公認会計士とは、どんな仕事?年収は?【会計士が解説】

こんにちは、公認会計士のロディです。

公認会計士の仕事って、よく分からないですよね。

今回は、公認会計士の仕事とはどんな仕事なのか? 様々な疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 公認会計士とは、どんな仕事?
  • 年収は?
  • なるのは難しい?

ちなみに、筆者自身も公認会計士であり、現在は独立して事務所を開業しています。

わりとオススメの資格です。

本記事の想定読者

  • 公認会計士とはどんな仕事なのか、易しく教えてほしい方

 

公認会計士とは、どんな仕事?

まず、公認会計士の仕事内容についてです。

とりあえず、Wikipediaをそのまま載せます。

公認会計士の主な業務である財務諸表監査は、財務情報が適正に表示されているかどうかについて、独立した立場から意見を表明するものである。これは、上場会社などの社会的に影響力の大きい会社に義務付けられている。その意義は、虚偽の財務情報によって投資者や債権者などの利害関係者が損害を被ることを防ぐことにある。財務諸表監査が行われないとすると、証券市場を投資家が信認することができなくなり、経済の活性化が阻害される。(引用:Wikipedia

難しいですね。
分かりやすく解説します。

公認会計士の仕事とは、「監査」です。

監査の仕事を要約すると、次のようになります。

  • すべての上場会社には、「業績」を開示する義務があります。
  • 業績を見た投資家は、その会社に投資するかどうか、という判断をします。
  • しかし、業績は会社自身が作成するので、嘘を書いているかもしれません。
  • そこで投資家に代わり、「業績」が正しいかどうかを「監査」するのが、公認会計士の仕事です。

公認会計士とは「投資家を守る人」であるとも言えますね。

 

監査とはどんな仕事?(詳しく)

公認会計士の仕事である「監査」は、正式には「会計監査」と呼びます。

企業は、毎期自社の業績を報告すべく、成績表である「決算書」を作成します。

公認会計士の仕事は、その「決算書」が正しく作成されているかをチェック(監査)することです。

 

決算書は、例えば次のようなものです。

これらの数値ひとつひとつが、本当に正しいかをチェックします。

チェック方法(監査手続き)としては、たとえば次のような方法があります。

  • 売上を確認するために、納品書控えを閲覧する
  • 受取利息が正しいことを確認するために、銀行からの利息計算書を閲覧する

上記の手続きを、「商標突合」と呼びます。

要は、数値を計算するための根拠資料と照合することです。

そしてこれらの証憑は、すべてクライアントが保有しています。
そのため、基本的にクライアント先で仕事をすることになります。

根拠資料と数値が整合しない場合、理由を確認し、理由が妥当でないと判断した場合は修正を依頼します。

しかし、クライアントはクライアントで、プライドを持って仕事をしているので、「それを直せ」と言われると良い気持ちはしません。

場合によっては、壮絶なバトルになることもあります。

そのため、いかに分かりやすく説明し、納得してもらうかが重要なスキルになります。

その後、決算書が正しく修正され、「監査報告書」を提出します。

監査報告書は、「決算書が正しいですよ」というお墨付きを与えるものでして、公認会計士の実名がサインされます。

 

税理士とは違います。

非常によく聞かれるのですが、公認会計士と税理士はまったくの別物です。

上述のとおり、公認会計士とは「監査」を生業とする職業です。

一方で、税理士とは「税金の計算」を生業とする職業です。

また、税理士はどちらかというと企業側の人たちです。

公認会計士は、外部の第三者として監査をする人なので、立場も違います。

ロディ
ちなみに、職業は全然違うのですが、公認会計士になると税理士登録することもできちゃいます。(逆は無理)

