公認会計士の藤沼です。
公認会計士向けの最大手エージェントとして有名な「マイナビ会計士」ですが、利用者の声はどうでしょうか？
本記事では、マイナビ会計士の利用者の評判・口コミをまとめて紹介します。
私自身も転職の際にマイナビ会計士を使いましたので、その時の感想・レビューも交えて紹介します。
マイナビ会計士の総合評価
- 求人数 ：（ 10/10 ）
- 情報の詳細さ ：（ 9/10 ）
- サポート力 ：（ 10/10 ）
- 対応のスピード：（ 10/10 ）
- 評判・口コミ ：（ 10/10 ）
総合評価 ：（ 10/10 ）
（参考：当サイトのランキング評価基準）
マイナビ会計士は、公認会計士向けの求人数がNo.1です。
公認会計士なら利用必須の転職エージェントであると断言します。
私自身もそう思いますし、周囲の会計士の評判も同様です。
マイナビ会計士の評判・口コミ
マイナビ会計士利用者の評判・口コミは、次のとおりです。
以下、それぞれ紹介します。
①【求人数が最も多かった。】
（匿名）
プロフィール
- 年齢 ：32歳（転職時）
- 保有資格：公認会計士
- 転職先 ：大手監査法人 → 上場経理
- 評価 ：（ 5.0 ）
評判・口コミ
有名な4社の転職エージェントに登録したが、マイナビ会計士を除くエージェントでは、提供される求人票の数が少なくあまり選ぶことができなかった。
しかし、マイナビ会計士だけは違った。
求人数がずば抜けており、初回面談後に提供された求人票の数は30社を超えていた。
カウンセリングにより趣向に合った求人のみを紹介してもらえたため、その中から厳選することができ、納得感が非常に大きかった。
公認会計士向けの転職エージェントの中では求人数が群を抜いており、利用しない人は転職で不利になると思った。
②【各求人の情報がかなり濃かった。】
（匿名）
プロフィール
- 年齢 ：29歳（転職時）
- 保有資格：公認会計士
- 転職先 ：大手監査法人 → FASコンサル
- 評価 ：（ 5.0 ）
評判・口コミ
今回が初めての転職だった為、もらった求人はじっくりと吟味し、慎重に検討をしたいと思っていた。
他のエージェントでは求人自体は提供してくれるものの、詳細がイマイチ分からない。そもそも会計士業界への理解が浅く、聞かれても答えられないのだと思う。
この点、マイナビ会計士は各担当者が我々の業界をよく研究しているようで、求人の情報がとても濃いと感じた。
一部、専門用語が用いられており理解できない部分があったが、担当者にメールで質問をしたところ、すぐに電話で折り返し回答がもらえた。
入社前に各企業のイメージをしっかと掴むことができたため、納得感のある転職ができ、入社後もギャップなく働くことができた。
③【キャリア相談が非常に有益だった。】
（匿名）
プロフィール
- 年齢 ：33歳（転職時）
- 保有資格：公認会計士
- 転職先 ：大手監査法人 → 会計事務所
- 評価 ：（ 5.0 ）
評判・口コミ
私は元々独立志向があったため、「独立するためにはどのような経験が必要になるのか？」といった具体的・実務的な情報に期待を寄せていた。
他のエージェントでは、「転職」に関する情報を有していたとしても、「独立」に関する情報には疎い傾向にあり、あまり有益な情報が得られなかった。
しかし、マイナビ会計士では転職後に独立した会計士ともコンタクトがあるようで、具体的なキャリアプランを具体的に教えてもらうことができた。
マイナビ会計士には、会計士特有のキャリアプランが提供される点に大きなメリットを感じた。
④【条件交渉が成功し、好待遇で採用された。】
（匿名）
プロフィール
- 年齢 ：34歳（転職時）
- 保有資格：公認会計士試験合格者
- 転職先 ：大手監査法人 → 中小監査法人
- 評価 ：（ 5.0 ）
評判・口コミ
他の転職エージェントと併用し、計3社から内定を獲得した。（1エージェントにつき1社ずつ、計3エージェント経由で3社から内定）
どの企業に入社するか検討していたところ、マイナビ会計士の担当者からは「年収アップの交渉」ができるとの打診があった。
初めはあまり期待をしていなかったが、当初提示されていた年俸額よりも100万円近く高い報酬を提示された。
後々理由を聞いてみると、マイナビ会計士は企業への営業力（力関係）が高く、強気な交渉でも応じる企業が多いとのことだった。
年収だけが全てではないが、こと「営業力」という観点で言えば、マイナビ会計士は他のエージェントに大きく勝っていると感じた。
⑤【担当者がとても誠実であった。】
（匿名）
プロフィール
- 年齢 ：31歳（転職時）
- 保有資格：公認会計士
- 転職先 ：大手監査法人 → 会計事務所
