公認会計士になるには【スタート~ゴールまでの方法を、会計士が解説】

こんにちは、公認会計士のロディです。

「公認会計士になるには」というワードで検索されている方が多いみたいですね。

ロディ
既にゴールした僕ですが、スタートからゴールまでの道のりを、全てご説明します。

この記事を読むことで、公認会計士への道のりを網羅的に理解する事ができます。

 想定読者

  • 公認会計士資格に興味がある方
  • これから勉強を始めようと思っている方

 

公認会計士になるには【スタート~ゴールまでの方法を、会計士が解説】

公認会計士になるには、次のステップを踏みます。

  • 【ステップ1】予備校の講座を受講
  • 【ステップ2】短答式試験を受験
  • 【ステップ3】論文式試験を受験
  • 【ステップ4】就職活動
  • 【ステップ5】実務経験(2年間)
  • 【ステップ6】補習所に通う(3年間)
  • 【ステップ7】修了考査を受験
  • 【ステップ8】公認会計士登録

かんたんに言うと、合計3回の試験に合格すれば、公認会計士になれます。

ちなみに、公認会計士試験に受験資格はありません。
誰でも受験できます。

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

 

【ステップ1】予備校の公認会計士講座を受講

公認会計士を目指し、勉強を始めます。

勉強の方法は、次の2通りです。

  • 独学
  • 予備校の講座を受講する(おすすめ)

1つ目の「独学」という選択肢ですが、こちらは難易度が非常に高いです。
独自の統計によれば、独学で一発合格の確率は0.006%でして、普通の人にはまず無理です。
>>関連記事:公認会計士試験に独学で受かる事は無理ゲーです。【会計士が解説】

ほとんどの受験生が、予備校の講座を受講し、勉強をスタートします。

なお、受験勉強期間は平均で2~3年でして、勉強時間は5,500時間~6,800時間かかります。
>>関連記事:会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?

ロディ
僕自身も、ゼロから勉強を始めて3年で合格しました。

2年で合格したら優秀、1年で合格する人は間違いなく秀才です。
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【ステップ2】短答式試験を受験(1次試験)

公認会計士への第一関門は、短答式試験(1次試験)です。

ここで、試験の概要をご説明します。

  • 実施回数 年に2回(12月・5月)
  • 合格率 平均10%
  • 科目数 全4科目
  • 形式 マークシート方式
  • 1度合格すると、2年間有効。
  • 4科目の合計で競うため、
    科目合格は認められない。

試験の難易度については、次の記事でまとめています。
>>関連記事:どこよりも分かりやすく!公認会計士試験の難易度【会計士が解説】

また、科目ごとの(大まかな)勉強内容は次の記事でまとめています。
>>関連記事:公認会計士試験の勉強内容とは|向き不向きは?【会計士が解説】

 

難易度は非常に高く、受験生が最も挫折するステップです。

ロディ
僕も1度試験に落ちています。
また、受かる直前の半年間は、1日9時間(平日、土日ともに)勉強していました。遊ぶ余裕はありませんでした。

ちなみに、公認会計士試験の3回の試験のうち、最も難しいのがこの短答式試験です。
逆に短答式試験さえ通過してしまえば、あとはかなり楽です。

 

【ステップ3】論文式試験を受験(2次試験)

公認会計士への第二関門、論文式試験(2次試験)です。

こちらも、試験の概要をご説明します。

  • 実施回数 年に1回(8月)
  • 合格率 平均35%
  • 科目数 全5科目
  • 形式 論述(筆記)方式
  • 5科目の合計で競うが、
    科目合格も認められる。

短答式試験と大きく異なるのが、①合格率の高さ、②形式、③科目合格が認められる という3点です。

科目合格が認められるので、例えば1年目は「会計学」だけ合格し、2年目にその他の科目の合格を目指す、といった戦略も可能です。

合格率も高いので、短答式試験さえクリアできれば、そのあとはだいぶ(気持ち的に)楽になります。

ロディ
論文式試験の勉強をしていた最後の1年間は、1日あたり平均6~7時間の勉強時間でした。

 

【ステップ4】就職活動

論文式試験に合格すると、就職活動をします。

「あれ?試験って3回じゃなかった?」と思われるかもしれませんね。

実は3回目の試験(修了考査)は、就職後3年経過時に受験します。

2次試験(論文式試験)に合格し就職した時点で「いわゆる会計士」として認められます。

その後は会計士として働き、3回目の試験(修了考査)の前に1ヶ月程度勉強し、これに合格すると晴れて「公認会計士」と名刺に書くことが許されます。

 

就活本番は、論文式試験の合格発表直後からスタートします。

  • 論文式試験の合格発表 11月中旬
  • 就活期間 11月中旬~12月上旬(3週間)

合格発表の当日から、エントリー開始→面接→内定まで3週間で終わります。

ちなみに、2019年現在において公認会計士の就活市場は売り手市場です。
>>関連記事:大手監査法人の就活大全 【公認会計士試験受験生向け】

 

ロディ
僕は2013年に就活をしましたが、就活というよりも「接待されてる」感覚でした。明らかに一般企業の就活とは状況が違います…。

なお、受験勉強期間に就活をする必要はありません。

合格するまでは勉強に専念でき、合格発表後から3週間で就活が終わります。
就職状況が良いこともあって、一般企業の就活に比べるとだいぶ楽な就活です。

 