監査法人とは

「公認会計士」と聞くと、独立している人をイメージされる方もいます。

しかし実際は8~9割の公認会計士が、会社員です。

また、会社員として働いている公認会計士の多くは、「監査法人」という会社で働いています。

ロディ
筆者も約5年間、監査法人に勤務していました。

監査法人とは、かんたんに言うと「公認会計士の集まり」です。

日本には、BIG4と呼ばれる4つの大きな監査法人があります。

それぞれ、1,500~4,000人近くの公認会計士を抱える、とても大きな組織です。

「監査」は基本的に「上場会社」を対象とするので、監査する側も大人数のチームで監査にあたる必要があります。

そのため、このような「公認会計士の集まり」の会社として、機動していく必要があるのです。

公認会計士の仕事とは ー 1日の流れ。

公認会計士の仕事、監査法人とは何か、ということは簡単にお分かりいただけたと思います。

次に、実際にどのような働き方をするのか、1日の流れ簡単にご紹介します。

筆者の5年間の経験にもとづくので、結構リアルです。

① クライアントに出勤

公認会計士は、クライアント先で仕事をします。

そのため、朝自分の監査法人のオフィスに出社をすることが少ないのが特徴です。

また、就業時間も基本クライアントに合わせます。

ロディ
クライアントが9時半始業なら9時半に出勤、10時始業なら10時に出勤、というのが基本です。

また、クライアント先にはノートパソコンを持って行きます。

仕事は基本的にパソコンのExcelを使って作業するので、ノートパソコンが必要になるのです。
なお、当然ノートパソコンは監査法人から支給されます。

ちなみに、基本的にチーム行動ですので、初めての現場ではチームの誰かと駅で待ち合わせをして、クライアント先に向かうことが多いです。

現場によっては、チーム全員でどこかに集合してからクライアント先に入ったり、集合せずクライアントの会議室に直行したり、様々です。

② 作業開始

公認会計士とは、「監査」をする仕事です。

監査のためには、まず会社の資料がないと始められませんので、資料の依頼を始めます。

時間削減のために 予め資料を依頼しておき、クライアントに着いたら資料が用意してある、という状況が多いです。

資料依頼のほかに、分からない部分があったり、間違いがあった場合は、クライアントに質問・指摘をします。

ロディ
意外と思われるかもしれませんが、監査はクライアントと話す機会がとても多い仕事です。

また、新人のうちからクライアントの重要資料を閲覧できるので、とても貴重な経験のできる仕事です。

③ ランチ

お昼ご飯は、基本的にチームで食べることが多いです。

チームで食べるので、外に出てどこかのお店で食べます。

ロディ
弁当という選択肢は、まずないです。チームによってはあるかもしれませんが、みんな外出するのに一人だけ…というのは少ないです。

ランチタイムにチーム内で色々と話せるので、ここで親睦を深める、という風習がありますね。

④ 作業終了

仕事が終わる時間は、時期やチームによって異なります。

忙しいチームだと毎日残業というチームもありますが、忙しくないチームだと毎日定時で帰れます。

作業が終わると、通常はチーム全員で現場から撤収します。

そのまま家に直帰する人もいれば、監査法人のオフィスに戻って仕事の続きをする人もいます。

最近では在宅勤務を推奨しており、自宅に帰って仕事をすることも可能です。

 

公認会計士の仕事は忙しい?

「監査」という仕事は、忙しいです。

厳密には「繁忙期」が忙しく、閑散期は暇なことが多いです。

繁忙期は、担当するクライアントによって異なりますが、3月決算の会社が多いため、基本的に4~5月が繁忙期です。

繁忙期は月に100時間程度の残業になることもあり、逆に閑散期は残業ゼロということも全然あります。

余談ですが、監査法人ではあらかじめ繁忙期と閑散期が分かっているので、プライベートの予定が立てやすいという利点はあります。

また、間違えることが許されませんので、一般企業に比べてプレッシャーも強いです。

筆者は監査法人とコンサルティング会社の2つの会社を経験していますが、監査法人での残業100時間/月と、コンサルティング会社での残業100時間/月とでは、監査法人のほうが大変でした。

公認会計士の年収は?

こちらでも、監査法人に勤務する公認会計士を前提とします。

細かな年収は、こちらで記事にしているのでご参考にどうぞ。

公認会計士の年収を完全公開。給与明細もお見せします。

2019/02/15

結論だけお話ししますと、大体11~12年働けば、年収1,000万に到達します。

一般の人と比較すると、平均2倍稼げる仕事です。

ちなみに、転職によって更に年収アップさせることが可能でして、筆者は5年で年収900万まで上がりました。

公認会計士の社会的地位は?

公認会計士という資格は、3大国家資格の1つと言われています。(あと2つは医師と弁護士です。)

そのため、社会的地位は非常に高いです。

人に自己紹介をする際「公認会計士です」と挨拶すると、驚かれることは多いです。
また、単純にモテます。

一般の方と異なり、公認会計士という手に職があるので、信用力は抜群です。

公認会計士試験について

公認会計士になるためには、資格試験に合格しなければなりません。

平均、2~3年の勉強期間が必要です。

また、1日の平均勉強時間は7~8時間です。(休みなく勉強した場合)

これについては、次の記事で詳細にまとめています。

会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?

2019/02/27

2~3年勉強すると年収が倍になるので、個人的には超お得な資格です。
>>公認会計士講座ならLECがおすすめです。

また、公認会計士という資格の費用対効果も、次の記事でまとめています。
これから勉強をしようかな、という方はご参考にどうぞ。

公認会計士の年収とコスパ【詳細に検証してみた】

2019/03/07

結論としては、コスパが超良いからおすすめだよ、ということを書いてます。

公認会計士とは? まとめ

本記事では、公認会計士という仕事の内容や、具体的な働き方、メリット・デメリットをお話ししました。

個人的には、デメリットよりもメリットが非常に大きいので、勉強してみても良いと思ってます。

また、僕の以前のツイートで、同業者から多く賛同をいただいたツイートを紹介します。

コスパはかなり良さそうですね。

勉強を始めるなら、早めがオススメです。
勉強に対するモチベーションは、「興味を持った時」が一番高いので。
>>公認会計士講座ならLECがおすすめです。

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