- 評価 ：（ 5.0 ）
評判・口コミ
私は転職して後悔をしたくなかった為、とにかく「いかに失敗しないか」を考えて活動していた。
そのため、エージェントから求人をもらった際は「その企業の悪い部分」を積極的に聞くようにしていた。
この点、マイナビ会計士以外の転職エージェントは、企業の悪い情報をあまり話さない傾向にあり、担当者によっては「悪い部分は無い」とまで言い切る担当者もいた。（無いわけがないはず）
しかし、マイナビ会計士の担当者は常に「求人の良い部分と悪い部分」を積極的に開示してくれた。
これにより、各企業をフラットに比較することができ、失敗を防ぐことにつながったと思う。
最後まで、マイナビ会計士の担当者は誠実な対応をしてくれた。
私がマイナビ会計士を利用した感想・レビュー
私がマイナビ会計士を利用して転職したときの感想は、次のとおりです。
- 優秀なコンサルタントが多い（平均レベルが高い）
- 企業への交渉力が強い
- 求人の種類が豊富
計20社ほどの転職エージェントを利用したので、他社との比較を踏まえ、実際に利用した感想を述べます。
① 優秀なコンサルタントが多い（平均レベルが高い）
転職エージェントに登録すると、まずキャリアコンサルタントにキャリア相談を行った上で、企業担当コンサルタントに求人を紹介してもらうことができます。
多くの担当者と接する機会がありましたが、マイナビ会計士のコンサルタントは 優秀な担当者が非常に多い と感じました。
他のエージェントでは、特定の企業の知識は深くても「競合他社」「市場動向」については聞いても分からない方がほとんどでした。
一方、マイナビ会計士の担当者は（ほぼ全員が）業界を理解できており、まるで会計士の同僚と話しているような感覚でした。
担当者の知識レベルは、間違いなくトップレベルであると感じます。
② 企業への交渉力が強い
評判・口コミにもありましたが、私も「企業への交渉力」という点で大きな恩恵を受けました。
- 当初提示額よりも、年俸が約70万円上がった
- 入社時期を半年伸ばしてもらえた（通常は2～3週間）
事前に年俸を知った上で採用面接を受けたのですが、内定後に転職先を悩んでいたところ、年収交渉を打診されました。
他の転職エージェントでは、（入社時期の交渉はしてもらえたものの）年収交渉までは提案してもらえませんでした。（たまたまかも知れませんが）
交渉力の強さは、大手エージェントだからこそのメリットだと感じます。
③ 求人の種類が豊富
私が1番メリットを感じたのは、取り扱っている求人の「種類」が豊富だった点です。
会計系に強いエージェントはマイナビ会計士以外にもありますが、取り扱う職種がすべて「会計系」に限定されています。
一方、マイナビ会計士では会計系求人のほか、ファイナンス・戦略コンサル・官公庁求人など、会計系以外の職種の求人も取り扱われていました。
特に「官公庁系」の求人が取り扱われていたのは、大手ならではの特徴と言えます。
私は「転職で失敗したくない」という気持ちが強かったため、多くの選択肢から選ぶことができた点は大きなメリットでした。
同じように、「リスクを避けたい」「後悔をしたくない」という方は、マイナビ会計士を利用すべきです。
④ 非常勤にも強い
マイナビ会計士は転職活動の際に使いましたが、その後独立し、「監査法人の非常勤求人」を探す際にも大きく役立ちました。
公認会計士に特化しているだけあって、非常勤求人も全エージェント中No.1でした。
そのため、監査法人で非常勤として働きたい公認会計士の方にも、マイナビ会計士はかなりオススメです。
余談ですが、最近はフリーランスとして独立する公認会計士がとても増えました。
正直、正社員よりも非常勤の方が稼げますからね。
マイナビ会計士とは？
マイナビ会計士は、唯一「公認会計士」を専門としている転職エージェントです。
「会計系」に強みをもつ転職エージェントは多くありますが、このうち公認会計士に特化しているのはマイナビ会計士だけです。
マイナビ会計士の主なサービス概要
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 設立年 | 1973年8月15日 |
| 資本金 | 2,102,100,000円 |
| アクセス | 〒104-0031 東京都中央区７ 京橋3-7-1 相互館110タワー4F |
| 事業内容 | 転職エージェント事業 |
| 専門分野 | 公認会計士・USCPA |
| 求人数 | 最も多い |
| 利用料 | 無料 |
マイナビ会計士は、会計系の転職エージェントの中では最も歴史が古く、最も規模の大きな転職エージェントです。
（公認会計士向けの）求人数が最多ですから、会計士ならまず利用すべきエージェントと言えるでしょう。
