監査法人を辞めたい。そう感じる理由と、解決策を紹介します。

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こんにちは、公認会計士のロディです。
ふと『監査法人辞めたい』と思い立ち、3ヶ月で転職しました。

めちゃくちゃストレスが溜まったので。

本記事では、僕や周りの会計士が『監査法人辞めたい…』と思う理由を紹介し、ストレス軽減策をご紹介します。
共感いただける部分も多いと思うので、記事を読むだけでストレス解消になるかもしれません。

 本記事で伝えたい事

  • 監査法人を辞めたいと思った理由
  • 『もう限界…。』体を壊す前に、知ってほしい事
  • 仕事が限界で辞めたい時の対処法

 

 

監査法人を辞めたいと感じた理由: 僕のケース

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初めに、少しだけ僕自身のことをお話しさせて下さい。

僕は2017年の10月頃、ふと『転職』を意識した日がありました。
タイミングとしては 公認会計士登録を終え、シニアスタッフに昇格した頃です。

 

転職を意識した大きな理由は、次のとおりです。

  • 人間関係でストレスが溜まる
  • 激務
  • 仕事がつまらない

ぶっちゃけ超ネガティブな理由でした。『スキルアップしたい!』という気持ちも多少ありましたが、一番強いのは上記のようなネガティブな理由です。

どこがどのように嫌だったのか、簡単に説明します。

 

人間関係でストレスが溜まる

一番の理由が『人間関係のストレス』です。
クライアント・上司からのストレスが、嫌で嫌で仕方なかったです。

具体的には、『クライアントにキチ〇イ染みた人がいる』とか『上司の頭がイカれてる』とか。

 

クライアントは報酬をくれる人たちなので、当然、優しく・ていねいに対応しなければなりません。

でも、人によっては付け上がってくるクライアントもいるんですよね。何故か会計士を敵視していて、凄くどうでも良いことでイチャモンを付けてきたり。

こういう変な人たちも、現場で優しく指導しなければならないのが、僕たち監査人の仕事です。

 

また、敵は外部にいると思っていたら、内部にもたまに現れます。それが(一部の)パートナー。
彼らは色んな現場で仕事をしているせいか(年のせいもある?)、かなり忘れっぽいんですよね…。

 

たとえば一度説明済みの話を、ミーティングで急に掘り返してきて、『なんでもっと早く言わないんだ!』なんてキレられた経験があります。言い返すと後々非常に面倒なので言い返さないのですが(それも悪いのかもしれませんが)、これが物凄くストレスなんですよね。

その他にも色々あります。
たぶん今この記事を読んでいる方も、人間関係が一番キツいと感じているのではないでしょうか。

 

激務

ストレスが溜まる上に、結構なハードワークでした。

今はPC強制シャットダウンなんかが普及していますが、僕のいた頃は『働き方改革』への対応も特になく、繁忙期は毎日終電なんてしょっちゅうでした。

休みの日も、どこかで(無意識に)仕事のことを考えたりするので、知らないうちに仕事モードになってたりします。
こうなると体調にも異変をきたします。僕は1~2年目の頃、毎年のように風邪をひいていました。

体調不良と引き換えに給料を貰っていると言っても過言ではなく、『これって寿命削って仕事してるんじゃない?』と感じたことがあります。

繁忙期は土日も仕事だったりして、プライベートがなくなり、『何のために仕事しているんだろう?』と感じることも多いですよね。

絶対的に正しいのは『仕事のために生きているのではない』という事。
これに気付いたので、僕は監査法人を辞めました。

 

仕事がつまらない

監査法人でリクルートをしていた僕が言うのもアレですが、ぶっちゃけ『監査』は面白くありません。
どう理屈付けしても、これは変わらないですね。

 

もちろん、最先端の会計実務や監査手法が学べるという『勉強』の意味では、面白味を感じることはあると思います。
でも、『監査自体が面白いか?』と聞かれたら、面白くないです。

 

監査を頑張れば頑張るほど、クライアントからは嫌な顔をされますし、上司からもさほど評価されにくいです。(評価されるのは『理屈』だと思ってます。『どう説明するか』がポイント。でもこれは監査とは別次元。)

監査のスキルは監査法人でしか使わないので、転職したら潰しが利きません。
なので僕は『さっさと辞めた方が良い』と感じました。

 

監査法人を辞めたい理由:他者事例

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次に、他の会計士がなぜ監査法人を辞めるのか。その理由をご紹介します。

ちなみに、こちらでご紹介する内容はOpenWorkという企業口コミサイトを参照しています。
各企業を退職した人たちによる口コミが掲載されているので、ヒマなときに眺めてみると面白いですよ。

