こんにちは、公認会計士のロディです。

これから公認会計士を目指す方にとって、全部でどのくらいの勉強時間が必要なのか、とっても気になりますよね。

僕も公認会計士を目指すとき、まず勉強時間がどのくらいなのか調べました。
しかし、その時に調べた「勉強時間」と実際にかかった「勉強時間」は、大幅に異なる結果でした。

※よく言われる勉強時間は、3,000時間~4,000時間です。でも実際は、こんなに早く合格できません。

そこで本記事では、僕が受験生時代に毎日集計した勉強時間を公開します。

勉強開始~合格までの勉強時間を、毎日ストップウォッチで集計したので、信ぴょう性は高いですよ。

また、時期によって勉強時間は異なりますので、月ごとの勉強時間推移も公開しています。

 

スポンサーリンク

公認会計士の勉強時間集計の「前提条件」

勉強時間を公開する前に、すこしだけ「前提条件」をお話させてください。

 合格までの勉強時間についての前提条件

  • ① 勉強時間の集計方法
  • ② 僕の学力

集計方法がテキトーだと、そもそも結論が疑わしいですよね。

また、僕の学力お示しすることで、「このレベルの人が合格できるなら、自分も同じくらいの勉強時間で合格できるな」といった判断指標になるかと思います。

 

① 勉強時間の集計方法

集計方法は、次のとおりです。

 勉強時間の集計方法

  • 集計は 秒単位で記録
  • 「集中して勉強している時間」のみ集計する

*1 机に向かっていても、「集中できていない」と感じる時間はストップウォッチを停止する。
*2 当然、教材をロッカーへ取りに行く時間、トイレ時間、もちろん休憩時間も勉強時間に含めない。

 

ロディ
ロディ

当時は、異常なほどマメに時間管理をしていました。しかし、これは合格法の1つです。

ちなみに、ストップウォッチによる計測には、次のような効果あります。(あくまで、僕個人が感じた効果です。)

 ストップウォッチ利用による効果

  • 一定期間(3ヶ月が目安)、毎日の勉強時間を記録する事で、自分の勉強ペース(平均値)が確立されるため、「これを下回るとダメだ」等、自信のメンタルをコントロールする事ができる
  • 「1日10時間やれば合格する」と聞いていたので、「集中して」1日10時間やれば、絶対に合格できるはずだと考えたため。(集中していない時間は勉強時間に含めない)

実際に合格してみて、ストップウォッチの偉大さを実感しましたので、もし勉強をされる方にはオススメしたいです。

 

② 僕の学力

会計士試験の勉強時間を公開するにあたって、僕の勉強スタート時の「学力」も記載しておきます。

 勉強スタート時の学力

  • 大学は理系であり、大学の偏差値は40台前半
  • 大学で簿記・公認会計士試験の内容を勉強した事はない
  • 暗記が大の苦手

一言でまとめると、「頭の良い部類ではない」ということです。

また、勉強スタート時点で社会人経験もなかったため、経済用語の知識もほぼゼロです。

ご自身の学力に自信がある方は、本記事で公開する勉強時間よりも早く試験にパスできると思いますよ。

 

公認会計士試験の勉強時間

ここからが本記事のメインです。

では早速、実際にかかった勉強時間を見てみましょう。

 

会計士試験の勉強期間

僕は、2010年5月に勉強をスタートし、2013年の8月に合格しています。
合格までに3年3ヶ月かかりました。

ちなみに、僕と同時期に勉強をスタートした受験生仲間も、このくらいの勉強期間で合格した人が多いです。
僕の肌感覚では、3~4年で合格する人が最も多いように感じます。

 

会計士試験の総勉強時間

上述した通り、僕は受験生時代にストップウォッチで勉強時間をすべて記録しました。
それらを集計したところ、総勉強時間は 約7,350時間 でした。

ちなみに内訳として、短答式試験までの勉強時間が4,410時間、そのあとの論文式試験までの勉強時間が2,940時間となりました。

よく色々なWebサイトで言われている勉強時間は、3,000~4,000時間です。
でも実際は、2倍近くかかった事になりますね。

この3,000~4,000時間の妥当性については、後ほど検証します。

 

