会計士が転職するタイミングと時期はいつ? 徹底リサーチ

会計士にとって、転職のタイミングは気になるものです。
特に修了考査に合格した後や、シニア、マネージャーになると、転職を考え始める方が多いです。

本記事では、会計士の転職のタイミングと時期について 記載したいと思います。

 本記事の内容

  • 会計士が転職するタイミング(年次)
  • 会計士が転職する時期(月)
  • 注意事項
  • 転職の仕方

会計士が転職するタイミング

会計士が転職するタイミングとして多いのは、4年目~14年目です。
年齢としては、20代中盤~30代ですね。

なぜこのタイミングでの転職が多いのか、フェーズごとに転職ケースを見ていきましょう。

シニアスタッフ1~2年目での転職

会計士登録が完了し1~2年後に転職する、というケースは多いです。

初めからこの期間で辞めることを前提に、監査法人に入所する会計士も多いですね。

会計士資格が与えられ、主査も1~2年経験した時期ですので、転職市場での価値が非常に高まる時期です。

筆者もこの頃に転職をしていますが、転職市場での価値の高さは実感しており、ほとんどの企業から内定が出ます。

主査業務は 1~2年経験をすれば、その後はさほど変わり映えのない業務になります。
もちろん、担当するクライアントが変わればまた異なる経験ができますが、それも1~2年で終わります。

これを繰り返していると、監査のスキルは向上しますが、監査以外のスキルが身に着きません。
それに気付き始めるのが、会計士登録をして1~2年のタイミングなのです。

会計士にとって「転職」はネガティブな要素ではないので、転職のタイミングは早ければ早いほど良いと言われています。
そのため、このタイミングで転職をするのが、ある意味ベストなタイミングなのかもしれません。

シニアスタッフ3~5年目での転職

主査としてある程度の経験を重ね、転職市場での価値がより高まった時期です。

また、マネージャーへの昇格が始まるのもこの時期になります。
同期がマネージャーに昇格したのに自分はまだシニアスタッフ、という状況も大いにありますので、周囲とご自身の差を意識することになる時期でもあります。

すると、「そもそも自分がやりたかった事は、監査だったのだろうか?
というような疑問が浮かび始め、転職を考え始める方が多いです。

一方で、監査法人での経験は10年弱という頃合いであり、転職市場においては非常に貴重な人材となっています。
軽い気持ちでリクルーターと話していたら、本気で転職を考え始めた、というケースもよくあります。

マネージャー2~5年目での転職

監査法人のマネージャーは、たとえば次のような不満を感じ転職をしています。

  • 評価に不満を感じている
  • 業務量が多すぎる
  • 監査業界の将来性に期待できない
  • パートナーの収入に対するリスクが高い

キャリアップのために転職する方もいますが、ネガティブな要因が多いようです。

たしかに監査法人は一見華やかに見えて、その実は非常に保守的な組織です。
こうしたネガティブ要因により、転職したいと考える方は非常に多いようです。

ちなみに マネージャーになると、転職市場での価値はピークを迎えます。

シニア~マネージャーが最も転職を考えるタイミング

以上のように、会計士が最も転職を考えるのは シニアスタッフ~マネージャーの時期です。

本当にこのまま監査をしていて良いのか?

という疑問は、会計士なら心のどこかで抱いている悩みですが、それが顕在化する時期ですね。

会計士にとって、ベストな転職のタイミングとは?

次に、ベストな転職のタイミングを考えてみましょう。

会計士にとってベストな転職のタイミングは、「転職してみようかな」と思った時です。
理由は後述します。

ここで、転職というのは 思い立ってすぐに出来るものではありません。
転職をするには、次のようなプロセスを踏む必要があります。

  1. 転職エージェントに登録する
  2. キャリプランを相談する
  3. 求人案件を選ぶ
  4. 履歴書・職務経歴書を書く
  5. 応募する
  6. 面接を受ける
  7. 複数の内定の中から、転職先を選ぶ
  8. 内定を承諾する
  9. 勤務先に退職届を提出する
  10. 引き継ぎ期間を設ける
  11. 退職し、転職する

ざっくり挙げても、これだけのプロセスが必要です。

なので、「転職したい」と思った時に動いておかなければ、実際に転職する時期はどんどん遅くなります。

逆に、早い段階で転職エージェントに登録しておくことで働きながら1~10のプロセスが進むので、理想的なタイミングで転職できます。

①の「転職エージェントへの登録」が、最も重要という事ですね。
その後のプロセスは、エージェントがサポートしてくれるので、わりとスムーズに進んでしまいます。

会計士の転職時期に関して注意

上述のとおり、転職を始めるタイミングは早いほど良いです。

人気の求人は、定員が埋まるのも早いですからね。

ただし、「転職時期」に関しては注意点が3つあります。

 転職時期の注意点

  • 引き継ぎ期間が必要
  • 退職届を提出してから、退職するまでに1ヶ月以上の期間が必要
  • 監査法人では、繁忙期直前や繁忙期中に辞めることは危険

この3点には注意しましょう。

引き継ぎ期間

引き継ぎ期間の長さはチームによるので一概に言えませんが、少なくとも1ヶ月は見ておくべきです。

会計士業界は、さほど引き継ぎを重要視しない傾向にありますが、揉める可能性も考慮するとこのくらいの期間は必要です。

後任の有無は、あまり気にする必要はありません。
責任を感じて「後任を探してから…」と考える方もおられますが、後任が見つかる前に退職する方は多いです。
辞めたいから辞める。これで良いのです。
(後任探しを強制された場合、パワハラに該当する可能性があります。)