次に、マイナビ会計士の特徴を解説します。
① 求人数が最多
全20社以上ある転職エージェントの中から、会計士向けの求人を抽出し、求人数を比較してみました。
結果は次のとおりです。
- マイナビ会計士 ：5,000件～
- MS-Japan ：1,500件～
- REXアドバイザーズ ：1,500件～
（2024年4月1日現在のデータ）
上位4社は、上記のとおりでした。
マイナビ会計士がずば抜けています。
マイナビ会計士を利用することで、全求人の大部分をカバーできますから、公認会計士なら必ず利用すべき転職エージェントだと言えます。
② 公認会計士に特化
転職エージェントは数多くありますが、「公認会計士専門」のエージェントはマイナビ会計士だけです。
そのため、マイナビ会計士では「監査法人からの転職先」や「会計士業界独自のスキル」に精通している、などの特徴があります。
私もマイナビ会計士を利用していましたが、各コンサルタントの業界知識が豊富であり、同業者と話しているような感覚がありました。
なお、私が利用した感想は後述しています。
③ その他、マイナビ会計士で受けられるサービス
マイナビ会計士では、次のサービスが受けられます。
マイナビ会計士で受けられるサービス
| 初回面談 | Zoom（または電話） |
| 求人検索機能 | あり |
| キャリアカウンセリング | あり |
| 添削サービス | あり |
| 面接対策サービス | あり |
| 条件交渉サービス | あり |
上記のとおり、マイナビ会計士では、一般的な転職エージェントで受けられるサービスを全て受けることができます。
もちろん、利用はずっと無料です。
マイナビ会計士を利用するメリット
マイナビ会計士を利用するメリットは、大きく3つあります。
- 会計士向けの求人を網羅できる
- 会計士業界について、最も濃い情報が得られる
- 他のエージェントよりもサポートが厚い
それぞれ解説します。
① 会計士向けの求人を網羅できる
他のエージェントを利用した場合、どうしても「拾い漏れる求人」が出てきてしまいます。
転職先選びで失敗しないためにも、「より多くの選択肢の中から選ぶ」というプロセスは重要です。
マイナビ会計士の求人数は、全エージェント中No.1ですので、「求人の拾い漏れ」というリスクを回避できるでしょう。
利用しなければ損をしてしまうため、よほどの理由がない限り、利用すべきエージェントです。
② 会計士業界について、最も濃い情報が得られる
先述のとおり、マイナビ会計士は唯一会計士に特化している転職エージェントです。
他の方の評判・口コミにもありましたが、各アドバイザーが非常によく勉強されているようで、会計士業界への理解度は最も高いと感じました。
他のエージェントを利用した際は、
- 「専門用語を使っているわりに、内容を理解できていない」
- 「そもそも監査が何かを知らない」
という担当者に当たったことがありました。
当然、そのような担当者から紹介される求人は、質問をしても内情がよく分かりません。（正直言ってしまうと、時間のムダ…と感じた事もあります）
マイナビ会計士のアドバイザーは、平均的に知識レベルが高いため、このような失敗を回避することができます。
③ 他のエージェントよりもサポートが厚い
大手エージェントならではのメリットですが、「サポート体制」が他のエージェントよりもハイレベルです。
たとえば、次のような点で優位性がありました。
- 求人に応募した際、「面接で質問される事項」を事前に教えてもらえた
- 「職務経歴書を書く時間がない」と伝えたところ、担当者が書きあげてくれた
他のエージェントよりもナレッジの蓄積が多いため、「面接時の質問事項」を教えてもらうことができます。
また、あわせて「面接担当者の性格・人柄」「過去に内定を得た人の回答」も教えてもらうことができます。。
予め質問と回答例が分かっているため、面接の難易度を大きく下げることができるのです。
また、転職活動は 書類作成（職務経歴書・ESの作成）が一番面倒です。
そこで私は、（本当はダメなのかもしれませんが）職務経歴書・ESを担当者に書いてもらいました。
自分で作ると1時間ほどかかるので、これを代筆してもらえたことは大きなメリットでした。
面接～内定までの面倒事をショートカットできる点も、マイナビ会計士を利用する大きなメリットです。
マイナビ会計士のデメリット
マイナビ会計士には、次のようなデメリットがあります。
- 公認会計士しか利用できない
- USCPA向けの求人が少ない
- ハズレの担当者に当たる可能性
それぞれ解説します。
① 公認会計士しか利用できない
マイナビ会計士は、「公認会計士専門」の転職エージェントです。
