【公認会計士】補習所って何?実際に通ってきたので、お話します。

こんにちは、公認会計士のロディです。

公認会計士受験生のみなさん、「補習所」って耳にしたことありますか?

なんとなく聞いたことがあるけど、よく分からない、という方が多いのではないでしょうか。

今回は、実務補習所について、次の項目をリアルにご説明します。

  • そもそも「補習所」とは何か
  • どこで受講するのか
  • 雰囲気は?
  • 頻度は?
  • 合宿があるって本当?
  • 大変?
  • 僕が通った感想

ちなみに僕は、今から2年前に補習所を卒業してます。

公認会計士が通う「補習所」って何?

正式名称を、「実務補習所」といいます。

公認会計士の論文式試験(2次試験)に合格すると、公認会計士「準会員」となります。

準会員なので、正式な公認会計士ではありません。
正式な公認会計士になるには、次の3要件をクリアする必要があります。

  • 2年間の監査実務経験
  • 補習所で計270単位を取得する
  • 修了考査(3次試験)に合格する

このうち2番目の要件を満たすために、全員漏れなく、補習所に通う事となります。

なお、これらの要件を最短で満たすには、論文式試験合格から約4年の期間が必要です。(例外的に3年に短縮することも可能)
ロディ
僕を例として挙げると、2013年に論文式試験に合格し、2017年に正式な公認会計士として登録しました。

ちなみに、昔は補習所がありませんでした。が、相次ぐ会計不祥事から、公認会計士の質を担保すべく補習所ができました。

「補習所」には2つの意味がある

実は、補習所には2つの意味があり、使い分けられています。

  • 授業を受ける物理的な「場所」
  • 「授業」それ自体

使用例)

  • 「補習所に行ってくる~」・・・場所を指す=ライブ授業をうける
  • 「補習所の授業受けなきゃ!」・・・ライブ授業 or Web授業をうける

授業の形態について、次に説明します。

補習所の授業はどこで受けるの?

補習所の授業は、大きく分けて2つの受講形態があります。

  • 公認会計士協会で、ライブ授業をうける
  • eラーニングにより、Webで授業をうける

公認会計士協会は、こんなところです。(東京)

授業は平日(18時~20時半)にあるので、会社の仕事が終わったらここに来て授業を受けます。

東京では全部で4クラスに分けられるので、1クラスに大体200人くらいいます。なので、1つのセミナールームに200人くらいの会計士が同時に集まります。(セミナールームはかなり広い。)

一方、eラーニングの方はPCとネット環境さえあれば、どこからでも閲覧できます。

ライブとeラーニング、どちらを受講する人が多い?

答えとしては、両方とも受講する人が大多数です。

eラーニングの方が簡単に授業が受けられるので楽なのですが、実は次の理由により、eラーニングの受講だけで単位を取る事が厳しくなっています。

  • 考査では、ライブ講義の内容が出題される事が多い
  • 一部、ライブ講義には出席が必須とされる授業がある

「考査」というのは確認テストのようなもので、3年間で計10回実施されます。合格点に満たない場合は追試を受け続けなければなりません。この考査において合格点を採るためには、できるだけライブ講義に出ておく必要があります。(予め考査の出題範囲が明示されないため、とりあえずライブに出る、というスタンスが大事だったりします。)

また、補習所の授業には「ゼミ」と「ディスカッション」という授業があります。小さな班ごとに様々なテーマで議論し、発表を行う授業です。この授業は出席が必須であり、3年間で4~5回の出席義務があります。

以上の理由により、eラーニングだけで単位を取る、ということが難しくなっています。

ロディ
仕事終わりに授業を受けるため 面倒ですが、逃れることはできません…。

補習所の授業の頻度は?

繁忙期(4月~5月など)は、ライブ授業は開講されません。
細かな頻度は、多い時だと週に3回、少ない時だと週に1回とバラバラです。

ロディ
僕はライブに行くのが面倒に感じていたので、仲の良い同期がいるときは一緒に行き、いないときは行かない、というような感覚で受講していました。結構適当で大丈夫です。

ちなみに、BIG4等の監査法人の場合、補習所がある日は早めに現場をあがらせてもらえます。この辺りは、監査法人ならではの配慮ですね。
逆に、監査法人以外の会社にお勤めの方は平日コースの受講が難しいので、土日コースに通われている方が多いです。

補習所のライブ授業は面白い?

「授業」と聞くとマイナスな印象がありますが、僕自身は、「結構楽しかったな~」というポジティブな思い出が強いです。

授業と言っても、ぶっちゃけそんなに真面目に受けなくともテキストを読めばある程度分かります。

そして何より、隣に会計士の同期がいるのです。将来の仲間・ライバルと仲良くなれる機会であり、休み時間に話したりすることができた経験は、何にも替えがたいです。

ロディ
授業というよりも、みんなに会いに行くという、まるで学校のような感覚でした。たぶん、多くの会計士がそんな感覚だと思いますよ。

補習所の合宿があるって本当?

実は、ライブ講義・eラーニング以外に、もう1つの受講形態があります。

それが、合宿です。

年に2回実施されており、出席は任意です。

補習所合宿の内容

合宿は、丸2日かけて行われます。(途中、工場見学も挟みます。)

内容は、冬に「ビジネスゲーム」、夏に「連結財務諸表の作成」というラインナップです。これは毎年変わらないようですね。

冬の方は「ゲーム」という事もあり、とっても楽しかったですね。あまり「授業」という感じではありません。

具体的には、4~5人で1組のチームが作られ、チーム対抗で行う「ビジネスゲーム」です。それぞれ社長・経理部長・営業部長などの役職が与えられ、会社の経営成績をトップにさせたチームが勝ちです。補習所の講師(多くが監査法人のマネージャー)がフル動員されるので、しっかりしたルールのもと、割と本格的なゲーム作りとなっています。

そのような情報は噂として広まっており、出席率は非常に高いです。これで単位がたくさん貰えるので、オススメです。

夏の方は割としっかりとした授業形式なので、参加率はかなり低いそうです。(僕も出席していません。)

宿泊する場所

合宿には参加費が1~2万円かかるので、割と高いホテル・旅館に1泊することができます。

地方のホテルで、毎年場所は変わります。僕の時は山梨県だったかな?

夜はカオスと化す

晩御飯は、大広間でみんなで食べます。

お酒も出るので、とても楽しかった記憶があります。

晩御飯が終わると自由時間なのですが、ここがカオスです。

例えば次のような事件は、実際起きてます。

  • 近くのプールに飛び込む(冬です)
  • 部屋の中で花火をする
  • 0時を過ぎても廊下を走り回る(他のお客さんもいる)
  • 男女で色々な事件(詳細は伏せる)
  • ホテルの備品を破壊する

中学生・・・?と思われるかもしれませんが、全員大人です。

まぁ、、、良い捉え方をすると、それだけ楽しい場所だという事です。

これを読んでいる皆さんは、合格後は、くれぐれも上記のような行動をしないように・・・。

結果、楽しかった

色々ありましたが、補習所での経験は本当に「楽しかった」の一言です。

公認会計士に合格する前は、補習所に対して堅いイメージをもっていましたが、実際はかなりゆるいです。笑

ただ最後に付け加えておくと、補充所の授業の中身は、非常に質が高く大変勉強になりました。

補習所の授業で用いられる教材は、質が非常に高く、実際に監査法人で働いている時も使った程です。

公認会計士に合格した後は、こんなご褒美が待っているので、補習所を楽しみに?勉強されるのも良いですよ。

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