本記事では未公開の「短答合格法」を、note で限定公開しました。
【2022年】短答を確実に突破する「特化型戦略」
こんにちは、公認会計士のロディです。
勉強って、最初はモチベーションが高いけど、それが続かないっていう人多いですよね。
僕も同じです。
そして、同じ悩みの相談をよく受けます。
今回は、僕が受験生だった頃のモチベーションの継続方法を載せます。
一応、これを実践した結果は、次のとおりです。
- 半年間、毎日休みなく1日9時間集中して勉強できた
- その後は1年間、毎日平均して1日7時間集中して勉強できた
- 会計士試験(短答式試験)に高得点で合格
情報の信頼性の担保のため、会計士試験での得点はこちらで公開してます。
ちなみに、僕の大学時代の偏差値は40代前半だったので、僕が特別頭が良いわけではありません。
会計士試験は、モチベーションだけで乗り切れます。
それから、本記事の想定読者は、ガチの受験生です。
なんとなくで勉強される予定の方には、あまり参考になりません。(ガチなので引くと思います。)
① 勉強のゴールを決める
ゴールというのは、最終目標のことです。
何かをする時は、必ずゴールが見えていないと走り出せません。

やる気に満ち溢れていませんでしたか?
やる気があったのは、ゴールが定まった直後だからです。
要は、人間はゴールが見えていると、全力で走れるのです。
② 短期目標を決めることでモチベーションに変化あり
逆に考えると、モチベーションが下がるという事は、「何らかの理由でゴールが見えなくなっている」という事になります。
何らかの理由とは何か?
勉強以外の何かをするという事は、勉強以外の「何か」の方が、勉強よりも優先度が高いという事ですよね。
例えば「食べる」「寝る」等、生理的な行動は、そもそも生きるために必要なので、勉強よりも優先度が高くて当然です。
でも例えば「遊ぶ」という行動は、生きるために必要ではありません。
生きるために必要ではないけど、勉強よりは大切な事って、何がありますか?
ちなみに勉強する事によるメリットは、次のとおりです。
- 合格後の収入が上がる
- 合格後の地位が高まる
- 合格後の自分への信頼性が上がる
- 合格後、好きな仕事ができる
これらのメリットを捨てて、今「遊ぶ」という行動を取ることは、合理的でしょうか。
きっと多くの場合、合理的ではありません。
人はなぜ、このような不合理な行動をとるのか?
それは、メリットの得られる「時期」が異なるからです。
- 遊ぶ・・・「今」メリットが得られる
- 勉強・・・「数年後」にメリットが得られる
「数年後」のメリットよりも「今」のメリットを選ぶのは、わりと自然な行動です。
つまり、メリットを得られる時期が「今」に近ければ、人は自然とそちらを選択するのです。
さて、ここから本題です。
ここまでの理屈を整理すれば、次の理論が成り立ちます。
つまり、ゴール(最終目標)は試験に合格することですが、それはあまりにも「今」からかけ離れています。
よって、短期的な目標があれば、近いうちにメリットが得られるのですから、「遊ぶ」よりも「勉強」を選びやすくなります。
③ 勉強の短期目標はどのように決めるのか
ここまでは、抽象論が中心でしたね。
ここから具体的になります。
当たり前ですが、短期目標は、ゴール(最終目標)に関連するものでなければダメです。
例えばゴールが「会計士試験合格」なのに、短期目標が「法律の勉強をする」とかはダメです。
会計士試験には法律科目もありますが、関連する法律は会社法や金商法等であり、たとえば刑法は無関係です。
また、「勉強をする」という目標は非常にあいまいであり、「目標」として定まっていません。
短期目標は、現時点とゴールの一直線上にあるもので、かつ明確である必要があります。
わりとオススメなのは、「毎日のテストで100点を取ること」という目標です。
予備校がカリキュラムに含めているテストであれば、試験に合格するために必要なテストのはずです。
また、「100点」というのは明確で分かりやすいですよね。
④ 本当に、短期目標でモチベーションが継続するのか?
ここで、少し現実に引き戻す必要があるので、身も蓋もない話をします。
100点とれたら何となく嬉しいかも、と思うかもしれませんが、別に給料が上がるわけではありません。
単なる数字です。