1ヶ月ごとの勉強時間の推移

1ヶ月ごとの勉強時間は、次のとおりです。勉強時間の推移

見づらくてごめんなさい。

時期によって、1日あたりの勉強時間が異なります。

2012年5月に短答式試験に合格していますが、その半年前から1日9時間勉強していました。

 

ロディ
ロディ
この短答式試験6ヶ月前が、一番キツい時期でした。

その後は、2013年8月の論文式試験まで、緩やかに勉強時間が増加しています。

 

ロディ
ロディ
2回目の論文式試験を受験するまでの1年間は、「次は受かりそうだな」という自信が付いていたため、勉強時間は少なめに抑えました。
なお、僕は2011年12月の短答式試験に落ちています。
これは、エンジンをかけるのが遅かったことが原因です。もったいないですね。
短期合格を目指すなら、2011年の4月ごろから毎日9時間勉強くらい勉強されることを、強くオススメします。

 

どのくらい大変?

この勉強時間がどのくらい大変なものなのか、考えてみます。

短答前の1年間と、論文前の1年間の勉強時間を見てみましょう。

  • 短答前:約3,000時間
  • 論文前:約2,400時間

このような結果になりました。

ロディ
ロディ
どのくらい大変なのか、まだイメージが付きづらいですね。

ここでは、一般的なサラリーマンの仕事時間と比較してみます。
(「仕事」と「勉強」なので単純な比較はできませんが、参考として。)

厚労省の調べによれば(一応正しいものとして)、サラリーマンの1年間の平均的な労働時間は、2030時間とされています。

そのため、短答前の勉強時間は過労死レベル、論文前の勉強時間は激務というイメージです。

 

結局、何時間勉強すれば良い?

以上、僕の勉強時間の実績でした。

さて、ここからは更に掘り下げて、上述した勉強時間を参考に「実際に皆さんがどのくらい勉強をすれば、公認会計士試験に合格できるのか」を検証します。

 

公認会計士試験に2年間で合格するための勉強時間

僕の場合、2年3ヶ月間で勉強に費やした時間は、合計で4,890時間でした。

そして、その際の論文式試験の結果は「不合格」でした。

また不合格時の順位は、受験者中2,300位前後でした。
論文式試験の受験者数は3,500人程度ですので、受験生のうち下から3分の1あたりの成績です。

つまり、2年3ヶ月での合格を目指すのであれば、「4,890時間」という勉強時間では圧倒的に足りなかったということになります。(あくまで僕の場合です)

一方で、僕の場合「短答式試験の勉強をやりすぎた」という失敗があります。
すなわち、必要以上の高得点で合格してしまいました。

参考:短答式試験(2012年5月)の点数

短答式試験の得点

こちらも見づらくてすみません。

67.0%で合格のところ、77.6%も取れています。(ちなみに合格率は3%でした。)

 

合格できたこと自体は喜ばしいことですが、全体を通してみれば非効率といえます。

よって、非効率となった分の時間は多少削減できたと考えられます。

以上を考慮し、結論です。
あくまで個人的見解ですが、2年間で5,500時間勉強をすれば公認会計士試験に合格できると考えます。

では、1日にどれくらい勉強すれば良いのか?というと、、、

 1日あたりの勉強時間は?

5,500時間 ÷ 2年間 ÷ 365日 = 7.5時間/日

休まず毎日7.5時間勉強していけば、合格できる計算ですね。

 

公認会計士試験に3年間で合格するための勉強時間

次に、仮に3年間勉強すると考えた場合の、勉強時間です。

この場合、上記で検証した2年間の勉強時間よりも、多くかかると考えられます。

理由はかんたんで、増加した1年分、知識を忘れないように継続して記憶し続ける時間が必要になるからです。

以上を考慮し、結論です。

こちらもあくまで個人的見解ですが、3年間で6800時間程度勉強をすれば合格できると考えます。

 

 1日あたりの勉強時間は?

6,800時間 ÷ 3年間 ÷ 365日 = 6.2時間/日

休まず毎日6.2時間勉強すれば、合格できる計算です。

 

 参考①:1年で合格を目指す場合は?

もし1年間で合格を目指す場合は、毎日12~14時間勉強をしなければなりません。

 参考②:独学で合格を目指す場合は?