そのため、公認会計士（またはUSCPA）以外の方は利用することができません。
② USCPA向けの求人が少ない
USCPA（米国公認会計士）の方もマイナビ会計士を利用できますが、求人数がとても少ないです。
実際に数えてみました。
マイナビ会計士の「USCPA向け」求人数
（2024年4月1日現在のデータ）
↑「152件」と、かなり少ないことが分かります。
マイナビ会計士では、USCPAの求人にあまり力を入れていないようです。
なお、USCPAの方の場合には、「MS-Japan」が1番オススメです。
③ ハズレの担当者に当たる可能性
マイナビ会計士は、求人数が多く、担当者の知識が豊富である（会計士業界に精通している）という特徴があります。
しかし、（どのエージェントにも共通しますが）担当者ごとに能力にバラツキがありますから、相性のよくない担当者に当たってしまう可能性はあります。
こちらの要望をうまく汲み取って貰わなければ、適した求人が紹介されません。
このようなリスクを回避するため、一般的には、2～3社のエージェントを利用します。
マイナビ会計士についてよくある質問
マイナビ会計士に関してよくある質問をまとめたので、以下掲載します。
- ログインページはどこですか？
-
マイナビ会計士には、ログインページがありません。
全て担当コンサルタントが情報を管理・提供するため、自らリサーチする等の必要はありません。 - 登録後、連絡がこないのですが…
-
登録後は、通常1～2営業日以内にメール・電話により連絡がきます。
連絡がこない場合には、入力した情報が誤っている可能性があります。
もう一度情報を確認し、登録されると良いでしょう。 - 未経験の転職先であっても、紹介してもらえますか？
-
はい。未経験の職種にも対応しています。
マイナビ会計士の求人のうち、約15%が「未経験可」の求人です。
なお、未経験の業界への転職を考える際は、まずキャリアコンサルタントから情報をヒアリングすると効率的です。 - 何歳まで利用できますか？
-
マイナビ会計士の利用は、主に20代～30代に限られます。
40代以降の会計士には、MS-Japanがおすすめです。
【比較表】マイナビ会計士と他の転職エージェントを比べてみた。
公認会計士向けの転職エージェントは、計20社以上あります。
中でも、特に公認会計士に強い転職エージェントを5社比較形式でまとめました。
公認会計士に強い転職エージェント【比較表】
| マイナビ 会計士 | ヒュープロ (Hupro) | レックスアド バイザーズ | MS-Japan | 人材ドラフト | |
|---|---|---|---|---|---|
 |  |  |  |  | |
| 総合評価 | （ 10/10 ） | （ 9/10 ） | （ 8/10 ） | （ 7/10 ） | （ 7/10 ） |
| 求人数 | 約5,000件 | 約2,000件 | 約1,500件 | 約1,500件 | 約500件 |
| 対象年代 | 20代~30代 | 20代~50代 | 20代~30代 | 20代~30代 | 20代~50代 |
| 対応エリア | ・関東 ・近畿 ・愛知県 ・静岡県 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
| 設立 | 1973年 | 2015年 | 2002年 | 1990年 | 2000年 |
| 資本金 | 21億210万円 | 2億2740万円 | 6000万円 | 5億8600万円 | 3400万円 |
| 対象者 | 公認会計士限定 | 会計・税務 | 会計系全般 | 管理部門全般 | 会計事務所 |
| 得意領域 | 公認会計士 | ・経理 ・会計事務所 ・監査法人 ・コンサル | ・会計 ・税務 ・コンサル | ・FAS ・監査法人 | 会計事務所 |
| 評判口コミ | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る |
| 利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
上記のとおりですが、公認会計士ならマイナビ会計士は登録必須です。
私自身も転職時に利用しましたが、クオリティは一番であると実感しました。
公認会計士におすすめの転職エージェントは、次の記事内でも紹介しています。
以上、マイナビ会計士の評判・口コミまとめでした。
転職活動ではスピードが命です。
魅力的な求人ほど、すぐに募集を締め切りますから。
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