 

激務

一番多い理由でした。働き方改革により近年は改善傾向にありますが、繁忙期は依然として忙しいとの事。

辞めた方の口コミで多かったのは、次のような内容です。

 辞めた人たちの口コミ

  • 繁忙期はプライベートがなく、キツい
  • 若手は特に、日程を調整できないため忙しい
  • 所属チームによっては、死ぬほど忙しい
  • 能力の高い人に、業務が集中し激務化しやすい
  • プレッシャーがキツい

年々残業時間が減少傾向にありますが、監査品質は向上させる方向にあり、またすぐに残業時間が増え始めるのではと感じます。
監査法人は、何度も同じようなことを繰り返しますからね。

 

これほどまで『激務』を理由とした退職理由が多いので、『仕事がキツいから辞めた』という理由は一般的でしょう。
>>関連記事:残業なしの転職先はどのくらいある?

 

業務がつまらない

こちらも退職理由として多いですね。

 辞めた人たちの口コミ

  • ルーチンワークで面白くない
  • 大量の文書化作業に辟易した
  • 結局、監査は考える余地がなく、やらされているだけ
  • パートナーのさじ加減で方針が決まるため、やりがいはない

BIG4は特にそうですが、『監査手続』は既に定められているファームごとのメソッドに基づいて進めます。
そのため、自分で手続きを考える余地がほとんどないんですよね。

あとは監基報を完璧に守ろうとするので、形式を重視するあまり、大量の(どうでもいい)文書化をさせられますよね。(はっきり言って法人の自己保身でしかなく、実質的には無駄な作業。)

 

また、自分の『感覚』だけでチームを動かすパートナーも一定数おり、結局下の意見が通らない事も多いです。
このようなルーチンワークに飽き、『辞めたい』と考える会計士はわりと多いようです。

 

感謝されない

監査法人にいる以上、仕方のない部分ではありますが、『やりがいの無さ』を理由に監査法人を辞める人も多いです。

 辞めた人たちの口コミ

  • 監査という業務の性質上、感謝される機会がなく、働きがいがない
  • 監査を頑張ると、クライアントからは嫌われる

監査法人での業務は、事実やりがいの少ない仕事です。
このような理由で、例えばFAS系のコンサルに転職する会計士は多いです。

 

監査以外の経験ができない

シニア以上になると、この退職理由が増える傾向にありました。

 辞めた人たちの口コミ

    • 監査以外のスキルが身に着かず、成長の限界が早い
    • 次のステップを考えると、監査はもう良いと感じた
    • 特定の業種の会計知識のみ身に着き、それ以外の成長が無い
    • 税務・予算管理など、一般的な会計人としてのスキルが身に着かない

定年まで監査法人で勤め上げる人は、ほとんどいませんよね。

 

『いつかは辞める』 そう考えると次のステップを考え始めます。
そんな時、『このまま監査だけを何年もやって、次のステップで評価されるのか?』と危機感を持つ人が多いようです。

『監査』という経験は潰しの効かないスキルなので、『ある程度経験を積んだら辞める』という選択は、1つの正解とも言えます。

 

『監査法人を辞めたい人』のためのストレスの軽減法

多分この記事を読んでいる人の多くが、ストレスを溜め込んでいるでしょう。

『辞めたい』とは言っても、簡単に辞めることはできません。
しかし 絶対的に正しいのは、体を壊しては、元も子もないという事です。

もし次のいずれかに該当した場合、身体が危険信号を示しています。

 危険信号のサイン

  • 寝付きづらくなった・睡眠不足
  • 朝起きても疲れが取れず、身体が重い
  • 急激な体重の増減
  • 頭痛、めまい、吐き気など、原因不明の体調不良

このような症状がある場合、仕事が原因である可能性が非常に高いです。
これらは体力的なものではなく、精神的なストレスから来る危険信号なので。

ただし、ストレスは『解消』すれば軽減できるので、解決策も立てやすいです。

ここでは例として、ストレス解消法をご紹介します。

 ストレス解消の例

  • ジョギング等の軽い運動
  • 深呼吸
  • 仕事は90分おきに休憩する
  • できるだけ趣味の時間をとる
  • 転職サイトに登録しておく(個人的にオススメ)

 

