【2019年度】公認会計士試験 管理会計論の勉強法【短答式編】

こんにちは、公認会計士のロディです。

答練ではB判定以上、本番は70点以上しか取ったことがないので、管理会計論が大得意です。

今回は、管理会計論(短答式)の勉強法のご紹介です。
ここまで事細かに解説したサイトは他に無いかと思いますので、内容に自信ありです。

管理会計論が苦手な方は、ぜひ参考にしてみてください。

【2019年度】公認会計士試験 管理会計論の勉強法【短答式編】

公認会計士試験 管理会計論(短答式)の勉強法です。

原価計算と管理会計で勉強法が異なるので、分けます。

勉強法は、原価計算2つ、管理会計1つです。

まず原価計算から。

原価計算の勉強法その1 正解までのスピードを上げる方法

結論の前に、本試験での1番のリスクを示します。

 短答式試験でのリスクは「試験時間の浪費」

原価計算の問題は、時間があれば誰でも解けます。
裏を返せば、時間がないから、みんな点を落とします。

ここに、原価計算を攻略するヒントがあります。

時間がないから、点を落とす。
では、どこで時間を浪費していると思いますか?

答えは「論点と解法を思い出す時間」です。

原価計算って、どの問題も一見かんたんそうに見えます。

でもいざ解き進めてみると、「あれ?選択肢に答えがないよ?」なんて状況がよくあります。
すると、もう一度問題文を読んで、見逃している論点を探しに戻ります。

これが、大きな時間の無駄です。

これを防止するためには、初めに問題を眺めた時、すべての論点・解法を網羅的に思い出した状態に成る必要があります。

一番最初にすべての論点・解法を思い出しておけば、問題の見落としを防げますからね。(イメージとしては、頭の中に論点チェックリストを浮かべておき、問題を読みながら1つ1つチェック項目を潰していく感じです。)

テキストを読み込んだ後って、問題集を解くスピードが速いですよね。

これは、その論点・解法を覚えている状態で問題を解いているからです。

この状態を本番で作り上げれば、100%のパフォーマンスが発揮できます。

 時間を浪費しないための勉強法

結論です。

テーマごとに、論点と解法を網羅的に思い出す練習を組み込みましょう。

僕が短答式試験に合格したのは、2012年5月(合格率4%の時)です。

難問(C難度)以外を全て正解できましたので、勉強法は正しかったと思います。

この練習は、次のようなステップで進めましょう。

  1. テーマごとに論点を網羅的にリストアップ
  2. 1つ1つ解法(計算構造)を思い浮かべながら、記憶
  3. 空で全論点・解法を思い浮かべる練習をする
  4. 繰り返すことで、思い出す速度を上げる

ここで①について、僕が実際に(2012年の試験で)使用していたリストを貼ります。

テーマ:個別原価計算

  • 勘定記入型 or 指図書集計型?
  • 実際配賦 or 予定配賦?
  • 部門別計算の有無は?
  • 有なら、補助部門費の配賦は直接 or 階梯 or 相互?
  • 部門費の配賦基準は単一 or 複数?
  • 予定配賦なら差異の把握計算は?
  • 仕損費の計算は直接か間接か?評価額はあるか?
  • 副産物はあるか?作業屑はあるか?軽微な物でないか?

本試験において、問題を見た瞬間にこれらの記憶を全て引き出します。

これで先述した「テキストを読み込んだ直後」の状態にできるので、「論点を思い出す時間」を大幅にカットできます。

次に、問題を読み終えた直後に、解法を導きます。

これで「解法を思い出す時間」も大幅にカットできます。

ちなみに、この状態で問題が理解できなかった場合。
この場合は、テキストに載っていない問題であるという事が分かりますから、瞬時にその問題を飛ばすことができる、という副次的効果も得られます。

原価計算の勉強法その2 「考える」ことを意識して演習する

次に、やってはダメな勉強法。

  • 問題集を機械的に解きまくる

練習でこれをやってると、本番で点数を取れなくなります。

 機械的に解いてはいけない理由

公認会計士試験は、科目によって「勉強した問題がそのまま出やすい」科目と、「勉強した問題がほぼ出ない」科目に分けられます。

(上述の表現を用いれば、練習と同じ「解法」は出題されない、という事。)