退職までに1ヶ月以上の期間が必要

退職届を提出してから、実際に退職をするまでに1ヶ月以上の期間が必要です。
これは法律上の義務ですので、絶対です。

退職届を提出する時点で、転職先が決定していなければなりませんから、実際に辞めたい時期から逆算して、少なくとも1ヶ月以上前には内定を貰っておかなければなりません。

例えば、9月に退職をしたいのであれば、8月までに内定を貰っておかなければなりません。

転職の時期は、繁忙期直前・繁忙期中を避ける

繁忙期前に退職を申し出ると、ほぼ確実に揉めます。

例えば、3月決算会社の主査を担当している会計士が3月に退職を申し出たケースがありましたが、パートナーからは叱責され、チームメンバーからは反感を買っていました。
その後、その会計士の話題はチームの中でタブーとなりました。(特にパートナーの前では。)

会計士業界は、非常に狭い世界です。
誰がどこで繋がっているか分かりません。

万が一、転職先にネガティブな情報が渡った場合、転職先での評価に影響する可能性があります。

そのため、退職の時期には注意が必要です。

転職活動を始めるべきタイミング

上記でも触れましたが、転職活動を始めるタイミングは早ければ早いほど良いです。

活動を始めると言っても、実際に面接を受けるのではなく、転職エージェントに登録するだけす。
ちなみに無料です。

なぜ早ければ早いほど良いかというと、実際に転職活動を始めてから転職をするまでに、平均6ヶ月以上の期間を要するからです。

再掲ですが、転職のプロセスは次のとおりです。

  1. 転職エージェントに登録する
  2. キャリプランを相談する
  3. 求人案件を選ぶ
  4. 履歴書・職務経歴書を書く
  5. 応募する
  6. 面接を受ける
  7. 複数の内定の中から、転職先を選ぶ
  8. 内定を承諾する
  9. 勤務先に退職届を提出する
  10. 引き継ぎ期間を設ける
  11. 退職し、転職する

①~③ の期間で1ヶ月
③~⑥ の期間で1ヶ月
⑥~⑧ の期間で1ヶ月
⑧~⑪ の期間で1ヶ月

合計で4ヶ月は最低でもかかります。
もちろん、これはかなり早いケースです。

通常はキャリアプランを綿密に考える必要がありますし、企業によっては面接の日程がなかなか合わず、面接日が伸びるケースもよくあります。

よって、転職活動には平均で6ヶ月以上かかります。

また、繁忙期前に辞めるのは危険ですから、6ヶ月後にちょうど繁忙期突入…というのは良くないタイミングです。

以上を踏まえると、
たとえば3月決算会社を担当されている場合、
遅くとも8月よりも前に転職活動を始めておかなければなりません。

また、ベストな退職時期としては、12月末に退職というのが良いでしょう。
冬のボーナスも貰えますし、繁忙期まで3ヶ月ほど期間がありますからね。

12月末退職となると、6月には転職活動を始めなければなりませんね。

転職活動を始めるのは、わりと簡単です

転職活動は 時間こそかかるものの、活動自体はさほど難しいものでもありません。

自ら色々と調べる必要はなく、すべて転職エージェントから情報を入手できるからです。

転職エージェントを利用する事で得られるメリットは、次のとおりです。

  • 公開されていない求人にも応募できる
  • 会計士業界に精通しており、業界知識を得られる
  • キャリアプランを相談できる
  • 企業との連絡を、全て任せることができる
  • 無料

かんたんに言うと、面倒事をすべてお任せできます。
登録は無料で5分程度で終わるので、簡単です。
>>今すぐ転職したければ、マイナビ会計士1択です。

 

転職活動に、早すぎることは無い

逆に、転職活動の開始が「早すぎるのも問題では」という疑問もあるかもしれませんね。

しかし 会計士の転職活動において、活動開始が早すぎることによるデメリットはさほどありません。

理由としては、採用企業が内定~入社までの期間を、長期間確保する傾向にあるためです。

会計士を採用する企業は、会計士業界に対しても理解のある企業が多いです。
会計士には繁忙期があることや、引き継ぎ作業が必要であろうとの配慮から、入社日を伸ばす傾向にあります。

たとえば筆者の場合ですが、内定獲得から入社までに6ヶ月の期間がありました。

また、企業によっては最長で1年ほど入社を待ってくれるような企業もあります。

一般の方の転職活動では1~2週間が限度ですので、非常に長期間ですね。

転職活動は、開始が遅れることによるデメリットは大きいものの、早いことによるデメリットはさほどないのです。

早期に転職を始めるために、おすすめの転職エージェント

会計士にとって、転職活動は早めに始めておくことが大切です。

また同じように、開始後もスピーディに進めてくれる転職エージェントが必要となります。

転職エージェントは一般向けも含めると無数にありますが、会計士なら次の4つを選べば問題なしです。

いずれも会計士に特化した転職アドバイザーがいるので、大変スピーディに対応してくれます。

転職エージェントにも強みと弱みがあるので、できれば4つ全てに登録しておくと良いです。

また、もし時間がない場合は、マイナビ会計士を選ぶと良いでしょう。
最も規模が大きく、知識も豊富だからです。

会計士の転職タイミング まとめ

まとめです。

  • 転職のタイミングは、4~14年目が多い
  • 転職には6ヶ月以上かかる
  • 退職時期を逆算し、早めに転職エージェントに登録する

以上です。

転職のタイミングを逃すと、あっという間に繁忙期に入り、また来年…なんてことにもなり兼ねません。
早めに動き始め、早めにキャリアアップを目指したいですね。

 

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