就活が楽
会計士受験生の中には、「就活が非常に楽だから」という理由で会計士を目指している方もいます。動機はどうあれ、それほどに会計士の就活は楽なのです。

 

【ステップ5】実務経験(2年間)

就活が終わり、会社員として働き始めます。

なお、公認会計士になるためには、ここでの「働き方」にも縛りがあります。

  • 2年間、監査実務に従事する
ロディ
「監査実務」って何?という話ですが、かんたんに言うと「監査法人で働こう」ということです。

この縛りをクリアするために、ほとんどの人が監査法人に就職することになります。(会計事務所でも、監査実務に従事できるところはあります。)

ちなみに…
この時点ではまだ「公認会計士」ではありませんが、一般に「会計士」というと「論文式試験に合格し、監査法人や会計事務所で働いている人」を指します。

ちなみに、当然ここから先は「給料」が発生します。

大手監査法人の初任給は大体30~35万/月でして、一般の人たちの1.5倍くらい貰えます。
年収は5年後に700万、10年後に1,000万程度まで上がります。
>>関連記事:公認会計士の年収とコスパ【詳細に検証してみた】

 

【ステップ6】実務補習所に通う(基本3年間)

ステップ6としましたが、時間軸はステップ5と同じです。

論文式試験に合格した人は、みんな漏れなく「補習所」というところに通います。(働きながら通います。)

補習所の概要は、次の通りです。

  • 会計・監査・税務等に関する講義を受ける
  • 1時間1単位、3年間で270単位を取得する
  • 講義は基本、平日18時~20時半まで。
  • 土日コースもある。
  • 講義の他、グループワーク、論文等もある
  • 3年間で計10回の確認テストを受ける
  • 授業は多い時で週2~3回。
  • 繁忙期は授業はない。
  • Webでの受講も可能
ロディ
仕事しながら勉強するのか・・・という感じですね。監査法人勤務の場合は補習所優先で帰らせてもらえるので、その点はご安心を。

ちなみに、多分みなさんが思っているほどキツくはありません。
補習所では、同じ年に合格した会計士たち(つまり同期)が一緒に授業を受けます。
自然と会計士の輪を広げることができて、とても楽しいですよ。

 

短縮もできる
実務補習所は、基本的に3年間通います。ただし、申請すれば2年間に短縮することもできます。この場合、270単位を2年間で取得しなければならないので、少しタイトなスケジュールになります。

補習所について、詳しくは次の記事で紹介しています。
>>関連記事:【公認会計士】補習所って何?実際に通ってきたので、お話します。

 

【ステップ7】修了考査を受験(3次試験)

ステップ5の実務経験、ステップ6の補習所をクリアすると、最終試験である修了考査を受験できます。ここが最終関門です。

修了考査の概要は、次の通りです。

  • 実施回数 年に1回(12月 or 1月)
  • 合格率 平均70%
  • 科目数 全5科目
  • 形式 論述(筆記)方式
  • 5科目の合計で競うため、
  • 科目合格は認められない。
  • 大手監査法人では2週間の試験休みがある

合格率は70%と高めです。
ちゃんと勉強していれば、ふつうに合格できます。

本当に?
70%とはいえ、難関試験を潜り抜けてきた猛者たちが相手では?と思われるかもしれませんが、ご安心ください。多くの会計士は、論文式試験に合格すると勉強をしなくなります。ふつうに勉強していれば、修了考査は受かります。

ちなみに、勉強期間は1ヶ月程度です。
1次試験・2次試験のような、ガチの試験勉強はありませんのでご安心を。

 

【ステップ8】公認会計士登録

ステップ7の修了考査に合格すると、公認会計士として登録する事ができます。

修了考査の合格発表は4月です。(年によって若干変わりますが)
手続きに少し時間がかかるため、実際に公認会計士として「登録」ができるのは7月~8月ですね。

ロディ
僕の場合は、2010年に勉強開始、2013年に論文合格、2017年に修了考査合格。7年かけて晴れて「公認会計士」です。

 

これでおしまいです。

 

公認会計士になって良かったこと

たくさんありますが、例えばこちらのつぶやきは、多くの方に賛同してもらえました。

間違いなく高収入、地位・名誉が得られます。

ガチで勉強するのは2~3年なので、この期間を勉強に専念して得られるメリットはかなり大きいです。
>>関連記事:公認会計士になって得た、6つのメリット【実体験を話します】

 

公認会計士になるには、2~3年の勉強期間が必要

まとめです。

一般的に「会計士」と呼ばれるのは、論文式試験に合格した人です。
なので、2~3年勉強することで「会計士」になることができます。

ただし、名刺に「公認会計士」と書くまでには、更に3年程度かかります。
名刺に書けるかどうかの違いなので、年収は両者でさほど変わりません。

論文式試験を突破すれば、ゴールしたようなものですね。

ロディ
ぜひ公認会計士になって、僕たちと一緒に働きましょう!

公認会計士試験に関して もっと詳細に知りたい方は、予備校のパンフレットを入手されると良いですよ。
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公認会計士試験の勉強法まとめ

2019/05/29

 

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