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「社会人が働きながら合格する手法」を note で限定公開しました。
【2022年】働きながら会計士試験に受かるための具体的手法

 

こんにちは、公認会計士のロディです。

2013年に論文式試験に合格しました。

勉強期間は3年、短答は上位0.3%の成績でした。

偏差値40だったのに合格できたのは、テキストのおかげと言わざるを得ません。

今回は、『公認会計士試験の独学用テキスト』の中でオススメのものをご紹介します。

書店で実際に手に取り、独学で読んでいても頭に入る(一人で理解ができる)ものを選びました。

 想定読者

  • 独学で会計士試験の勉強をしたい人
  • 独学テキストがどのくらいあるか、知りたい人

この記事を書いた人

ロディ

ロディ

公認会計士

2013年 大手監査法人 入社
2020年 コンサルファーム 入社
2021年 独立

現在は会計事務所経営の傍ら、企業の会計・ファイナンス研修講師としても活動中。

 

公認会計士の独学テキスト(参考書)おすすめ5選

さっそくですが、公認会計士試験の独学用テキストをご紹介します。

教材として活用してください。

 

独学用テキスト(参考書):財務会計論

財務会計論は、最も範囲が広くボリュームが多いので、2分冊になります。

おすすめは下記の2冊です。

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こちら、公認会計士試験の元試験委員が作成している『スタンダードテキスト』というものです。

試験委員が作成しているので、実際の試験で問われやすい内容を詳細解説しており、他のテキストに比べてコスパが良いです。

いくつかの市販テキストが存在しますが、間違いなくコレ1択かと。

 

独学用テキスト(参考書):管理会計論

管理会計論からのオススメはこちら。

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原価計算界では超有名な、岡本清氏の著書です。
管理会計のテキストもいくつかありますが、間違いなくコレが信頼性No.1です。

ただし、内容がやや平易であるというデメリットがあります。

これだけで受かるか?と聞かれると、まず難しいだろうというのが感想。
正直、コレを超えるものが市場に無いのも事実です。

 

独学用テキスト(参考書):監査論

監査論ならこちら1択。

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財務会計論と同じシリーズの、『スタンダードテキスト』です。
こちらも元試験委員が作成しており、内容は非常に細かいです。

解説なしでは難解に感じるかもしれませんが、独学用テキストなのでそこは仕方ないのかもしれません。
他にも『入門書』ならありますが、それのみで会計士試験を突破をするのは無理でしょう。

 

独学用テキスト(参考書):企業法

企業法については、『入門書』としてこちらがオススメです。

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僕は予備校で勉強していましたが、企業法の授業が始まる少し前に こちらを読んでいました。

予め読んでおくと 企業法の全体像が分かるので、体系立てて理解することができるようになります。

ただし注意!「企業法対策」と記載されていますが、あくまで入門書です。
コレのみで突破するのは無理です。(理解用の教材)

 

独学用に必要な、テキスト以外のアイテム

独学用に必要な、テキスト以外のアイテム

独学で公認会計士試験に必要なアイテムは、テキストだけではありません。

 他に必要なアイテム

  • 問題集・・・アウトプットのために必須
  • 基準集・・・インプットを補助

 

公認会計士試験を受験するためには、『問題集』も必須です。

特に独学の方の場合、勉強効率がとても重要になります。

通常は、インプット→アウトプットという順番で学習を進めますが、独学の方の場合、ときにはアウトプット→インプットという学習も必要になります。

短答式試験では「短時間で解く」という訓練が必要不可欠ですので、問題集も必ず揃えましょう。

公認会計士の問題集はこれだけで十分です【厳選6選】で紹介しているものは、すべて筆者が実際に使用したものです。こちらで短期合格したので、かなり有益かと。

 

また、インプットの補助材料として『基準集』も大切です。

原文に当たることで、条文の言い回しをそのまま記憶することができます。

公認会計士試験では、「条文」の言い回しをそのまま使った問題が出ますので、必ず原文を読み、本番での表現に慣れておきましょう。

 
なお、企業法の学習において『六法』を使う人が多いと思いますが、個人的に『法令基準集』の方がオススメです。

理由は、六法には不要な法律も収録されており、持ち運ぶときに重いことと、本番では「六法」ではなく「法令基準集」を配布されるからです。

本番と同様のアイテムで勉強した方が、絶対に効率は良いです。

 