独学の場合、通常の2倍以上の勉強期間が必要と言われています。(つまり4~6年以上。難易度はかなり高いと思いので、おすすめしません。)

 

 

「勉強時間3,000~4,000時間」の信ぴょう性

本記事のメインは以上です。

ここからは、色々なWebサイトで言われている「3,000~4,000時間」という勉強時間の信ぴょう性を検証します。

おまけのような感じなので、ここは読み飛ばしていただいても大丈夫です。

ここでは、仮に「4,000時間」で合格するものとしましょう。

2年間で合格すると仮定した場合は、1日あたり5.5時間の勉強時間で合格することになります。

3年間で合格すると仮定した場合は、1日あたり3.5時間の勉強時間です。

この数字を見た正直な感想ですが、

絶対無理でしょ…

と、感じます。

実際に公認会計士試験の勉強をし、受験し、合格した人間としての率直な感想です。

僕自身の肌感覚でもそう感じるのですが、周りの受験生を見ていても、こんな短時間で合格している人はまず居ません。

 

ロディ
ロディ
僕は大手予備校の自習室で勉強していましたが、周囲の受験生(合格者)は朝8時には予備校に到着し、夜9時頃に帰る、という方が多かったです。

 

もちろん、勉強時間には個人差がありますし、もしかしたら色々なサイトで言われている『勉強時間』には『講義時間を含まない』といった仮定があるのかもしれません。

ここで僕がお話したいのは、適当なサイトを信用してはいけないよ!という事です。

 

 なぜ勉強時間に大幅な乖離があるのか?

個人的に理由を考えてみましたが、一番の理由は「より多くの人に会計士の講座を受講させよう」という予備校側(または斡旋業者)の意図があるのではと推察します。

勉強時間は少ない方が受験に対する敷居が低くなりますから、予備校へ生徒を誘導しやすくなり、予備校や斡旋業者が利益を得やすくなります。

もしこれが正しいのであれば、非常に悪質であると感じます。
受験生はみんな人生を賭けていますからね。

 

勉強法を知ることで、もっと短期間で取得する

「今は情報収集しているところだけど、とっかかりとして勉強法を先に知っておきたいな」

という要望もあると思うので、そんな方向けにカンタンな勉強法をお教えします。

とはいえ、細かいお話をしても分からないと思うので、メンタルコントロール的なお話です。もっと詳しい勉強方法は「公認会計士試験の勉強法まとめ」の方でかなり詳しく解説していますので、良かったらご参考くださいね。

 

僕は、一番大切なのはモチベーションのコントロールだと思います。

ご紹介したとおり、公認会計士試験に合格するためには、長期間勉強を続けなければなりません。

受験生活は長いので、時にはやる気が低下することもよくあります。そんな時に、「いかに自分のやる気を上げられるか(メンタルコントロール)」が大切です。

これができないと、5,500時間を達成できないません。

 

そして、モチベーションをコントロールするために重要なのが、目的意識です。「なぜ自分は公認会計士になりたいのか?」これを見失うと、やる気は下がり続けます。

そして、この目的意識を身に付けられるのは、「今」だけです。

ぜひ、勉強を始める前に「なぜ、自分は会計士になりたいのか?」「会計士になると、自分にどんなメリットがあるのか?」これをしっかり考えておきましょう。
目的意識が強ければ強いほど、挫折することは少なくなります。

 

公認会計士試験の勉強時間まとめ

まとめです。

  • 2年間で合格するには、5,500時間(7.5 時間/日)
  • 3年間で合格するには、6,800時間(6.2 時間/日)

という結論です。

勉強は本当に大変でした。

しかし公認会計士試験は、5,500時間~6,800時間かければ、(僕のような凡人でも)合格できる試験です。

ちなみに、公認会計士のリアルな年収推移は、次の記事で公開しています。
>>関連記事:公認会計士の年収はどのくらい?【私の給料明細を見せます。】

簡単に言うと、10年で1,000万の大台に乗ります。

たった2~3年の勉強で、一般人の2倍の年収が一生続きます。
この資格のコストパフォーマンスの良さは、今でも感じています。

 

より詳しく試験制度について知りたい場合は、予備校のパンフレットを入手するのが手っ取り早いです。

合格体験記や、学習のスケジュール感が分かるので、手軽に情報収集できて便利ですね。
>>クレアールなら、無料で資料請求が可能です。