最後の『転職サイトに登録しておく』というのが、一番オススメです。
いま転職する気がない人も、登録しておくべきです。

なぜなら、ストレス・疲労が『限界』に達すると、転職サイトに登録する気力すら無くなるからです。

気になる求人情報をストックしておくだけでも、『転職という選択肢』が出来て、過労で倒れる前に転職という手が打てるようになります。

また、『今の仕事が全てではないんだ』と自分を客観視できるので、スッと肩の荷が下りますよ。

エージェントへの登録は無料。あなたの希望する条件に合った求人がメールで届くので、今は転職できなくても登録しておくべきです。

会計士の転職に一番強い『マイナビ会計士』サイトはこちら。

 

転職エージェントと話してみると、さらに楽になる。

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さらにストレスを解消したい場合は、転職エージェントと話してみるのが最適です。
会計士のキャリアは非常に広く、自分の価値の高さに驚かされるでしょう。

 

本気で転職する必要はなく、あくまで話すだけでOKです。

 

彼らは仕事なので、こちらに気持ち良くなってもらうための情報を多く提供してくれます。
『自分は今の法人を辞めても、これだけの企業に入れるんだ』と、余裕をもつことができます。

結果として本気で転職したくなったら、それはそれで前向きなので良いはず。

 

例えば僕の例ですが、監査法人を辞め、コンサルに転職した事によって次のメリットが得られました。

 僕が転職して得たメリット

  • 激務からの解放
  • プレッシャーからの解放
  • 常にやりがいを感じる
  • 急激な成長
  • 色々な仕事ができるため、常に新鮮で楽しい
  • 年収が200万UPした

コンサルは努力量に比例して感謝されるので、やりがいを感じます。
内容も会計だけでなく、税務の知識が必要とされるので、会計以外の面で大きくスキルアップできます。

結果的に年収は700万→900万に上がりました。
もちろん、監査法人を辞めて良かったです。

 

転職先ごとのメリット

公認会計士の主な転職先は、大きく次の3つがあります。

  • 事業会社(経理)
  • コンサルティング会社
  • 会計事務所

監査法人よりもストレスの貯まる環境はないので、どこに転職しても楽になります。

転職先ごとにどのようなメリットがあるのか、かんたんに解説します。

 

 事業会社

事業会社に転職すると、次のようなメリットがあります。

  • 激務からの解放(残業は、平均10~20時間/月)
  • プレッシャーからの解放
  • 作り手側の経験ができる

一番のメリットは、残業時間が激減し、プレッシャーからも解放されることです。

監査法人のように長期休暇をとることはできませんが、毎日の仕事時間がかなり減るので、身体を壊すことはまずありません。
繁忙期はもちろんありますが、会計士のように何度も繁忙期を迎えることはありません。

会計士の就職先としては1番ホワイトです。
>>関連記事:会計士が事業会社へ転職する際、チェックすべきポイント6選

 

 コンサルティング会社

コンサルティング会社に転職した場合、次のようなメリットが得られます。

  • プレッシャーからの解放
  • 強いやりがい
  • 多方面でのスキルアップ

意外かもしれませんが、プレッシャーはほぼ無いです。

会計士のコンサル結果は、社会に公表されるものではありませんし、監査制度のように「こうしなければならない」と決まったルールはありません。コンサル会社のルールだけ守っていればOKです。

監査法人ほどではありませんが、残業時間は多くなりがちです。
ただし、『やりがい』を感じながら仕事ができるので、監査法人時代の『キツさ』『ストレス』を感じることはありません。

楽しみながら働いて、年収も結構上がるため喜びが大きいです。
>>関連記事:会計士がコンサルに転職する前に、少し考えた方が良いこと【実体験】

 

 会計事務所

会計事務所に転職する事で、次のメリットが得られます。

  • 残業がほぼゼロ
  • やりがいを感じる
  • 税務・コンサルのスキルUP

規模の小さい会計事務所では、残業がほぼゼロな傾向があります。(年収は50~100万ほど下がりますが。)

一方で税務・コンサルスキルが身に着くので、キャリアアップの踏み台としては十分です。
難易度の高い仕事(考える仕事)がほぼないので、本当に楽ですよ。

 

監査法人を辞める流れ

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本気で監査法人を辞めたくなった人向けに、辞める流れをかんたんに解説します。

転職エージェントに登録
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エージェントと面談
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求人票を入手
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直属の上司に相談
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求人応募&面接
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内定
 ↓
事業部に辞表提出
 ↓
退職&転職

これが大枠の流れです。

重要なのは、①です。

辞めてから転職活動をしてしまうと、空白期間が長くなる可能性もあるので、必ず『辞めたいと思った時』にエージェント登録しましょう。

良い求人を逃す可能性もありますから、登録は早ければ早いほど良いです。
『引っ越し』と似ていますね。

後々、転職の気力がなくなってしまってからでは、手遅れですからね。

 

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