『FAS』への転職難易度と、効率的な情報収集

こんにちは、公認会計士のロディです。

FASへの転職に興味がありますか?
本記事では、FASへの転職難易度と転職成功率をアップさせる方法をお話します。

なお、筆者自身もFASコンサルへ転職しています。
実体験に基づくので、信ぴょう性は高いかと。

 

BIG4系FAS・中堅FAS別に、難易度を確認

FASコンサルは、大きく『BIG4』『中堅FAS』に分けることができます。

難易度がやや異なるので、それぞれ分けて解説します。

 

BIG4系FASの転職難易度

初めに、BIG4のFASとは何か、かんたんにおさらいです。

  • KPMG FAS(KPMGフィナンシャルアドバイザリーサービス)
  • EY TAS(EYトランザクションアドバイザリーサービス)
  • DTFA(デロイトトーマツフィナンシャルアドバイザリー)
  • PwCA(PwCアドバイザリー)

上記4社が、BIG4系のFASコンサルです。
BIG4の中でも、転職難易度は変わります。ほんの少しだけですが。

難易度高い順に、 DT=KPMG>PwC>EY という順番です。

詳しい方は気付いたかもしれませんが、各ファームのアドバイザリー業務の売上高順です。なぜ売上高順になるかというと、求められるスキルの度合いが変わるから。
もし『BIG4ならどこでも良い』のであれば、EYがおすすめです。

 

 BIG4で求められる人材

BIG4系FASでは、次の人材が必要とされます。

  • 公認会計士
  • 公認会計士試験合格者(公認会計士補)
  • FAS経験者(3年以上)

監査またはFAアドバイザリー経験がある人が基本です。
完全未経験の人は、まず無理です。

上記の人で、かつ30代までであれば、わりと転職難易度は低いです。
筆者(会計士)も30代で転職活動をしましたが、BIG4系FASからの内定を貰えました。

 

 BIG4系FASへの入社難易度を下げる

会計士の人限定ですが、やや転職を楽にする方法があります。
それは、『BIG4の監査法人内から異動する』という方法。
やや遠回りですが、監査法人への転職難易度はかなり低いので、それを足掛かりにするとかんたんです。

筆者もBIG4の監査法人で4年働いていましたが、辞める時は異動のオファーも受けました。

異動パターンで転職を試みるのであれば、ほぼ確実にFASへの転職ができます。

 

中堅FASの転職難易度

中堅FASには、たとえば次のようなファームがあります。

  • M&Aセンター
  • GCA FAS
  • 山田&パートナーズ

他にも無数にありますが、上記は大所(知ってないと恥ずかしいレベル)です。

中堅FASは、『独立系』『ブティック系』FASとも呼ばれますね。

 

 中堅FASで求められる人材

中堅FASで必要とされるのは、次のような人材です。

  • 公認会計士、税理士
  • FAS経験者
  • 銀行等、金融機関経験者
  • 英語が堪能な人

BIG4よりも転職難易度は下がります。
会計士や金融等の経験者のほかに、『英語力』があると未経験でも可能です。

FASと英語は、切っても切り離せない業務です。
BIG4ほどの規模になると、国内のM&A市場だけでも十分稼げますが、中堅FASでは(組織として)仕事を選べません。(選んでいる組織もあるけど、年収はやや下がります。)
積極的にクロスボーダーのM&A案件を受託するので、わりと英語力が必要です。

会計士は、英語を苦手とする人がとても多いです。
そのため、『英語力』だけでも十分武器になりますよ。(TOEIC800点以上は必要です。)
40代になると、上記に加えて『マネージメント経験』も求められます。マネージメントの経験があれば、転職はかなり楽です。(ほぼ内定とれるかと。)

逆に、未経験かつ英語力もないとなると、転職するのは結構厳しいと思います。
ただし、これは普通に転職活動を行った場合の話です。

 

FASへ転職成功率を上げる方法

本記事のメインです。
FASへの転職難易度を下げ、成功率を上げる方法があります。

それは、転職エージェントを利用すること。

『FAS』と一言でいっても、内容は様々。
FASは専門性が非常に高い業種です。

 