なぜ敢えてこのような事を話すのかというと、勉強していると必ずこの疑問が浮かぶからです。
この疑問を解消しておかなければ、結局またモチベーションは下がるので、今ここで解消します。
まず結論ですが、「外的なメリット」は一切ありません。
当たり前ですが、テストで100点を取っても、給料も信用力も地位も、現時点では一切上がりません。
じゃあ、そもそも短期目標を立てることは 間違っているのか?
いえいえ、そうではありません。
短期目標を作ることは、必須です。
理由は繰り返しになりますが、人はゴールが見えていないと頑張れないからです。
ではどうすべきか?
2つ目の結論です。
100点を取ることで「喜びを感じること」が重要です。

素直に「嬉しい」と感じることが重要、という事です。
給料が上がるとか、信用力が上がるとか、そういった喜びではありません。
何かで1番になれた、周りの受験生たちに勝てた、といった喜びを強く感じるべきなのです。(このような喜びを、内的なメリットと表現する事にします。)
上述のとおり、外的なメリットはないのです。
よって 拠り所となるのは、内的なメリットだけです。
⑤ 勉強へのメンタルをコントロールする
さて、100点をとることに喜びを感じるべき、とお話ししました。
でも、どうやって? という感じですよね。
やり方は次のとおりです。
- 100点を取るために頑張る
- 100点を取り、喜びを感じる
- 次も喜びを得るために頑張る
- 以下、繰り返し
最初は、とにかく頑張るしかありません。
なお、目標があまりに高すぎると達成できないので、ある程度達成しやすく、喜びも得られそうな目標にするのがベストです。(ここでは分かりやすく「100点」という表現を使っています。)
次に、これを達成した時、優越感や喜びを得られるはずです。
そして、この喜びを全力で噛み締めましょう。
この時に喜びを強く感じることで、次のテストへのモチベーションになるはずです。
あとはこれの繰り返しです。
この「喜び」に対して、決して鈍感になってはいけません。
繰り返しですが、これは内的なメリットです。
言い換えると、自己満足です。
自己満足に、全力投球しましょう。
モチベーションの拠り所は、結局そこしかありません。
人によっては給料なんて低くて良い、と考える人だっていますからね。
また繰り返しですが、短期目標はゴールに関連したものでなければなりません。
無関係のことに全力投球した場合、すべてが無駄になるので。

周りから変な人と思われてしまう可能性もありますので…。
自分で自分に喜びを与えてあげることで、「勉強は遊びよりも価値が高いものだ」というメンタルに持っていく事が、モチベーションを継続するための秘訣です。
僕の場合の勉強モチベーション継続法
ここまでで、一般的な勉強のモチベーション継続法をご紹介しました。
最後に、僕のケースも簡単にご紹介します。
ちなみに、モチベーションを継続できたのは、1年半年くらいです。
3年間勉強をしましたが、初めの1年半はダラダラ勉強しており、後半から上述のモチベーションUPを実践したので。
ゴールは「会計士試験合格」でした。
時期は2年後です。(1回落ちたので、結果的に3年かかりましたが)
短期目標は次のとおりです。
- 毎日の計算テストで1位をとる事。
- 科目ごとに、決めたテキストのページ数を読み進める事
他にもいくつかありますが、割愛します。
2つ目のほうですが、毎日テストが無い科目もあるので、テキストのページ数をこなすことも目標の1つにしました。
1日にこなすページ数は、ゴールから逆算して設定することが非常に有効です。(設定方法は本記事の趣旨とズレるので、ここでは割愛します。)
これで毎日集中して勉強でき、点数も急激に伸びました。

勉強のモチベーション継続法 まとめ
長くなったので、まとめます。
- 短期目標を作る
- 達成時に、素直に喜ぶ
- 次もその喜びのために頑張る
以上です。
ご紹介した方法のほかにも、たとえば「目標としている人に会って話す」というのもあります。
僕が受験生の方とお話すると、やる気出ましたと言われることが多いので、たぶん合ってます。
ただ、身近にそういう人がいない方は、本記事の方法がおすすめですよ。
また、試験的にNoteでもモチベーションの上げ方を発信しています。
本記事よりも、かなり詳細に書かせていただきましたので、ご参考までにどうぞ。
>>資格試験勉強のモチベーションを維持する方法