管理会計論は後者です。

逆に、企業法と財務(理論)は前者です。

つまり、短答式試験の本番中に考えて解かなければなりません。

そして、本試験中に考えて正解するためには、機械的に解く練習をしても成果は出ません。

原価計算の問題は、解法パターンが無数に存在します。

例えば、総合原価計算と標準原価計算を掛け合わせれば、標準総合原価計算になりますよね。
更に軽微な論点をいくつも追加すれば、今まで見たことの無い問題の出来上がりです。

原価計算の問題演習は、気を抜くと機械的になりがちです。

なぜなら、その方が考える労力を必要とせず、楽だから。

しかし、それは勉強ではなく、ただの流れ作業です。

僕は1回1回、計算をしながら「解法」を記憶するよう意識して勉強していました。
おかげで、答練ではほぼ毎回B判定以上しか取っていません。

ちなみに、全ての解法パターンを暗記するのは無理ゲーなのでやめましょう。

管理会計の勉強法

こちらは勉強法というよりも、攻略法です。

ちなみに、勉強時間は原価計算よりも少なく済みます。
理由は、理論問題と融合問題の比率が高いから。

管理会計で周りの受験生と差が付くポイントは、この攻略法を心得ているか否かだと思います。

 周りと差が付くポイントはどこ?

答えはズバリ、問題への時間のかけ方です。

管理会計は計算が少ないので、試験委員側は「あまり時間がかからない問題」であるとの認識のもと、管理会計論の問題を作成しています。

つまり、理論・融合部分にあまり時間をかけてはいけません。(他に回す時間がなくなるので)

 最短ルートで正解に辿り着こう

たとえば理論問題でよくあるのが、5肢のうち正しい2つの組み合わせを選べ、という問題。

1.AB 2.BC 3.DE 4.EF 5.AE

みたいな感じです。

最短ルートで正解する人の解き方は、以下のとおり。

(上の肢から順番に読み進める)
① Aは絶対合ってる
② Bも絶対合ってる→選択肢は1でほぼ確定だな
③ 無いと思うけど一応C~Eも読んでおくか
Cはよく分からないけど、DとEは違うな
迷わず1を選択→正解

一見すると普通に見えますが、1つポイントがあります。

それは、④~⑤です。

つまり、Cという肢に惑わされず、ABを選択できることが、最短ルートで正解した事を意味します。

管理会計の試験委員は、「ひっかけ」と「惑わし」で受験生を落としに来ます。

みなさんは、管理会計の過去問を見た事がありますか?
なかったら見てください。
絶対に誰も解けないような、難問の肢がいくつか用意されています。

これがいわゆる「ひっかけ」と「惑わし」の肢です。
これを無視し、確実に正しいと思った2肢のみを選択できる知識が必要です。

 管理会計は、「正確な知識の記憶」を意識した勉強が大切。

「この肢は確実に正しい!」と思える知識。

これを身に着けるためには、知識を正確に記憶しておくことが必要です。

そして、そのためには理論の学習範囲を広げすぎないという勉強法が重要です。

管理会計は、過年度生になっても点数が伸びづらいです。
その理由は、学習範囲を広げすぎるとむしろ逆効果になるためです。

以前こちらで記事にしましたが、

管理会計は特に、重要性を意識したメリハリのある学習が重要になります。

重要性の高い部分(みんなができる部分)だけはしっかりと暗記し、そうでない部分はやらない!くらいで良いと思います。

手を広すぎると、あいまいな知識のまま問題を解くことになります。

知識があいまいだと、自信をもって2肢を選ぶことができず、①時間を浪費した結果②不正解、と2回もの失敗を重ねることになります。

また、あいまいな知識は、自分で自分を惑わすことにつながります。
あいまいな知識に惑わされ、「これ何だったかな・・・」と悩むよりも、重要性の低い部分を完全に切ることで、「これは分からないからみんな解けないな」→パス というプロセスで進めた方が、スピーディだし正解に近づきます(仮に不正解でもみんな解けないので問題なしです)。

文章でつらつら書いてしまいましたが、これを理解しているかどうかで、得点が変わりますよ。

 

管理会計論の勉強法まとめ

まとめです。

  • テーマごとに論点と解法を記憶する(原価計算)
  • 何度も機械的に解かず、解法を記憶する(原価計算)
  • メリハリをつける(管理会計)

以上です。

ここまで事細かに勉強法を書いているサイトは、他にないと思います。

管理会計論が苦手な方は、ぜひ参考にしてみてください。

公認会計士試験の勉強法まとめ

2019/05/29

 

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