働きながら公認会計士試験に合格できるか?【現役会計士が考察】

こんにちは、公認会計士のロディです。

2013年に公認会計士試験に合格し、2019年から会計事務所を開業しています。

これから会計士を目指そうかな?という方にとって、

「働きながら会計士になれるかな」というのは、気になるところですよね。

そこで本記事では、働きながら会計士になる人の割合をお示しするとともに、具体的にどのくらい難しいのか、ご説明します。

 

働きながら公認会計士になれる人の割合

先に結論ですが、結構少ないです。

具体的な数値を確認してみましょう。

公認会計士・監査審査会では、毎年合格者の「職業」を調査しています。

受験生は試験後に全員アンケートへの回答義務があり、これを基に調査結果が公表されています。

これによれば、合格者の職業は次のとおりです。

  • 会計事務所員 5.1%
  • 税理士 0.2%
  • 会社員 6.6%
  • 公務員 0.6%
  • 教員 0.2%
  • 教育・学習支援者 0.2%
  • その他(学生や無職)87.1%

出典:平成30年公認会計士試験の合格発表について

 

こちらは直近のデータですが、それよりも以前のデータもほぼ同様です。

この調査結果によれば、合格者のうち、約13%の人が社会人受験生であった事がわかります。

総合格者数は1,305人ですので、170人が社会人合格者ですね。

なお、このうち70人は、会計事務所などで専門スキルを得ながら学習していた社会人です。

総受験者数は11,742人ですので、働きながら会計士になれる人の割合は、約1%です。

正直、かなり厳しい数値と言えるでしょう。

 

僕の場合(無職で会計士受験に専念)

無職・学生で合格する人の割合が圧倒的に多いわけですが、僕も同様に無職専念で合格しました。

勉強期間は3年でして、1日7~8時間の勉強時間で合格です。
>>関連記事:会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?

ちなみに、勉強開始時点での簿記の知識はゼロ、大学の偏差値は40くらいでした。

1日7~8時間を3年間続けて、ようやく合格できたので、僕の場合は働きながらの合格は無理だったと思います。

僕以上に勉強されていた方も沢山いたので、通常は最低でも1日7時間は確保する必要がある、という事を覚えておくと良いでしょう。

 

社会人合格者の例をご紹介

僕の身近にいる公認会計士にも、(非常に数は少ないですが)社会人合格者が2名います。

1人は、BIG4のコンサルティングチームで働きながら、公認会計士試験に1年で合格した人です。

京大出身の超エリートでして、話しただけで「あ、別次元の人だな」と感じるタイプの人です。笑

コンサルの激務に就きながら、たった1年で合格…正直信じられないレベルです。

 

もう1人は、監査トレーニーから合格した人です。

 

 監査トレーニーとは

大手監査法人の職員として監査業務に就きながら、会計士受験の援助を受けられる制度です。(制度の有無は、監査法人ごとに異なります。)

実務を学びながら予備校代の援助を受けられるので、勉強の質を上げ、低コストで会計士試験を受験できるようになります。

 

この人は、元々外資系企業の経理をしており、そこからトレーニーに転職してきた人でした。

バイリンガルで仕事もバリバリできるタイプでして、周囲も「彼なら受かるだろうな」という感じで見ていました。(その後、一発合格)

 

という訳で、社会人合格者はこんな感じの人たちです。

この人たちに近い実力を持った方であれば、社会人として働きながら会計士試験を目指しても良いと思います。

 

こんな人は、働きながら公認会計士になれる可能性があります。

以上を踏まえ、働きながら会計士になれる方の特徴です。

  • 有名大学出身(早慶以上)
  • 経理部や会計事務所勤務で、実務経験がある

上述の方や、有名な社会人合格者の経歴を調べてみても、上記のいずれか(もしくは両方)が該当します。

何の経歴も無しに目指すのは、(合格率1%という客観的数値から見ても)やや難しいでしょう。

ちなみに実務経験があると、具体的には「会計学」「監査論」という科目で優位性を発揮できます。

 

僕のTwitterのフォロワーさんにも、働きながら会計士を目指している方がいます。

ある方は、仕事が終わって20時~夜中2時まで勉強して寝る、という生活をされてました。

働きながら勉強するにしても、このくらい頑張らなければならない訳です。

 

ただ、公認会計士になった後のリターン(メリット)を考えると、社会人合格に拘る必要もないと思います。
>>関連記事:公認会計士になって得た、6つのメリット【実体験を話します】

経歴に穴が空きますが、ぶっちゃけ会計士になったら、そういうのほぼ関係なくなるので。(転職時も、「勉強していた」と言えば確実に納得してもらえます。)

ただ、会計士を撤退した場合は空白期間はマイナスでしかないので、その辺りは「ご自身のやる気」と「自信」と相談する必要がありますね。

僕の場合は24歳で無職からの受験を決意しましたが、「やる気」だけは誰にも負けない自信があったので、会計士になる事を目指しました。

 

意思決定に必要なのは、リスクとリターンだけ。

社会人のまま合格を目指そうかな…と悩まれている方に、1つ意思決定のポイントをご提示します。

何かを決める時に必要になるのは、「リスク」と「リターン」だけです。

これをやると「どんなリターン」があって、「どんなリスク」があるのか、をきれいに整理してあげると、答えが出ますよ。

やるかやらないかは、結局このバランスです。

 

また、もう1つの視点として、「リスクを下げる方法」も予め考えておくと良いでしょう。

たとえば会計士業界の大手スクールの1つに、クレアールという予備校があります。

こちらは「非常識合格法」として有名な会計士予備校であり、社会人受験生にフォーカスした予備校です。

短期合格者が多いスクールとして、定評があるようですね。
>>クレアールから無料で資料請求する。

 

また、当ブログでは公認会計士試験の勉強法を、事細かにご紹介しています。

多くの方にTwitterフォローを頂いており、わりとご好評いただいてます。

もし勉強を始められたら、ぜひご参考にしてみてくださいね。

公認会計士試験の勉強法まとめ

2019/05/29

 

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