 FAS業務の主な例

  • 財務DD
  • バリュエーション
  • PMI
  • 再生系FAS
  • 会計税務アドバイザリー

専門性が高いので、1人で業界知識を集めるのは無理ゲーです。辞めましょう。
一方、エージェントを利用することで、ググっても分からない情報を大量に教えて貰えます。

業界情報を得ると、企業研究に繋がるので、内定率がアップするという仕組みです。
エージェントを利用しないと、情報が欠落したまま面接に突入します。こうなると転職は失敗します。

これを理解せずに一人で転職活動をしている人がいるため、エージェントを利用するだけで他の人よりも一歩リードできます。

また、よくある失敗ケースとして、FASに詳しくないエージェントを活用してしまうケース。
リクルートとかは業界No.1のエージェントですが、ぶっちゃけFASに関しては素人ですよ。意外かもしれませんが、避けるべきエージェントの1つです。

大手エージェントは、幅広く様々な業界の求人を保有しますが、FASのように専門性の高い求人はあまり保有せず、また知識も少ないです。

で、どこが一番おすすめなの?というと、ジャスネットキャリアという転職エージェントです。
>>関連記事:転職にジャスネットキャリアを使ってみた感想

転職活動が初めての方は、聞いたことがないよ…という方もおられるかもしれませんね。
『会計系』に特化した転職エージェントは、わりと限られます。(リクルートのような大手は参入していません。)
その中でも最も規模が大きく、サービスの質が高いのがジャスネットキャリアです。
筆者も利用してそう感じたので、強くオススメします。

同じく管理系に強いMS-Japanというエージェントもあり、こちらの方がネームバリューは高いですが、個人的にはジャスネットキャリアの方がおすすめです。
MS-JAPANは、どちらかというと『経理』に力を入れており、『FASコンサル』に限って言うとやや劣ります。

FASの求人は、かなり人気です。(そのため、転職難易度が高い)
だから転職エージェントを利用し、『今』出ている求人を早くピックアップすべきです。
新しい求人であれば、応募している人はいませんので、即内定に繋がる可能性が高いです。

また、内定後の『年収交渉』も、ジャスネットキャリアが代行してくれます。1人で年収交渉とか、かなりキツいですよ。
その意味でも、今ジャスネットキャリアに登録しておくべきです。

 

FAS以外の転職先もアリ

ここまで読んで、『う~ん、FASってやっぱり難しそうだな…』と感じた人に朗報でして、FAS以外の選択肢もあります。
FASでなくとも、FASと同様の仕事ができる業種はたくさんあります。

  • 証券会社
  • 銀行
  • 投資銀行
  • 投資ファンド

いずれもM&Aや投資を扱っており、財務DDやバリュエーションに従事することができます。(再生は銀行がメインです。)
『FASがやりたいからFASコンサルに転職だ!』という思考になる人が多いですが、それは間違った選択でして、自分で選択肢を狭めてしまっています。

上記の業種でもFASに携わる機会は多いです。
ただし、どの程度の割合で携われるかは、組織ごとに異なります。
これを知る意味でも、転職エージェントへの登録はマストですよ。

 

思い切って、公認会計士を目指すのもアリ

『会計士って難しそうだから…』と、最初から選択肢から除外している人が多いですが、思っているほど難しい試験ではないです。
実は、受験生の1~2割が欠席する試験です。信じられないですよね。
>>関連記事:公認会計士試験の「本当の」合格率、ご存知ですか?【詳細分析】

また、合格者の35%以上がアラサーです。
筆者も大学を卒業してから勉強を始め、28歳で監査法人に入所しました。(それまで職歴なし)
30代で合格しても、その後の人生を大きく変えることが可能です。

今は、合格すればBIG4すべてから内定を貰えます。
その後の転職も、かなりのイージーモードに途中にします。
『長い人生』の視点で見れば、たかが2年の勉強は、むしろコスパの良い投資です。
>>関連記事:公認会計士の年収とコスパ【詳細に検証してみた】

会計士試験について、もっと詳しく知りたい場合は予備校のパンフレットを入手するのが早いです。
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