法令基準集

基準集について、少しだけ補足しておきます。

 法令基準集のサイズ感

  • サイズ:A5判(タテ約21cm × ヨコ約15cm)
  • 厚み:約1cm~2cm

小さいので、持ち運びに便利です。

法令基準集は、財務・監査・企業・租税の全4冊があります。

ここでは企業法のみを載せておきましたが、全4冊揃えておくと良いですよ。

 

その他、公認会計士試験の独学に必要なもの

その他独学に必要なものは、次のとおりです。

  • 答練、模試を受験する
  • モチベーションの維持
  • 効率的な勉強法

『答練』を受験することが『独学と言えるのか?』微妙なところですが、合格するためには答練・模試の受験がマストです。

公認会計士試験は相対評価の試験なので、自分の順位を意識した学習は必須です。そのためには答練や模試を受けて、自分の位置を確認しながら、時に軌道修正しながら進みましょう。

自分の位置が分からずに、闇雲に学習するのは絶対にやめましょう。時間を大幅にムダにします。

 

また、独学の最大の敵はモチベーションです。
一人きりで勉強していると、初めはやる気があっても、すぐに限界が来ます。

モチベーションを上げるためには、「【公認会計士】受験勉強のモチベーションを上げる方法【ガチの人向け】」の記事が参考になります。

 

そして最後に、「効率的な勉強法」です。

これは独学で合格を目指す受験生にとって、最重要です。

公認会計士試験の勉強法については、公認会計士試験の勉強法まとめの記事で詳細に解説しています。

僕が短期間で偏差値を25上げた手法なので、かなり参考になるかと思います。(科目別にも記載しているので、かなり長文です)

 

ぶっちゃけ、公認会計士試験に独学で挑むのは厳しい?

ここまでで、独学に必要なテキスト類をご紹介しました。

ただ個人的に、公認会計士試験に独学で臨むのは、、、無理ゲーだと思っています。
>>関連記事:公認会計士試験に独学で受かる事は無理ゲーです。【会計士が解説】

理由は次のとおりです。

 独学が難しい理由

  • 独学用のテキストが限られる
  • 一人では理解することが困難
  • 合格までに、時間がかかりすぎる

 

読んでいて気付いたかもですが、ご紹介した独学テキストには論文式試験のテキストが含まれていなかったり、『入門書』だったりします。
これは、単純に市販されているテキストがないからです。

厳密には、少しだけ存在はするのですが、とても人にオススメできるような質ではありません。

純粋にテキストが不足しており、独学での合格はかなり難しいという話です。

 

また、独学でテキストを読んでいても、どうしても理解できない部分が多いです。公認会計士試験は『三大国家資格』の1つですから、当然難しいわけで、独学が厳しいのは当たり前の話です。

内容が非常に難解なので、独学だと通常の2~3倍は時間がかかります。

『これから独学を頑張るぞ!』という人のやる気を下げてしまったら、すみません。

でも、何より人生で一番大切なのは『時間』です。
せっかく公認会計士試験に合格しても、既に就職できない年齢になっている可能性もあります。

そうなると 会計士になっても意味がなく、これまでの苦労も水の泡になってしまいます。

 

 予備校という選択肢もあり

独学を辞めると、次のメリットが得られます。

  • 最短で合格できる(2~3年)
  • モチベーションを維持するのが楽
  • 多くの合格実績がある

予備校のテキストは、市販のものとは比べられないほど質が高いです。(たくさんの会計士が集まって作成するため)

また、講師が分かりやすく解説するため、インプットのスピードも格段に速くなります。

そして、予備校は過去からの『合格実績』を公開しています。独学だと『本当にこのテキストで合格できるのか?』と不安になることもありますが、予備校には数多くの合格実績があるので、安心して勉強に集中できます。

 

予備校にも種類が色々とあり、中には「社会人向け」「短期間で合格したい人向け」の大手スクールもあります。

わりと価格も安かったりしますが、まずは無料でパンフレットを取り寄せてみることをオススメします。

一部講義を無料で視聴できるほか、合格体験記も多く掲載されているため、合格までの感覚をリアルにイメージすることができますよ。
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