講師業を専業としているため、授業全体の質を保つことができる、というメリットがあります。
得意科目の違い
また、得意とする科目も少し異なります。
大原では、公認会計士試験の要となる「計算力」に力を入れています。
一方で、TACも計算に強いのですが、(他の予備校と比較すると)監査論・企業法に強いです。
しかしながら、私自身はTACを使って計算科目が得意(全国2桁順位)になりましたが、逆に監査論は苦手でしたので、あまり大きな違いはないのかもしれません。
その他の違い
そのほか、大原では「ポケットコンパス」というコンパクトなテキストが用意されており、これが持ち運びに便利です。
最近はどの予備校にも「スマホで読めるテキスト」がありますが、「スマホのテキストには自由に書き込みができない」というデメリットがあるので、ポケットコンパスは
また、少し先の話になりますが、修了考査(3次試験)対策では、TACが最も強いと言われています。
TACのテキストに慣れていると、修了考査もスムーズに合格できるというメリットがあります。
TACと大原の評判は、次の記事で詳細にご紹介しています。
>>TAC『公認会計士講座』の評判口コミ
>>資格の大原『公認会計士講座』の評判と口コミ
また、近年は東京CPAも規模を大きく拡大しており、合格者数だけで言えば、TACと大原に並ぶ規模になりました。
「合格者が多い予備校を選びたい」という方は、あわせて東京CPAも検討に加えるべきです。
>>東京CPA『公認会計士講座』の評判と口コミ
予備校に通う意義
実体験に基づく感想ですが、公認会計士を目指すうえで、予備校はマストです。
公認会計士試験は非常に難しい(理解が複雑な)試験です。
合格した私がそう感じるので、「誰にも教わらず、独学で」というのは本当に厳しいです。
>>関連記事:公認会計士試験に独学で受かる事は無理?
また、大学生の方で「ダブルスクールは可能か?」と気にされる方もいるようですね。
結論としては、むしろダブルスクールでないと合格できません。
なぜなら、大学の授業はあくまで会計や監査に関する「知識を得ること」が目的であり、「公認会計士試験に合格すること」が目的ではないからです。
合格者の4割が大学生ですが、ほぼ全員が予備校を使っています。
>>関連記事:大学生が公認会計士試験に合格する方法
【読者の疑問】予備校を選ぶときの疑問にお答えします。
よくtwitterやブログから「予備校選び」に関してご質問をいただくので、ここで回答します。
質問リスト
※ ↑クリックすると、各Q&Aにジャンプします。
Q1.通信の場合の『質問体制』を教えてください。
質問体制については予備校HPに掲載されていないため、直接問い合わせてみました。
通信の場合の『質問体制』は、次のとおりです。
通信の質問体制
質問体制 | |
---|---|
クレアール |
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東京CPA |
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TAC |
|
大原 |
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LEC |
|
クレアールは通信専門の予備校のため、SkypeやZoomなど、テレビ通話で質問ができます。
また全ての予備校に共通しますが、「メールでの質問」の場合、回答に2~3日(場合によっては1週間)かかるそうです。
どうしても活字では質問内容を伝えづらく、回答も難しい為とのことです。
質問対応は変更される可能性がありますから、詳しくはパンフレットを確認しましょう。
>>無料でクレアールのパンフレットを入手
Q2.各予備校の『デメリット(短所)』を教えてください。
各予備校のデメリットは、次のとおりです。
各予備校の 主なデメリット(短所)
- TAC:受講料が高い
- 大原:受講料が高い
- 東京CPA:情報が少ない
- クレアール:分量が少なく、不安を覚えやすい
- LEC:価格が安く、不安を覚えやすい
どの予備校からも合格することはできますが、長所・短所を知り、『自分に合った予備校』を選ぶことが重要です。
また、東京CPAだけはHPに情報があまり記載されていないため、詳細はパンフレットを確認しましょう。
>>無料でCPAのパンフレットを入手
Q3.通信生は『モチベーションの維持』が大変ではないですか?
おっしゃるとおり、通信は通学に比べてモチベーションが維持しづらいです。
通信のモチベーションが維持しづらい理由は、次のとおりです。
通信のモチベーションが維持しづらい理由
- 画面越しだと授業としての実感がなく、ダラけてしまう
- ライバル達の存在が見えず、「競争の実感」が湧かない
対応策としては、「通信+通学コース」を受講するのが良いと思います。(私もそうしました。)
特に学習中期の段階では、ゴールが中々見えてこないため、勉強がマンネリ化しがちです。
そんな時は、気晴らしに教室講義を受けてみましょう。
生講義ならではの緊張感(臨場感)が得られるので、良い刺激になるはずです。
また、特に「答練(定期テスト)」は、多くの受講生が集まる機会ですので、積極的に教室で受験されることをオススメします。
ライバルの存在を目で見ることができますから、やる気UPにつながりますよ。
また私の経験では、学習初期(開始3ヶ月~6ヶ月目)にモチベーションが下がることはあっても、それ以降でモチベーションが下がることはほぼありませんでした。
そのため、答練(定期テスト)は教室で受験し、授業はスマホで受講していました。(倍速できるのでかなり効率的)
Q4.『ダブルスクール』は可能ですか?
大学生の方で、「ダブルスクールができるか心配」という方もおられるようですね。
結論から言えば、どの予備校でもダブルスクールは可能です。
もちろん、大学の授業を最低限にするなどの工夫は必要です。
しかし、公認会計士試験は「大学生」の合格割合が最も多い資格ですので、大学生にとって有利な試験と言えます。
授業のボリュームについて、詳しくはパンフレットを確認した方が良いでしょう。
>>予備校別、資料請求一覧へジャンプ
Q5.『受験生が多い予備校』はどこですか?
受験生が多いのは、TACと大原です。
規模が大きく、合格者数も多いですね。
「合格者数」で言えば、東京CPAもかなり多いため、東京CPAも選択肢としてアリです。
>>関連記事:東京CPA『公認会計士講座』の評判と口コミ
Q6.クレアールを検討していますが、勉強時間はどのくらいですか?
クレアールでは、1日2~3時間で公認会計士になれることを公言しています。
>>クレアールHP:1日たったの2~3時間で公認会計士になる方法
2年間で合格できた場合、合計2,000時間ほどで合格できることになりますね。
通常は、1日6~7時間を2~3年続けなければ合格できませんので、これがもし可能なら凄いことですね。
筆者はクレアールを利用した経験がないため、真偽のほどは分かりませんが、公言する程なので自信があるのだろうと思います。
詳しい勉強スケジュールはパンフレットを確認しましょう。
>>無料でクレアールのパンフレットを入手
【無料】予備校別:資料の請求先一覧
最後に、各予備校の資料請求先をまとめます。
詳細を知りたい方は、必ずパンフレットを確認してください。
資料の請求先一覧
予備校を一度選ぶと、2~3年はお世話になり続けます。
ぜひ「予備校選び」で失敗しないよう、慎重に検討してくださいね。