論文式試験における財務会計論(計算)の勉強法【毎日コツコツ】

こんにちは、公認会計士のロディです。

今回は、財務会計論(計算)の論文式試験のための勉強法です。

結論から言うと、短答から大きくレベルアップする勉強法はないです。

一方で、あまりに軽視しすぎると失敗しますので、その点も含めてお話します。

 

結果の推移

まず、僕の受験戦績は次のとおりです。

  • 2011年12月短答 不合格
  • 2012年5月短答 合格
  • 2012年8月論文 不合格
  • 2013年8月論文 合格

ということで、論文式試験のために 約1年間の勉強期間がありました。

 勉強時間

2012年9月~2013年8月の1年間で、217時間を費やしました。

1日あたり35分です。
少なく見えますが、受験生の中では多い方だと思います。

 成績推移

  • 2012年の論文式試験は、得点率47
  • 論文答練はB~Cで推移
  • 全答練は2回ともA判定
  • 2013年の論文式試験は、得点率56

※論文式試験なので、得点率は計算・理論の合計値です。

全答練2回目の成績が偏差値68近くあったので、本番は60%くらいいけるかな?と思ってましたが、無理でした。

ただ、200点満点の財務会計論で大きく得点できる事は、相当なアドバンテージになりますね。

 

勉強法(論文ー財務ー計算)

勉強時間のわりに得点率の伸びが凄いのは、理論に時間をかけた為です。

それだけ2012年の論文自の理論がボロボロだった、という事ですね。

論文式試験における財務会計論(計算)の勉強法は、ほぼ短答式試験対策と変わりません。

どちらかと言うと、「忘れないために」勉強を継続するという意味合いの方が強いです。

回答数値は最短ルートで。

短答式試験では、特定箇所の数値をダイレクトに問われるため、回答数値をダイレクトで導く能力が必要とされましたよね。

論文式試験においても、この点は全く同じです。

とはいえ、短答を通過していればこの感覚はマスターしていますし、特段論文用の対策は不要です。

毎日の継続は重要

ただし、ご存知のとおり簿記は時間が経つと忘却するので、できれば毎日30分くらい触れてあげると良いと思います。

論文式試験の財務会計論は理論が中心になるので、どうしても理論に注力しがちです。

戦略としてはそれで正しいのですが、かといって計算に充てる時間をゼロにしてしまうと、せっかく短答までに覚えた知識を忘れてしまい勿体ないです。

 

本試験での解き方

これも短答とほぼ同様です。

ただし、問題数が非常に多いので、回答順序がやや短答と異なります。

解き方の流れ

  1. 全体を見て難易度や論点を確認(2~3分)
  2. 単発で回答可能な理論問題を回答
  3. 計算問題を(かんたんな所から)回答
    ⇒その際、難しくて解けないところは、自信がなくてもとりあえず数値を記入する。
  4. ②で飛ばした理論の難しい部分に時間をかけ回答
  5. 時間があれば、③の難問を解く

多分これが一番シンプルかつ効率的な解法です。

ポイントは③です。

論文式試験の計算問題は、回答に膨大な時間を要する長文問題が出たりします。(連結とか)

実際に解いてみると「ちょっと時間かかりそうだな…」と感じる事もあるでしょう。

そんな時に、途中まで回答した過程を回答に残さない場合、単に時間をロスしただけで終わってしまいます。

そのため、とりあえずそれっぽい数値でも、適当に記入しておいた方が良いでしょう。

何か書いておけば、もしかしたら当たるかもしれません。

こうした点を捥ぎ取るスタイルは、全科目共通ですね。(ちなみに修了考査も同じ)
白紙にすると絶対に点は来ません。

ただし、ただ適当に数値を埋めただけにしておくと、⑤の時点で「どれが適当に回答した数値なのか」が分からなくなってしまいます。

そのため、③の時点で適当に埋めた問題に印をつけておき、後ですぐに戻ってこれるようにしておくと良いでしょう。

ちなみにこの回答順序は、正答可能性の高い順になっています。

出来るところから解く、という正攻法ですね。

問題の見落としに注意

もう1つ、短答と違う点があります。

回答に選択肢が用意されないため、問題の指示を見落とす確率は論文の方が高いです。

短答では、「解けた」と思って選択肢を見てみると「あれ?答えがない…」なんて状況があります。

この場合、問題文の指示を見落としている可能性が浮上し、また改めて問題文を読み直し、導き出した回答を修正することができます。

しかし、論文式試験ではそれができません。

よって、各テーマごとに問われる論点を瞬時に引き出す練習はしておく必要があります。

テクニック的な部分なので、この練習は直前期(1ヶ月前くらいから)に実施するのが良いでしょう。

やり方は、短答の勉強法の記事をご参考ください。

 

使用教材

短答答練など、短答用の教材は完全に不要です。

各予備校の問題集+論文答練+市販の論文問題集 のみを使用しました。

【公認会計士】市販教材はこれだけで十分です【厳選6選】2019年

2019/04/08

これだけやっておけば、財務の計算は問題なしと断言できます。

市販の問題集はマストではありません。
が、僕はこれを解いていたので財務会計論がずっと得意でした。

また、短答式の勉強法にも記載しましたが、論文ではあまり計算に勉強時間を割けませんので、付箋を用いた勉強法が効率的です。

【公認会計士試験】財務会計論(計算)の勉強法【短答式】

2019/03/10

 

くどいけど、毎日触れた方が良いです。

僕の体験談なのですが、実は全答練2回目(6月実施)のあと、2週間くらい簿記に触れない期間がありました。

理由は、それまでほぼ毎週あった計算答練が、全答練2回目の実施後に終了した為です。

それまでは嫌でも計算答練を受けさせられていたため、ほぼ毎日簿記に触れていました。

しかし全答練2回目が終わると、ほぼ全ての授業がなくなります。

2週間経過後に簿記に触れてみると、基礎期の計算論点で忘却が始まっていました。

物凄く焦りました。
結果、直前1ヶ月で計算を手厚めに勉強する事になりました。

たった2週間触れないだけで、こんなに忘れるものなのか、と驚愕しました。

試験が近づいてきても、変わらず毎日簿記に触れておいた方が良いです。
1日5~10分くらい触れるだけでも違いますよ。(実感しづらいとは思いますが。)

 

まとめ

というわけで、財務会計論(計算)の論文対策としては、短答の延長的な話でした。

油断せず、毎日少しだけ触れておくというのが一番コスパが良いですね。

公認会計士試験の勉強法まとめ

2019/05/29

 

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